第2次鎌倉市一般廃棄物処理基本計画の中間的な見直しについて（諮問・答申）

鎌資源第1382号

平成22年1月26日

会長 深野元行 様

鎌倉市長 松尾 崇

 第2次鎌倉市一般廃棄物処理基本計画の中間的な見直しについて（諮問）

鎌減審第6号

平成23年2月9日

鎌倉市廃棄物減量化及び資源化推進審議会

会長 深野 元行

第2次鎌倉市一般廃棄物処理基本計画の中間的な見直しについて（答申）

 市当局におかれては、当審議会での審議を尊重していただき、速やかに行政計画とするよう要望いたします。

鎌減審第3号

平成23年6月10日

鎌倉市廃棄物減量化及び資源化推進審議会

会長 深野 元行

  第2次鎌倉市一般廃棄物処理基本計画ごみ処理基本計画

の中間的見直しについて(答申)

 本審議会では平成22年1月26日に諮問を受けてから4回にわたって、平成28年度以降には市民・事業者が生ごみを分別排出して、山崎浄化センターバイオマスエネルギー回収施設でメタン発酵による資源化を行うことを前提に審議を行いました。その後、平成23年1月21日開催の審議会で、市長からバイオマスエネルギー回収施設を整備しないで、ごみを減量・資源化する方針を決定したため、この方針に沿ってごみ処理基本計画の見直しを審議してほしい旨の依頼がありました。審議会では、市による計画見直し(素案)への市民意見公募をはさみ、都合7回にわたって審議を行い、このたび答申をまとめたものです。

 別添答申に加え、特に留意されたい点を申し上げます。

1 今回、答申したごみ処理基本計画の目標を達成するためには、市民・事業者の理解と協力が不可欠です。市におかれましては、これまで以上の自覚をもってごみ減量・資源化の啓発を行い、施策の推進に努める必要があります。

2 審議会では、山崎浄化センターバイオマスエネルギー回収施設を整備して生ごみを資源化すべきであるという一部意見がありました。また、ごみ処理基本計画(素案)への意見公募にも、同様の意見が見られました。この点からも、市民・事業者に市のごみ処理に対する考え方を十分説明していくことが重要です。

3 去る平成23年3月11日に東日本大震災が発生し、震災を境に、市民生活や事業活動における資源やエネルギーの大切さが改めて認識されるようになりました。ごみ処理政策においても、これまで以上に資源循環、省エネルギー、エネルギーの創出などの視点が必要です。また、ごみ処理施設の技術革新は日進月歩であることを認識し、これらの視点で、今後も引き続き各種調査研究を続けていく必要があります。

 最後に、市におかれましては、本答申を尊重し、ごみ処理基本計画を速やかに策定し、ごみ処理施策を進められることを要望します。そして、別添答申にも記述してありますが、特に、計画の確実な実施のために、毎年度の成果の評価と見直しを行い、中間年度である平成25年度には必要に応じて計画の再構築を行ってください。