ここから本文です。

更新日:2013年8月13日

篠田邸(旧村田邸)

第3号/平成3年3月1日指定

篠田邸(旧村田邸)

この建物は、昭和8年、横浜興信銀行(現横浜銀行)の常務取締役であった村田繁太氏邸増築部として建築され、昭和36年、国文学者の篠田太郎氏の所有となりました。

特徴としては、鎌倉のハーフティンバースタイルの住宅を代表するもので、周囲にひときわ高くそびえる切妻屋根は、道行く人々のアイスポットとして親しまれています。

 

所在地:由比ガ浜二丁目

 

構造規模:

  • 木造2階建、キングポストトラス小屋組
  • 延べ床面積/161.37平方メートル
  • 屋根/天然スレート葺き切妻
  • 外壁/1階スクラッチタイル・鉄平石張り他

 ※公開はしていません。

建物の沿革

昭和8年、横浜興信銀行(現横浜銀行)常務取締役であった村田繁太邸増築部として竣工した。

昭和5年に竣工したと思われる和風平家部分がすでにあり、この一端に続く形で増築された。

その後、昭和36年8月国文学者の故篠田太郎氏の所有となり現在に至る。

昭和57年11月、同一敷地内の和風平家から出火、和風平家は全焼、洋館も一部被災した。

当初、洋館の取壊しも検討されたが、建物に慣れ親しんできた付近住民の強い要望もあり、昭和58年7月に創建時の姿に復旧された。

建物の特徴

外観は、ハーフティンバーのスタイルが用いられており、昭和4年竣工の旧華頂宮候爵邸とともに、鎌倉のハーフティンバー様式の住宅を代表するものである。

この二邸のスタイルは大変良く似ており、外壁は下階がスクラッチタイル張り、上階が梁・柱形を現したモルタル塗り仕上げである。

屋根は両者とも切妻であるが、旧華頂宮候爵が直線の破風を持つのに対し、篠田邸は破風の末端が少し返っており、より華やかな印象を受ける。

建物内部は、縁甲板張りの床に、プラスター塗り、ペイント吹付け仕上げの壁、天井が紙張りであるゆったりとした階段ホールや洋館部分の増築がこの部屋のために行われた ともいえる規模の大きな応接室から構成されている。

応接室の床は、網代張りのフローリングで 周囲にメアンダー模様を見せる本格的なもの、壁は高腰の板張りに上部壁紙張り、天井はプラスター塗りで中心に唐草模様の飾り、縁に卵鏃模様の装飾細工を施すなど意匠的にも 手が込んでいる。

ハーフティンバースタイル

木造の骨組みを表に現し、その間に煉瓦や石などを充填して壁体とした建築の様式。

中世末から近世はじめにかけ流行した。 その後、19世紀のイギリスでリヴァイヴァルし、盛んに用いられた。

この様式は、再び1920~1930年代にもしばしば採用され、同時期日本でもしきりに用いられた。

メアンダー模様

曲折模様のこと。直線が直角に折れ曲がって連続するもののことで、古代ギリシア建築や工芸に見られるものはその例。また、曲線が波状をなして連続するものもある。

BACK TOP NEXT

お問い合わせ

所属課室:まちづくり景観部都市景観課 

鎌倉市御成町18-10 本庁舎3階

電話番号:0467-61-3477

メール:keikan@city.kamakura.kanagawa.jp