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更新日:2022年11月11日

記者発表資料発表日:2020年10月1日

市長定例記者会見(令和2年度10月)

本日は、お忙しい中お集まりいただきまして、ありがとうございます。

本日の記者会見から手話通訳を導入しましたので、紹介いたします。

本市は、それぞれの多様性を認め、お互いを思い、誰もが自分らしく、安心して暮らすことのできる「共生社会」の実現を目指しています。
日常生活を営む上で情報取得及び意思疎通は不可欠なものです。この環境整備に向けた取り組みの一つとして、手話通訳を導入するものです。

記者会見の様子については、私からの説明部分をYouTubeで録画配信しております。このため、手話通訳についても私の説明部分について行っていただきます。

また、本日1日から鎌倉生涯学習センターが再開します。長期間、休館しておりましたが、耐震改修を終え、再開することになりました。御不便をお掛けしました利用者の皆様のこれまでの御理解・御協力に感謝いたします。

それでは、1件目の説明に移ります。
新型コロナウイルス感染症の終息の見通しが立たない中、感染拡大の防止と経済活動との両立を図る「新しい生活様式」の実践が必要な状況です。

本事業は、市内の中小企業が、「新しい生活様式」の中で経営を維持していけるよう、市民による市内での消費行動を活発化させることを目的に、大規模商業施設などを除く市内の中小のお店で使用できる5,000円分の電子商品券を市民の皆様に配付します。

配付する電子商品券は、QRコードが印刷されているカードで、それをお店に持っていき、お店のスマートフォンでQRコードを読み取ることで買い物をしていただくものです。

電子商品券の使用を通じて、市民の皆様がこれまで以上に地域のお店を利用することで、継続的に地域のお店を活用していただくきっかけづくりになればと考えています。
今後のスケジュールを説明いたします。
まずは、今月中旬から、電子商品券が使用できる取扱店舗の募集を行います。本事業は多くの店舗にご参加いただきたいと考えており、各商店会に加盟している全店舗に参加を呼び掛け、また商店会がない地域などには職員が直接資料を配布して回るなど、全庁を挙げ、周知に取り組んでまいります。

また、12月初旬から郵送で各世帯に取扱店舗の一覧と電子商品券をお送りし、12月15日から3か月の間で使っていただくことを予定しています。

電子商品券事業については以上ですが、同じく新型コロナウイルス対策として、市民が安心して公共交通を利用できるよう、新型コロナウイルス感染拡大の防止に資する、消毒薬等の物品の購入や、車内の消毒などの委託に要した経費への補助金の交付事業を行います。

交付の対象は、市内で営業している交通事業者のうち、条件を満たしているバス事業者、タクシー事業者及び鉄道事業者です。

補助金を交付する上限額は、バス事業者については、市内の営業所で保有する路線バス車両数に20,000円をかけた額を、タクシー事業者については市内の営業所で保有するタクシー車両数に10,000円をかけた額を、鉄道事業者については保有する車両数に20,000円をかけた額となります。

今後、数日中に具体的な申請方法等をホームページでお知らせするとともに、申請の受付を開始する予定です。
私からの説明は以上です。

2つ目が、「高齢者運転免許証自主返納者支援事業を実施」についでです。

運転免許証を自主返納した高齢者に対して、外出費用の助成券を交付することにより、運転免許証自主返納後の高齢者の外出を支援し、また、返納を促すことで高齢者ドライバーによる事故を減らし、安全確保を図るため、運転免許証自主返納者支援事業を11月1日から開始します。

バス事業者が販売している高齢者向けの割引乗車証を営業所で購入する際、または、タクシーを利用する際に使用できる2,000円分の助成券を交付します。対象は、令和2年4月1日以降に運転免許証を自主返納した満65歳以上の方となります。

助成券の利用方法は、バスについては、バス事業者が販売している高齢者向け割引乗車証を購入する際に事業者に助成券を提出すると、提出枚数分の割引を受けられるものとします。

タクシーについては、1回の乗車につき、助成券1枚分の割引を受けられるものとします。

なお、本事業を実施していくため、市内で営業するバス会社3社及びタクシー会社9社と割引乗車証の購入助成及びタクシー利用に係る費用の割引に関する委託契約を締結し、利用料金の助成を行ってまいります。
説明は以上です。

3つ目は、「生活困窮者等への食料支援体制の拡充のためのガバメントクラウドファンディングを実施」です。

新型コロナウイルス感染症の影響で、失業や休業により収入が減少し、食費を切り詰めざるを得ない生活困窮世帯や、ひとり親家庭等孤立しがちな世帯が増えています。このような世帯も含め、地域における居場所の一つとなるよう、一般社団法人「ふらっとカフェ鎌倉」では「みんなの食堂」を開催していますが、「新しい生活様式」のもとでは、不特定多数の人が屋内で集まって飲食を行うことへのリスクがあり、従来通り実施することが困難な状況です。

そこで、困っている世帯に、直接食料を届けられる仕組みとして、今回、新たに「フードパントリー事業」を実施します。地域での新しいつながりが生まれ、気にかけ合う関係性の構築による地域共生社会の実現を目指していきます。

事業の実施にあたっては、本市と一般社団法人「ふらっとカフェ鎌倉」が連携し、ふるさと納税制度を活用したガバメントクラウドファンディングにより寄附金を募集します。
地域の課題が多様化・複雑化するなか、自治体単独では手が届きにくい課題に対し、地域の現場で活動している団体と課題解決を推進する仕組みを構築するものです。

集まった寄付金を資金として事業を実施するため、本市の事業費負担がないことに加え、事業者及び寄付者にとっても、ガバメントクラウドファンディングの仕組みを活用することで、税控除による金銭的メリットが大きいことから、より多くの資金調達が期待できます。

事業内容としては、食料の無料配布会を実施し、市民や事業者から提供された食料を生活困窮者等へ受け渡しを行ったり、「みんなの食堂」で提供するものを持ち帰り容器に詰めてテイクアウトできるようにし、必要に応じて配達も行っていきます。

このような食料支援を通じ、孤立しがちな世帯への声掛けや見守りを行っていくことで、困った時にサポートし合える環境を、地域の皆さまと一緒に創っていきたいと考えています。

なお、寄附金の募集は、本日より「ふるさとチョイス」のサイトにて開始しております。鎌倉での食を通じた地域のつながりづくりに賛同していただける方々からの温かいご支援をお願いいたします。

4つ目が、「LINEを使った道路損傷等通報システムの実証実験を開始」についてです。

ゴーマ株式会社と共同で開発してきました道路損傷等通報システムについて、これまで職員による実証実験を行ってきましたが、システムの改善が終了したことから、市民も参加した実証実験を開始します。
このシステムは、道路の損傷等を、ソーシャルメディアのLINEを使って市に報告できるというものです。

今回の実証実験により、このシステムの検証だけではなく、通報が寄せられた際の職員の対応手順など通報の受け手側の対応体制を広く検証するものです。

LINEを活用することで市民が気軽に行政と接点を持つことができ、市民と行政が共にまちづくりを進めるための有効手段となること、また、限られた職員数の中で、常時、市内の道路損傷等を確認することは困難な状況なことから、このシステムを使うことで行政サービスの効率化につながるものと期待しています。

市では、通報で送信された写真に基づき、道路の損傷等の状況を判断し、修繕を行っていきます。
記者会見終了後には、共同開発者であるゴーマ株式会社に参加いただき、デモを行いますので、よろしくお願いします。

半年間、実証実験を行い、システムの不具合や職員の対応状況などを検証した上で、来年5月から本格運用を行う予定です。

なお、システム開発のきっかけは、本市が包括連携協定を締結している、LINE株式会社が主催した、アプリ開発コンテスト「ライン・ブート・アワーズ2018」に特別協賛パートナーとして参加したところ、ゴーマ株式会社、コンテスト時はメガマウス合同会社が鎌倉市SDGs未来都市賞を受賞したことから、共同開発を始めたものです。
私からの説明は以上です。

最後が、「湘南モノレール「ピンクリボン号」にピンクリボン活動啓発ステッカーを掲示」についてです。

本市は、乳がんの早期発見・早期治療により、乳がんの撲滅を目指すピンクリボン活動に賛同しています。
毎年10月のピンクリボン活動の強化月間に関連して、「ピンクリボンかながわin鎌倉」を開催し、市民の皆様への広報に努めてまいりました。

本年度は、新型コロナウイルス感染症の影響により多くの方にお集まりいただくイベントの開催が困難となっておりましたが、湘南モノレール株式会社様の開業50周年記念事業の一環として、「ピンクリボン号」の車体がリニューアルされる運びとなり、鎌倉市をはじめとする4団体が協力して、ピンクリボン号車内広告のリニューアルに携わる機会を頂戴しました。

湘南モノレール株式会社様では、平成28年から、車体にピンクリボンマークの入った「ピンクリボン号」を運行し、普及啓発をされています。

今回のリニューアルでは、本市と藤沢市をつなぐ市内の交通機関として、ピンクリボン活動の更なる広がりを目的に、本市など4団体でそれぞれにデザインした大型の啓発ステッカー広告を、出入り口ドア横に掲示します。
掲示期間は、今月17日から1年間の予定です。
今回、掲示するステッカーの一つは、こちらになります。

このステッカー広告の作成には、鎌倉市内においてデザイン制作を行うJump Start株式会社から、ピンクリボン活動の普及にぜひ協力したいとのお申し出があり、無償でイラストのご提供をいただきました。
この場をお借りしまして、感謝を述べさせていただきます。

リニューアルされた「ピンクリボン号」を利用された方に、「乳がんは他人ごとではない」「定期的に検診を受けよう」と気づいていただき、乳がんの早期発見・早期治療につながるよう願っています。

また、本年度の成人健康診査は、9月から来年2月まで、市内の協力医療機関において実施しています。乳がんに限らず、年に一回は健診を受け、ご自身の健康づくりを心掛けていただきたいと考えております。

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お問い合わせ

所属課室:共生共創部広報課広報担当

鎌倉市御成町18-10 本庁舎2階

電話番号:0467-61-3867

メール:koho@city.kamakura.kanagawa.jp

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