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更新日:2019年10月10日

青少年トーク~鎌倉女学院中・高等学校の皆さんと市長との懇談会

鎌倉女学院中・高等学校の生徒さんと市長が青少年トークとして、懇談会を行いました。

「SDGsを踏まえたよりよい鎌倉の提案」を大テーマに、「鎌倉市の害獣被害についてどう対応していくべきか」「私たちが考える食ロス問題in鎌倉」「学生を交えた地域交流~鎌倉の魅力を再発見~」「自殺とメンタルヘルス~青少年期の私から~」「観光都市鎌倉の混雑対策」を小テーマとして、それぞれプレゼンテーションをしていただき、それぞれのプレゼンテーションの後、市長から講評を行いました。

調査をした上で若者の視点から課題を見出し、様々な提案をしてくださいました。

開催日程

日時:平成31年3月11日(月曜日)15時30分~17時00分

場所:鎌倉女学院中・高等学校

懇談概要

1 鎌倉市の害獣被害についてどう対応していくべきか

実家で庭の果樹が食害に遭い、また庭木へのダメージ等もある。害獣が増えた理由は観光客等が餌付けをしたり、餌となる庭木の果実が豊富であること、害獣の住処となる空き家が増えたこと、家庭ごみを前夜に出す人がいることなどが考えられる。

対策として観光客等への餌やり禁止周知、ゴミ回収ネットのBOX化推進、害獣の住処である空き家を減らすことなどが考えられる。観光客の多い鎌倉市だからこそ早急な対応が必要であり、害獣被害を少しでも減らして在来種が存在する豊かな自然あふれる鎌倉市にしていくべきである。

市長の講評

害獣被害は昨今理解が深まってきている。15~20年前は「害獣も命があるのだからそんなに簡単に駆除していいものか」という論争があった。しかし、本来の生態系を壊してしまうということで国の法律も整備されてきて、タイワンリスは鎌倉では年間1,500頭殺処分している状況である。

生態系を守ることをしっかりやっていかないと本来鎌倉にいるはずのものがどんどん失われていくという危機的な状況である。しっかり責任を持って、正しい生態系に戻すということを共通認識にしてこの問題に取り組んでいかなければならないと思っている。このようにまとめて頂いて理解を深めることができてとても有意義だと思っている。

2 私たちが考える食ロス問題in鎌倉

食糧廃棄物量は2008年から2011年は減っているが2011年以降は横ばいである。2012年度の日本の一人当たりの食糧廃棄物量はアジアでは1位、世界でもトップクラスである。日本では多くの食糧が廃棄されており、より多くの廃棄量を減らしていかなければならない。食糧を廃棄する理由は期限内に食べられなかったり、保管したまま忘れていることなどがあり、各家庭においてしっかり管理されてないことが分かる。外国では外食の際に残したものを持ち帰ることを推進していたり、余った食品を貧困層へ寄付したり、地域ごとに連帯冷蔵庫を設置したりしている。日本でもドギーバッグの普及や法律・条例の制定により食糧を減らそうという意識が高まるのではないか。鎌倉市でも今後、花火大会の屋台で使われる容器をプラスチック容器から持ち帰れる容器やリサイクル可能な容器に指定したり、小学校と連携した食育を行ったり、ゴミ箱マップの作成やゴミ箱の設置をしたりできるのではないか。

市長の講評

食品廃棄は世界的な問題で、自分たちに何が出来るかと考えた視点は素晴らしい。鎌倉のごみ問題は長年大きな課題であり、そもそも解決するにはごみを出さない、焼却もしないということで「ゼロウェイスト」に取り組んできた。全国の自治体の中でも市民の理解や協力を頂いていると思うがまだまだ十分ではない。

現在、小中学校の給食の残さの堆肥化、鎌倉市役所の駐車場で開催されるイベントにおけるマイ箸、マイカップ利用などの呼びかけ、フードロスで出た食品を利用したふらっとカフェなどを行っており、また自分たちで出したごみは自分たちで持ち帰ってもらい街をきれいに保とうということでゴミ箱を置かないこととしているが、理想と現実はなかなか難しいのが現状である。

3 学生を交えた地域交流~鎌倉の魅力を再発見

青少年トーク・鎌倉女学院中・高等学校の発表

2020オリンピックパラリンピックに伴い外国からの観光客の増加が見込まれ、鎌倉で過ごす自分たちが自信を持って鎌倉の魅力を発信すべきであると思う。鎌倉の魅力を再発見するために、学生や地域、学校関係者との地域交流を行い、気軽に話し合う場を設け、参加者に鎌倉の現状を再認識するためのツアーをし、その後意見交換をする場を持つことを提案する。鎌倉市をより魅力のある都市にしていくためには世代を超えた地域交流が必要である。

市長の講評

なかなか深いテーマである。我々も日頃からどういう風に地域の声を吸い上げていくか、またそれにどう対応していくか、悩みながらやっている。現状でも若い人たちの意見が反映されていないのではないかと私も思っている。若い人の意見を吸い上げていくのに、楽しんで参加でき、ツアーの中から気軽に意見ができるような場を今後もっと作っていかなければいけないと気づかせてもらった。現在市では「こども総合支援条例」を作っている。子どもたち自身がどういうことを頑張りたくて、それに対して周りの地域や大人がどのような支援をしていったらもっと住みやすい、住み続けたいと思えるか、そういう視点を大事にやっている。今後も皆さんの感性によるところの意見をもっと聞きたいと思う。

4 自殺とメンタルヘルス~青少年期の私から~

青少年トーク・鎌倉女学院中・高等学校・発表と市長

心の病を患う患者数は近年上昇している。日本のメンタルヘルスは海外と比べて取り組みが遅れている。子どもの立場から同世代の子どもを救う対策を提案をしたい。心の健康、不健康の境界は不明確であり、この二極化が日本の取り組みを不十分なものにしている。メンタルケアで重要なのはこの境界の中間に位置する人たちのものではないか。毎年2~3万人の自殺者がおり、10~30代の死因の第一位であり、対策が急務である。欧米諸国の自殺対策としてプリベンション(自殺そのものが起こるのを防ぐ)、インターベンション(起きつつある自殺の危険を防ぐ)、ポストベンション(不幸にも起こってしまった後の対処)があるが、日本での取り組みはインターベンションである。子どもは友人へのSOSが最初であり、友人の適切な対応が命を救う。早期発見早期治療が急務である。

市長の講評

とても専門的な領域まで勉強されていると思う。大人の人が自殺をする時、必ずどこかの行政機関が一回は相談を受けていて、連携が取れていないばかりに見過ごされていると言うことが分かってきている。ちょっとの信号を見逃さないように行政が連携していくということを対策としてあげているが、子どもたちの視点が抜けていたなと気づかせてもらった。

大人の自殺対策としてゲートキーパー養成講座を行っているが、ゲートキーパーという言葉も周知が出来ていないので、広めていかなければ行かない。生きにくさ、自殺に追い込まれる社会の風潮も併せて、根本的な見直しをやっていかないといけない。これから若い人たちの感性が重要だと思う。

5 観光都市鎌倉の混雑対策

青少年トーク・鎌倉女学院中・高等学校・プレゼン

鎌倉の道路や電車の混雑は慢性的で市民生活に支障が出ている。特に江ノ電の混雑は大きな問題である。江ノ電沿線住民は、駅の外まで利用客があふれた場合優先乗車できる等の社会実験がされているが、江ノ電の住民専用車の運行や降車専用ホームの増設を提案する。2020オリンピックに向けてさらに観光客は増えると思う。観光客、市民双方が快適な街にしていく必要がある。鎌倉市と鉄道など企業が連携して対策を進めていくのが良いと思う。

市長の講評

鎌倉の重要な課題で根本的な解決は難しい。ロードプライシングを実現して快適で安全な街にしていきたい。便利と快適性は鎌倉の中では両立しないと思うので、我慢をしてもらいながらそういう街を目指していきたい。江ノ電には専用車両などのお願いをしてはいるが、実現には時間はかかりそうである。今日の提案も江ノ電に伝えていきたい。

懇談を終えて市長から一言

時間をつくって準備していただいたことをありがたく思う。青少年トークで以前「外国人観光客にもっと英語で案内をしてあげるべきではないか」と言う提案を頂き、鎌倉女学院の生徒の方がツアーに同行して英語で案内してもらったこともあった。今日も素晴らしい提案ばかりで、行政としてもヒントを頂きながら進めていく。皆さんの中でも何か小さなアクションを実行していただき、結果も教えていただければと思う。ぜひ色々な面で連携してよりよい街づくりをしていければと思う。今後もどうかご協力をお願いしたい。

お問い合わせ

所属課室:共創計画部広報広聴課広報広聴担当

鎌倉市御成町18-10 本庁舎2階

電話番号:0467-61-3867

メール:koho@city.kamakura.kanagawa.jp