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更新日:2024年1月17日

広報かまくら令和元年度2月1日号2面

1面から続き

共生社会を進める パートナーシップ宣誓制度とは?

互いを人生の伴侶として支え合うことを約束した二人(LGBTを含む性的マイノリティー・事実婚)が、市役所で誓い、公的に認められる制度です。

LGBTとは?

  • L…レズビアン。心の性が女性で、女性を好きになる人
  • G…ゲイ。心の性が男性で、男性を好きになる人
  • B…バイセクシャル。恋愛対象が女性にも男性にも向いている人
  • T…トランスジェンダー。「身体の性」と「心の性」が一致せず、「身体の性」に違和感を持つ人。「心の性」に沿って生きたいと望む人も多い

参考:法務省ホームページ

次のすべてに該当していることが必要です

  • 双方が成年(20歳)に達している
  • 双方に配偶者がなく、他の人とパートナーシップがない
  • 双方が鎌倉市民で同居しているか、今後市民になり同居する予定
  • 双方が近親者(直系・三親等内の傍系血族、直系姻族)でない

どんなことができるように?

  • 市営住宅に申し込めます。
  • 市では今後、民間の賃貸住宅では同居者として理解され、病院などでは身内として認められるよう、働き掛けていきます。

市で初めて宣誓したパートナーの声

W.H.さん(26歳)

「嬉しいです。私たちは養子縁組をしていますが、その時とはまた別の安心感―“パートナー”になれた安心感があります」

W.S.さん(38歳)

「私も嬉しいです。私たちは、ただ普通に伴侶でいられたらいいのです」

性的マイノリティーに詳しい専門家に聞きました!

子どもたちに、相談できる場所と自己肯定感を

NPO法人SHIP(LGBT相談・サポート)代表・星野慎二さん

「市でパートナーシップ制度が始まった意味は、大きいですね。行政が認めて表明したのですから、みな自己肯定感が持てるようになります。周囲の視線も変わり、孤独ではなくなります。

とくに思春期の性意識は揺れがちですが、LGBTの悩みは家族にも話せないのです。ですから、自分と同じ境遇の人をSNSで求めたりしますが、悪い大人に狙われたり、犯罪に巻き込まれたりすることも少なくありません。誰に助けを求めたらいいのか分からない子どもたちがいることを知ってほしいです。相談しやすい環境が、必要なのです」

NPO法人 SHIP(シップ)

電話:045-306-6769(水・金・土曜日=16時00分~20時00分、日曜日=14時00分~18時00分)

http://www2.ship-web.com

はてな??

Q.婚姻とは、どう違うの?

A. 婚姻は国の法律で、扶養義務や相続権、税の控除などの権利や義務、保護が生じます。パートナーシップ宣誓では生じません。

Q.法的効果がないのに、なぜ実施するの?

A. 当事者の二人が安心して生活できるよう、市が寄り添うことで生きづらさを軽減させ、社会的理解を促すためです。

共生社会を進める 「福祉総合相談窓口」昨年4月スタート!

何をどうしていいか分からない…。

どこに相談すればいいのだろう…。

”生きづらさ”は一人で抱え込まず、こちらへ。

ゆっくりお話しして、解決に向けて一緒に考えましょう。暮らしのこと・人間関係のこと・仕事や学校のこと・こころやからだのことなど、どんな悩みでもお気軽にご相談ください。

地域共生課(本庁舎1階6番窓口)…内線2496

https://www.city.kamakura.kanagawa.jp/chikyo/sougousoudan.html

お問い合わせ

所属課室:共生共創部広報課広報担当

鎌倉市御成町18-10 本庁舎2階

電話番号:0467-61-3867

メール:koho@city.kamakura.kanagawa.jp

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