ホーム > 産業・まちづくり > 都市計画 > 都市マスタープラン「III部門別方針 1土地利用の方針 (1)住宅系土地利用」

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更新日:2018年1月4日

(1)住宅系土地利用

全市の都市的土地利用に占める住宅系土地利用の割合が非常に高いものとなっています。住宅地(特に鎌倉地域)においては、戸建住宅が共同住宅へ転換したり、相続による敷地分割、空地、駐車場化といった変化が見られます。また、主要な道路沿いでの店舗の立地も生じつつあります。

<1>旧鎌倉既成住宅地

【現況】
横須賀線の開通に伴い別荘地・避暑地として発展してきた低地に広がる住宅地で、低層の戸建住宅が主体となっています。幅員の狭い道路が多く、落ちついた雰囲気を持つ面もありますが、防災上の問題があります。
一般住宅のほか、近代鎌倉を象徴する洋館や邸宅が比較的多く見られます。
主要な道路沿いや海浜部では、低層から中層の建物の立地が見られます。また、海岸線や鎌倉駅前の商業地周辺、八幡宮周辺、大仏周辺では、観光商業施設と一般の住宅との混在が見られるようになってきています。
【課題】
●老朽木造住宅密集地の改善
雪ノ下、由比ガ浜、佐助などの一部において、老朽木造住宅が密集しており、その改善、整備が求められます。
●低地部に広がる良好な住宅地の環境の保全
洋館や趣のある和風住宅などの消失と敷地分割、空地化、戸建住宅から共同住宅への転換や細街路の拡幅等により、鎌倉らしいまち並みが変化しつつあります。このため、良好な住環境を保全する必要があります。
●商業地、観光地周辺での住商の調和した土地利用の誘導
鎌倉駅前の商業地周辺の住宅地や鶴岡八幡宮周辺及び大仏周辺といった観光スポット近くの沿道に観光対応の新たな店舗の立地が見られます。このため、良好な住宅地環境と調和する土地利用の誘導が求められます。
●海岸部と中心市街地の連続性の創出と海岸沿いの住商の調和した土地利用の誘導
中心市街地から海岸に至る若宮大路沿道について、連続性を生み出すようなにぎわいのある土地利用を誘導する必要があります。
国道134 号沿いでは、海辺という立地条件を活かし、住宅と観光商業施設が調和した魅力的な場の形成を進めることが必要です。
●主要道路沿道の住宅地における適切な土地利用の誘導
金沢鎌倉線、鎌倉大町線等の沿道の住宅地には、住宅を主体としながら少数の店舗が混在立地しています。このため、住宅と店舗等が調和する沿道土地利用の誘導が必要です。

<2>腰越既成住宅地

【現況】
低層の戸建住宅が主体で、特に海沿いの低地部は、漁港の町として発展してきました。幅員の狭い道路が多く、戸建の密集した住宅地となっています。独特の雰囲気を持つ面もありますが、防災上の問題を有しています
また、周辺には別荘地の面影を残す良好な戸建住宅地も見られますが、近年では、敷地の細分化などの問題も生じつつあります。主要な道路沿いでは、低層から中層の建物の立地も見られます。また、車対応型の商業施設などの立地により、住宅との混在が生じつつあります。
【課題】
●海沿いの戸建密集住宅地の環境向上
海沿いの戸建密集住宅地は、既存の路地の雰囲気を大切にしながら、防災面などの住環境の向上を図る必要があります。また、国道134号沿いでは、立地条件を活かし、住宅と観光商業施設が混在して調和する魅力的な場の形成を進めることが必要です。
●良好な住環境の保全・創出
別荘地の面影を残す良好な住宅地の保全とその他低地部での良好な住宅地の誘導を進める必要があります。
●主要道路沿道の住宅地における適切な土地利用の誘導
腰越大船線沿道の住宅地では、住宅を主体としながら少数の店舗が混在立地しています。このため、これら住宅と店舗等が調和する沿道土地利用の誘導が必要です。

<3>谷戸の住宅地

【現況】
低地部の市街化や鉄道の電化・道路整備などの交通条件の向上に伴う昭和30年代頃からの谷戸の宅地化により形成されてきました。幅員の狭い、しかも地形的な制約から行き止まりとなっている道路が多く、静かで落ちついた雰囲気を持つ面もありますが、防災上の問題があります。緑に囲まれた戸建の住宅を主体とする中に、近代鎌倉を象徴する洋館や邸宅なども見られます。
最近では、敷地の細分化やそれに伴う宅地内の緑の減少など住環境の低下も生じつつあります。
また、北鎌倉、鎌倉間や大仏周辺などの道路沿いでは、観光対応の低層商業施設の立地による住商の混在が顕著に現れています。
【課題】
●住環境保全
良好な谷戸の住宅地環境の保全を図りつつ、緑豊かなまち並み整備を進める必要があります。
●防災性の向上
良好な住環境の保全に配慮しつつ、谷戸の住宅地を支える道路や2方向避難を可能とする道路整備により防災性の向上を図る必要があります。

<4>スプロール*市街地

【現況】
低地部の市街化や鉄道の電化・道路整備などの交通条件の向上に伴う昭和30年代頃からの市街地外縁部の農地などの宅地化により、形成されてきました。
ミニ開発等、基盤未整備な箇所も一部にあり、防災上の問題もあります。主要な道路沿いでは、低層から中層の建物の立地も見られます。また、車対応型の商業施設や店舗併用住宅などの立地により、住宅との混在が生じつつあります。
また、一部には、小規模な農地と住宅の混在地や、工場の土地利用転換等に伴うマンション立地などによる中・高層住宅地もあります。
【課題】
●住宅地環境の保全と適切な土地利用の誘導
大船、深沢、玉縄等の低地部の市街地では、防災面に配慮した道路基盤の改善、良好な住宅地の保全、住宅と店舗の調和が、また、一部農地の混在している所では、計画的宅地化・基盤整備など適切な土地利用の誘導が求められています。
●主要道路沿道の住宅地における適切な土地利用の誘導
横浜鎌倉線、雪ノ下大船線、大船停車場小袋谷線、藤沢鎌倉線、腰越大船線等の主要道路沿道の住宅地では、住宅を主体としながら少数の店舗が混在立地しており、最近では、車対応型の店舗等も増えつつあります。このため、住宅と店舗等が調和する沿道土地利用の誘導が必要です。
●拠点整備等とあわせた土地利用の誘導
深沢地域国鉄跡地周辺整備における面的な土地利用転換の誘導による、新たな土地利用の実現が求められます
大船駅周辺の密集住宅地の改善、駅周辺の拠点整備にあわせた商業施設と調和する住宅の誘導が課題です。
また、横浜市や藤沢市など、隣接市との連携による整備を進める必要があります。
●海沿いの住宅地環境の保全と誘導
小動岬から稲村ヶ崎までの海沿いの住宅地において、低層の住宅と車対応型の店舗等の混在が見られます。後背の緑地や海岸などの自然環境と調和した住宅と店舗等の誘導を図る必要があります。

<5>計画開発住宅地

【現況】
昭和30年代後半以降の丘陵部での大規模な宅地開発により形成された住宅地です。計画的に開発整備がなされたため、4m以上の道路基盤が整っていますが、住宅地へのアクセス道路が一つしかないものもあり、防災上の問題もあります。
緑の多い低層の戸建住宅地となっていますが、一部には、中層の住宅地も見られます。
【課題】
●良好な住環境の保全
最近では敷地の細分化などの問題も生じつつあります。このため、現状の良好な住環境の保全が課題です。
●防災性の向上
計画開発住宅地を支えるアクセス道路の整備・充実により、防災性の向上を図る必要があります。

お問い合わせ

所属課室:まちづくり景観部都市計画課都市計画担当

鎌倉市御成町18-10 本庁舎3階

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ファクス番号:0467-23-6939