ホーム > 産業・まちづくり > 都市計画 > 都市マスタープラン「III部門別方針 2自然環境の保全・回復の方針 1現況と課題2」

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更新日:2018年1月4日

2)自然環境の課題

(1)鎌倉らしさをつくる丘陵の緑地の保全

鎌倉独自の地形的な構造である市街地を取り囲む丘陵地の緑の保全が求められています。

<1>市街化調整区域内の緑地

ア.歴史的風土特別保存地区指定地内の緑地(古都保存法第6条)

建築物の新築や宅地造成等の行為が規制されているため、緑地は保全されますが、土砂崩壊防止施設の景観上の問題があります。

また、買入れ資金不足や指定規模拡大に伴う山林管理の財政的、人的負担の問題もあります。

イ.歴史的風土保存区域指定地内の緑地(古都保存法第4条)

木竹の伐採等の行為が届出制となっているため、緑地保全上の問題があります。なお、歴史的風土特別保存地区への格上げに際しては、買取り請求に対する資金的な問題が予想されます。

ウ.歴史的風土保存区域以外の市街化調整区域内の緑地

一部、近郊緑地保全区域に指定され、木竹の伐採等の行為が届出制となっています。また、こうした区域に隣接して、その指定要件を満たす可能性のある樹林地が残されているため、指定拡大等の対応が必要です。

<2>市街化区域内の緑地

ア.市街化区域内の大規模緑地(常盤山、台峯、広町)

大規模な市街化区域内の緑地の開発(地権者意向)と保全の問題があります。

市が買収するには巨額な財政負担を伴うことが予想され、保全へ向けた様々な対策を検討することが課題となっています。

イ.一山形状の緑地(岡本、観音山、天神山、等覚寺等)

緑地を保全するためには法制度等を適用して緑地の担保力を高める必要があります。岡本、観音山、天神山の緑地は、既にその一部を買収済みですが、今後さらに買収を進めていくためには財源確保の問題があります。

(2)地震災害等に備えた緑・オープンスペース*の体系的な保全、整備

本市は、山林と住宅地が近接しているところが多く、がけ崩れによる災害も発生しており、急傾斜地崩壊危険区域に指定されている箇所も多く見られます。このため、土砂災害の防止につながる緑の保全が求められています。

さらには、延焼防止や避難路・避難地の役割を果たす樹林地、公園、農地などの緑・オープンスペース*の保全、整備とそのネットワーク化を図ることが今後必要です。

図 土砂崩壊や津波、水害等の発生危険区域

土砂崩壊や津波、水害等の発生危険区域の図

出典:鎌倉市緑の基本計画 

(3)豊かな緑と多様性に富んだ特色ある都市景観の維持・育成

景観構造や地域の特性に応じた、緑のある市街地景観の質の向上や都市の活性化につながる緑の創出が必要です。また、本市の都市景観を特色づける丘陵の樹林地の他、海浜及び海岸沿いの斜面緑地、歴史的遺産と一体となった緑、住宅地の緑などの保全・創出も必要です。

(4)身近な緑の減少への対応

市街地の緑の変化、特に敷地の細分化による緑の減少などが進行しているため、住宅地での緑の維持・創出と公共施設用地や工業系市街地、商業系市街地等での緑化の一層の推進が求められています。

(5)都市の成熟化に対応した憩いの場や活動の場づくり

本市のもつ多様なレクリエーション資源の有効活用や新たな鎌倉の魅力を高めるレクリエーションの場づくりなど、年齢構成の変化や多様なニーズに応じたレクリエーション活動の場の整備・充実が求められています。

このため、豊かな自然とふれあえる場の整備・充実や既存の街区公園の再整備などが必要です。

(6)自然生態系に配慮した環境の保全

動植物の自然生態系を保全し、回復を図るために、丘陵地の緑や谷戸の環境、谷戸から海につながる河川環境の保全が求められています。

図 緑地現況分布

緑地現況分布図

出典:鎌倉市緑の基本計画 

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