ホーム > 産業・まちづくり > 都市計画 > 都市マスタープラン「III部門別方針 3都市景観形成の方針 1現況と課題」

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更新日:2018年1月4日

1.現況と課題

1)鎌倉の都市景観の特徴

(1)「歴史的な景観を継承していく鎌倉」と「新しい魅力を創造していく鎌倉」

若宮大路を中心とする古くからの市街地は、豊かな自然・歴史的環境と適度の調和を保つヒューマンスケール*のまち並みとなっています。一方、大船をはじめとする新しい鎌倉には、都市機能の集積が進み、魅力的で活力のあるまち並みが形成されつつあります。

今後は、それぞれの特徴を活かしながら、さらに魅力的な都市景観づくりをしていくことが重要です。

(2)南に広がる光あふれる海

本市には、日本の古都を代表する京都・奈良にはない海があります。

海は、自然環境として、また史跡、景勝地、漁港、海水浴場などの歴史的・文化的な価値を持つ場所として、鎌倉らしい風景をつくり出しています。この海辺の風景を守り育てていくことが大切です。

(3)緑により分節化された市街地(山懐に抱かれたたたずまい)

本市の市街地は、丘陵地の緑などによって分節化され、適度なスケール感を保っています。

谷戸のまち並みや山の緑を背景に海に向かって開けるヒューマンスケール*のまち並み、丘陵地の緑に囲まれたまち並みなど、山懐に抱かれたたたずまいは、鎌倉の都市景観の大きな特徴です。

今ある自然を保全・活用し、また新たな緑を創造することにより、適度に分節化された市街地の景観を維持・形成することが必要です。

(4)歴史的遺産が自然環境の中に融け込んでいる風土

本市のまち並みは、谷戸の中に程よく納まっている寺社にその原型を見ることができます。このように、歴史的遺産が自然環境に融け込んだ歴史的風土が、鎌倉の都市景観の特徴となっています。

この歴史的風土を保全するとともに、これらと調和した都市景観を保全・創造する必要があります。

(5)地域により異なる景観の特徴

本市の市域は、景観の特徴から、おおむね歴史的風土の骨格をなす山々に囲まれた古都地域、その外縁の丘陵地、大船、深沢間及び腰越の平地部、農地と丘陵の緑豊かな玉縄地域に分けることができます。

以下のような各地域の景観の特徴を活かし、また海・緑・歴史などの資源を活かして、地域ごとに個性ある景観を形成することが必要です。

<1>古都地域

古都地域では、古都保存法・風致地区条例などにより守られてきた緑に囲まれ、海に向かって開かれた市街地の中に、若宮大路や駅周辺の商業地と、歴史的環境に囲まれた谷戸などの住宅地のまち並みがあることが特徴です。

<2>古都の外縁に広がる丘陵の緑と住宅地

丘陵地では、緑豊かな自然環境に囲まれ、戸建を中心としたゆとりある住宅地の景観が特徴です。

<3>大船、深沢間と腰越の平地部

柏尾川沿いの地域には、大船駅周辺の商業地域、大規模な工場や研究所の立地する地域、土地利用の混在した地域がありますが、大船駅周辺では新しいまちづくりの動きにより、新たなまち並みが形成されつつあります。

また、腰越地域には、住宅が密集したまち並みが見られます。

<4>玉縄地域

玉縄地域は、穏やかな起伏の丘陵の中に教育施設や住宅が立地する、文教的なまち並みが特徴です。また、丘陵の北西部には農地が広がり、市内でも数少ない田園風景を残しています。

 

2)都市景観形成の実現に向けての課題

(1)都市景観施策の現況と課題

本市では、上記のような鎌倉らしい都市景観を守り育てるため、歴史的風土保存区域、風致地区の指定など法制度に基づく地区指定を行ってきました。

さらに、緑地保全施策や建物の高さ・意匠形態の行政指導、洋館の保存・活用など、本市独自の施策を展開するとともに、平成7年には鎌倉市都市景観条例を制定したところです。これまでの施策をさらに充実させると同時に、条例に基づく取り組みを進めることが必要となっています。

(2)都市景観形成への市民の関わり

美しい都市景観を形成することは、市民が住み続けたい、人々が訪れたいと思うまちをつくることであると考えます。市民一人ひとりが都市景観の重要性や意義を認識し、景観の形成や維持保全の活動に関わっていくことが必要です。

お問い合わせ

所属課室:まちづくり景観部都市計画課都市計画担当

鎌倉市御成町18-10 本庁舎3階

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ファクス番号:0467-23-6939