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更新日:2021年12月28日

【新型コロナウイルス関連】『感染予防の基本と免疫力アップ』で健康づくり

第3回 質の良い睡眠を心がけて、免疫UP!

睡眠不足が続いたら風邪をひいた!-こんな経験ありますよね。

質の良い睡眠は、こころと身体のバランスを整え、免疫力にも良い影響を与えてくれます。

セロトニンとメラトニンの関係

質の良い睡眠には、睡眠を整えるホルモンが上手に働いてくれることが必要です。

睡眠を整えるホルモンには、自律神経(こころや身体を活発に動かす神経)の活性やこころの安定に作用する「セロトニン」と、眠りを促す「メラトニン」の二種類があります。

朝日を浴びて、朝食を取り、一日のスイッチを入れることでセロトニンの分泌が促され、日中しっかりと活動できます。日中にしっかり活動することで、体内ではメラトニンが生成され、深い眠りを促す準備をします。(鎌倉市健康づくり計画 74ページ、78ページ参照)

睡眠不足で免疫が下がる?

睡眠不足と免疫力低下では、「コルチゾール(副腎皮質ホルモン)」というホルモンも関係します。

睡眠不足が続くことで、ストレスが増加すると、抗ストレスホルモンであるコルチゾールが過剰に分泌されます。こういった状態が続くことで、次第にコルチゾールの分泌が低下すると、免疫力の低下を招き、感染症にかかりやすくなったり疲れやすくなったりします。

また、生活リズムの乱れは、コルチゾールの分泌サイクルを乱すといわれていますので、不規則な生活は見直していきたいものです。

年を取ると眠れない?

加齢に伴い、睡眠の深さやリズムは変化し、次第に眠りの深さの相は浅くなります。うとうとと浅い眠りが繰り返されるので、熟睡感を得ることは難しくなってきます。「なかなか眠れない」「早朝に目覚めてしまう」…という悩みを持たれる方も少なくありません。加齢とともに変化する睡眠とうまく付き合っていきましょう。

ポイントは

  1. 無理に寝ようとしない
  2. 適度にお昼寝を取り入れる(ただし15分程度に。長くなると逆効果です!)
  3. 日中に適度な運動を行う
  4. 夜長や早起きを楽しむ
  5. 寝具や寝巻は快適なものを選ぶ
  6. スマホやTVは寝る前の使用を避ける

などで、こころも身体も眠る体制を整えましょう!

睡眠不足と生活習慣病

夜更かしをしたときについつい何かを食べてしまうことはありませんか?

睡眠不足は食欲を増加させると言われています。また寝る前の飲食は肥満や消化機能低下の原因となります。

新型コロナウイルス感染症では、肥満などの生活習慣病がある方が重症化しやすいといった報告もありました。大人も子どもも、生活習慣病予防の観点からも、よい睡眠を心がけましょう。

「朝日とともに起きて、夕日とともに眠る」…健康のためには理想的ですが、忙しさに流されがちな現代社会では、なかなか難しいですね。せめて「今日のうちに眠る」工夫は心がけましょう!

お問い合わせ

所属課室:健康福祉部市民健康課健康づくり担当

鎌倉市御成町18-10 本庁舎1階

電話番号:0467-61-3941

メール:shikenko@city.kamakura.kanagawa.jp

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