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更新日:2018年4月11日
鎌倉市内は全域が鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律第28条に基づき神奈川県知事が指定した鳥獣保護区になっています。環境保全課動物保護管理担当では病気や傷ついて弱った野生の鳥獣(野生の鳥や哺乳類)を保護し、県内の公立保護施設へ搬送しています。
ただし、保護施設でも受け入れを行っていないものがあることから、鎌倉市でも保護できない場合があります。また、ヘビ、カメなどの爬虫類やカエルなどの両生類は取り扱っておりません。
アライグマ、ハクビシン、タイワンリス
市内では、これらの野生化した外来動物による農業被害や生活被害が発生しています。また、自然生態系への影響も懸念されていることから、市では、有害動物として対処しているものです。
ドバトとカラス(ハシブト、ハシボソ)
各地で数が増えすぎ、人の暮らしや他の野生動物の生存に悪影響を与えています。
神奈川県でもカラスについてはその数を自然に減らしていこうとしています。また、社寺の境内などに群れをなしているドバトによる被害も発生しています。これはペットとして持ち込まれたヨーロッパ産のカワラバトが定着した外来種であり、糞により建造物が傷む、糞により健康を害するとも言われています。こうしたことから、県ではドバトについても自然に数を減らしていこうとしているものです。
海の哺乳類、飼育動物
海の哺乳類は公立保護施設では受け入れしていません。
逃げ出したと思われる飼育動物は、拾得物として警察、ノライヌなどに関することは保健所にご相談ください。
市役所の閉庁日に傷病野生鳥獣を保護した場合には、市役所の業務が始まる日までご自分でお世話していただくか、県内の公立保護施設へ直接届けてください。
例えば、動物保護管理担当では保護した傷病鳥獣を横浜市立金沢動物園へ搬送しています。
野鳥の巣立ちの時期にはうまく飛べないヒナが地上にいるのを見かけることがあります。
ヒナは、巣から出たあとすぐには上手に飛べず、巣の近くで親鳥から餌をもらって飛ぶ練習をしています。こうしたヒナを「巣立ちビナ」といい、練習中には地面に降りてしまうこともありますが、ごく普通のことなので保護する必要はありません。そっとしておいてあげてください。
多くの場合、近くに親鳥がいてヒナの様子を監視しています。人間がその場から離れれば親鳥が来てヒナの面倒をみます。どうしても移動させる必要がある場合には、親鳥が探せるよう鳴き声が聞こえるくらいの範囲で安全そうな場所に動かしてください。持ち去ることは絶対にしないでください。傷ついたりして弱っていたら環境保全課へご連絡ください。
みなさまのご協力をお願いします。
市民等が保護又は市へ保護依頼⇒職員が引取又は保護⇒横浜市立金沢動物園内の動物病院へ搬送
市役所の閉庁日(土曜日日曜日祝日)及び17時以降は、保護された方が市役所が始まるまでお預かりいただくかご自分で金沢動物園に持ち込んでください。また、市内の動物病院にご相談いただくなどをお願いします。
施設名 |
所在地 |
電話番号 |
---|---|---|
横浜市立金沢動物園 |
横浜市金沢区釜利谷東5-15-1 |
045-783-9100 |
横浜市立よこはま動物園ズーラシア |
横浜市旭区上白根町1175-1 |
045-959-1000 |
横浜市立野毛山動物園 |
横浜市西区老松町63-10 |
045-231-1392 |
神奈川県自然環境保全センター |
厚木市七沢657 |
046-248-6682 |
保護しようと捕まえる際に、ケガをした動物が捨て身で攻撃してくることも考えられます。捕獲する場合には十分注意してください。
野生動物から人間への病気の感染を防ぐため、保護のために捕獲を行う場合には、素手で動物を触ることは極力避け、捕獲した後は石鹸で手を洗うなどしてください。
保護のため捕獲した野生鳥獣であっても、許可なく飼育することは法律で禁じられています。
お問い合わせ
環境保全課 動物保護管理担当
電話 0467-61-3389 (直通)