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更新日:2020年12月28日

円覚寺(えんがくじ)

鎌倉五山の第二位。臨済宗円覚寺派大本山。本尊は木造釈迦如来坐像。塔頭16。

文永・弘安の役の戦死者を慰霊するため、北条時宗が宋(今の中国)僧、無学祖元(仏光国師)を招いて1282年(弘安5)に創建しました。円覚という寺名は、1277年(建治3)時宗が建長寺にいた蘭渓道隆(らんけいどうりゅう)をむかえて寺を創建しようと現在の寺域を掘ったところ、円覚経の入った石櫃(いしびつ)が出てきたのに由来するという話が伝えられています。

弁天堂の左側に「正安三年(1301年)」の銘がある梵鐘(ぼんしょう)があります。この梵鐘は、北条貞時が物部国光(もののべくにみつ)に造らせた鎌倉時代の代表的な名鐘の一つで、高さ2.59mと関東地方最大の鐘であり、国宝に指定されています。

釈迦如来の骨がまつられているという舎利殿(国宝)は、1285年(弘安8)北条貞時によって建てられましたが、1563年(永禄6)焼失してしまい、現在の建物は、太平寺の仏殿を移したものといわれています。柿葺き(こけらぶき)の華麗な建物は、唐様建築の代表とされています。

円覚寺は、鎌倉でも寺宝の多い寺で、無学祖元や北条時宗に関するものをはじめ、行事に使われる仏画類・仏像・工芸など多数あります。これらの寺宝は、ふだんは公開されませんが、「宝物風入れ」(11月3日前後)のとき大部分が公開されます。

荏柄天神社の絵

萩原輝治(日本美術家連盟会員)

  • 弁天堂からの展望。国宝の梵鐘。舎利殿(唐様、鎌倉最古の建造物)は例年正月三が日のみ公開。夏目漱石句碑(帰源院内、非公開)
  • [春]ハクモクレン/仏日庵・サクラ・ボタン/松嶺院、[秋]紅葉
  • 時宗祭(仏日庵、4月4日)、宝物風入れ(11月3日ごろ)、弁天祭(11月28日)

宗派

臨済宗

場所

山ノ内 409

北鎌倉駅下車 徒歩

 

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