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更新日:2018年2月2日
発表日:2018年1月12日
鎌倉市消防本部は、平成29年中における火災と救急の概況をまとめました。(いずれも速報値)
[ 火 災 ]
平成29年中の火災件数は29件でした。(表1)
火災の内訳は、「建物火災」が20件で、「その他の火災」が9件でした。
火災による死者なし、負傷者は2人で、損害額は41,341千円(速報値)でした。鎌倉市では平成29年11月23日(木曜日)をもって「火災による死者ゼロ1000日」を達成しました。
次に、出火原因は、「電気関係」が4件、「こんろ(天ぷら油含む)」「たばこ」が各3件、「放火(疑い含む)」が1件で、「不明・調査中」が10件、「その他」が8件となっています。
近年、リチウムイオン電池等による火災が全国的に増加しています。主な原因として、「他機器の充電器を使用して充電した」「バッテリーに外部から衝撃を加えた」などがあります。火災を防ぐために、電気機器の取扱説明書の記載内容を順守し、正しく使用しましょう。
[ 救 急 ]
平成29年中の救急出動件数は10,656件(前年比2.8%増)、救急搬送人員は10,032人(前年比1.8%増)とともに増加となっています。これは1日平均約29件出動し、市民約17人に1人が救急車を利用したことになります。
救急搬送人員の内訳は、「急病人」が6,549人、「一般負傷」が1,945人、「交通事故」が578人となっています。(表2)
傷病程度をみますと、「軽症者」が4,462人(全体の44.5%)です。このことは、重症者が発生した場合の緊急搬送に大きな支障を来すことにもなりますので、救急車の適正利用にご協力ください。
(表1)
火災種別 | 29年 | 28年 | |
火災件数 | 合計 | 29 | 26 |
建物火災 | 20 | 21 | |
車両火災 | 0 | 2 | |
林野火災 | 0 | 0 | |
その他の火災 | 9 | 3 | |
死傷者 | 死者 | 0 | 0 |
負傷者 | 2 | 10 | |
損害額(速報値) | 41,341千円 | 55,078千円 |
※ 損害額は一部調査中です。
(表2)
29年 | 28年 | ||
救急出動件数 | 10,656 | 10,368 | |
救急搬送人員 | 合計 | 10,032 | 9,857 |
急病人 | 6,549 | 6,406 | |
一般負傷 | 1,945 | 1,842 | |
交通事故 | 578 | 568 | |
その他 | 960 | 1,041 | |
高齢者 | 6,575 | 6,317 | |
軽症者 | 4,462 | 4,361 |
火災は、ちょっとした油断から発生し、貴重な財産や尊い命まで奪う恐ろしいものです。火災を早期に発見し逃げ遅れを防ぐために、住宅用火災警報器を設置するとともに、火の取扱いに十分注意しましょう。
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