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更新日:2023年1月17日
新型コロナウイルスワクチンを接種することによって、新型コロナウイルス感染症の感染、発症、重症化を予防する効果が高まることが分かっています。
しかしながら、ワクチンを接種することによって、稀にアナフィラキシーショックなどの副反応を起こすこともあります。また、ファイザー社製及びモデルナ社製のワクチンでは、頻度としてはごく稀ですが心筋炎や心膜炎を疑う事例やギラン・バレー症候群を発症する報告があります。
ワクチンを接種される際は、接種に伴う有効性とリスクを比較し、接種を受ける方の健康状態や体質など様々な事情をご考慮いただいたうえで、接種をご判断ください。受ける方の同意なく、接種が行われることはありません。
市民の皆様におかれましては、ワクチンを接種しない判断をされた方へ差別的な扱いをされませんよう、お願いいたします。
感染症の原因となる病原体に対する免疫ができる体の仕組みを使って、病気に対する免疫をつけたり、免疫を強くするために、ワクチンの接種を行うものです。
現在、国内で接種している新型コロナウイルスワクチンは、ファイザー社製、武田/モデルナ社製とアストラゼネカ社製のワクチンです。
なお、鎌倉市ではファイザー社製とモデルナ社製のワクチンを使用しています。
参照:厚生労働省 新型コロナワクチンQ&A
「ワクチンにはどのようなものがあるのですか( 外部サイトへリンク )」
「新型コロナワクチンの仕組み( 外部サイトへリンク )」
日本で接種が行われている新型コロナワクチンは、新型コロナウイルス感染症の感染、発症、重症化を予防する効果が確認されています。しかし、高い発症予防効果等がある一方、感染予防効果や、高齢者においては重症化予防効果についても、接種からの時間の経過に伴い、徐々に低下していくことが示唆されています。追加接種には、これらの時間経過により低下した感染予防効果や重症化予防効果等を高める効果があります。
現在、鎌倉市で1・2回目接種時に使用しているファイザー社製のワクチンは2回の接種によって、95%の有効性で、発熱やせきなどの症状が出ること(発症)を防ぐ効果が認められています。なお、本ワクチンの接種で十分な免疫ができるのは、2回目の接種を受けてから7日程度経ってからとされています。
さらに、追加接種を行うと、2回目接種からの時間経過により低下した感染予防効果や重症化予防効果等を高める効果があることが、臨床試験や様々な疫学研究等で報告されています。
この効果は、追加接種時に使用するファイザー社製のワクチンとモデルナ社製のワクチンのどちらにもあることが報告されています。このため、感染拡大防止及び重症化予防の観点から、初回(1回目・2回目)接種を完了したすべての方に対して、追加接種の機会を提供することが望ましいとされています。
なお、追加接種の詳細については、首相官邸や厚生労働省により公開されているリーフレットもご参照ください。
厚生労働省 「追加(3回目)接種に使用するワクチンについて(PDF:409KB)」
首相官邸 「新型コロナワクチンについて皆さまに知ってほしいこと(PDF:5,919KB)」
このようにワクチン接種による新型コロナウイルス感染症の発症予防効果は高くなりますが、100%発症を防ぐものではありません。ワクチンを接種した後もマスク着用などの感染予防対策にご協力お願いします。
参照:厚生労働省 新型コロナワクチンQ&A
「ワクチンの効果( 外部サイトへリンク )」
「追加接種( 外部サイトへリンク )」
新型コロナワクチンの情報については、科学的根拠や信頼できる情報源に基づいていない不正確なものがあり、注意が必要です。
誤情報の詳細は下記をご参照ください。
厚生労働省 新型コロナワクチンQ&A「これは本当ですか?( 外部サイトへリンク )」
以下の項目に当てはまる方は、ワクチンの接種ができません。当てはまる方は、かかりつけ医にワクチンを接種を受けて良いかご相談ください。
(※1) 明らかな発熱とは、通常37.5℃以上を指します。ただし、37.5℃を下回る場合も平常の体温を鑑みて発熱と判断される場合はこの限りではありません。
(※2) アナフィラキシーや、全身性の皮膚・粘膜症状・喘鳴・呼吸困難・頻脈・血圧低下等、アナフィラキシーを疑わせる複数の症状。
下記にあてはまる方は本ワクチンの接種について、注意が必要です。該当すると思われる場合は、必ず接種前の診察時に医師へ伝えてください。
妊婦また妊娠している可能性がある方、授乳されている方は、必ず接種前の診察時に医師へ伝えてください。
高齢の方は、ご自身の健康状態について接種前の診察時に医師へ伝えてください。
ワクチン接種後には、体内で新型コロナウイルスに対する免疫ができる過程で、様々な症状が現れることがあります。
主な副反応は、注射した部分の痛み、頭痛、関節や筋肉の痛み、疲労、寒気、発熱等です。また、稀に起こる重大な副反応として、アナフィラキシーショック(※1)があります。
接種後に気になる症状を認めた場合は、接種医あるいはかかりつけ医、神奈川県新型コロナワクチン副反応等相談コールセンター(TEL:045-285-0719・24時間対応)に相談してください。
(※1)ワクチン接種後、5分~30分以内に皮膚のかゆみ、じんま疹、視覚の異常、意識混濁等の症状が現れた場合はアナフィラキシー(急性のアレルギー反応)の疑いがあります。このような症状が現れた場合には、接種会場で必要な対応を行います。
(※2)2021(令和3)年12月3日、心筋炎や心膜炎の症状について、通常の注意喚起から「重大な副反応」として警戒度が引き上げられ、医師等による報告が義務になりました。症状の発現頻度としてはごく稀ですが、特に、1回目よりも2回目のワクチン接種後に、高齢者よりも思春期や若年成人に、女性よりも男性に、より多くの事例が報告されています。
参照:厚生労働省 新型コロナワクチンQ&A
「これまでに認められている副反応にはどのようなものがありますか。( 外部サイトへリンク )」
「追加(3回目)接種ではどのような副反応がありますか。2回目より重いのでしょうか。( 外部サイトへリンク )」
「ワクチンを接種すると心筋炎や心膜炎になる人がいるというのは本当ですか。( 外部サイトへリンク )」
国では、ワクチンの安全性の確保のため、接種と因果関係が不明な場合も含めて、副反応を疑う事例を収集し、厚生労働省の審議会で専門家による評価を行っています。
副反応疑いに関する詳細については、厚生労働省の「新型コロナワクチンの副反応疑い報告について( 外部サイトへリンク )」をご覧ください。
なお、12月20日時点で鎌倉市に情報提供のあった市民の副反応疑い報告は次の通りです。
副反応疑い報告数 | 64歳以下 | 65歳以上 | |||
うち重篤 | |||||
うち死亡 | |||||
男性 | 7 | 1 | 1 | 7 | 0 |
女性 | 27 | 3 | 2 | 24 | 3 |
不明 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
合計 | 34 | 4 | 3 | 31 | 3 |
鎌倉市はワクチンに関する情報をより幅広く発信するため、国が取りまとめている疑い報告(副反応、死亡、アナフィラキシー、心筋炎関連事象)の事例の件数を一部抜粋し、掲載しています。
2022年(令和4年)12月16日に第89回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第18回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)( 外部サイトへリンク )が開催され、医療機関又は製造販売業者から副反応の疑い、死亡、アナフィラキシー疑い、心筋炎関連事象疑いとして報告された事例の件数は下記のとおりです。
下記の一覧表は、厚労省厚生科学審議会で報告された副反応疑いを、一部抜粋したものです。
詳細は、「副反応疑い報告の状況について( 外部サイトへリンク )」をご覧ください。
報告件数 ※47都道府県の件数です。(令和4年(2022年)12月16日時点)
メーカー | 推定接種者数 | 副反応疑い報告数 | うち重篤報告数 | うち死亡報告数 |
ファイザー |
3回目: 4回目: |
3回目:2,018 4回目:279 |
3回目:567 4回目:103 |
3回目:128 4回目:32 |
ファイザー |
1回目: 2回目: 3回目: |
1回目:82 2回目:45 3回目:5 |
1回目:18 2回目:15 3回目:2 |
1回目:0 2回目:1 3回目:1 |
ファイザー (6か月~4歳用) |
1回目:5,496 | 1回目:0 | 1回目:0 | 1回目:0 |
モデルナ
●うちオミクロン株BA.1対応ワクチン数 |
3回目: 4回目: |
3回目: 4回目: |
3回目: 4回目: |
3回目: 4回目: |
ノババックス |
1回目: 2回目: 3回目: 4回目: |
1回目: 2回目: 3回目: 4回目: |
1回目: 2回目: 3回目: 4回目: |
1回目: 2回目: 3回目: 4回目: |
ファイザー |
ワクチンと死亡との因果関係が否定できないもの |
0件 |
令和3年2月17日~ |
ワクチンと死亡との因果関係が認められないもの |
10件 |
||
情報不足等によりワクチンと死亡との因果関係が評価できないもの |
1,696件 |
||
ファイザー |
ワクチンと死亡との因果関係が否定できないもの | 0件 |
令和4年2月21日 |
ワクチンと死亡との因果関係が認められないもの | 0件 | ||
情報不足等によりワクチンと死亡との因果関係が評価できないもの | 2件 | ||
モデルナ ●うちオミクロン株BA.1対応ワクチン |
ワクチンと死亡との因果関係が否定できないもの | 0件 ●0 |
令和3年5月22日 |
ワクチンと死亡との因果関係が認められないもの |
1件 |
||
情報不足等によりワクチンと死亡との因果関係が評価できないもの |
208件 |
||
ノババックス | ワクチンと死亡との因果関係が否定できないもの | 0件 |
令和4年5月25日 |
ワクチンと死亡との因果関係が認められないもの | 0件 | ||
情報不足等によりワクチンと死亡との因果関係が評価できないもの | 1件 |
47都道府県の件数です。
※医療機関・製造販売業者から報告された事例の件数です。
ブライトン分類に基づき専門家によりアナフィラキシーと評価された件数
メーカー | 報告数 | 対象期間 |
ファイザー |
627件/243,304,176回接種 (0件/1,081,356回接種) |
令和3年2月17日 ~令和4年10月9日 |
ファイザー |
3件/3,315,127回接種 | 令和4年2月21日 ~令和4年10月9日 |
モデルナ |
67件/78,941,637回接種 | 令和3年5月22 日 ~令和4年10月9日 |
アストラゼネカ |
0件/117,838回接種 |
令和3年8月3日 |
武田/ノババックス | 3件/220,465回接種 | 令和4年5月25日 ~令和4年10月9日 |
47都道府県の件数です。
※2022年(令和4年)11月11日第88回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第18回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)資料より
※アナフィラキシーを判断する国際基準としてブライトン分類を使用しています。ブライトン分類においてアナフィラキシーと判断できないもの及びアナフィラキシーではないものは除いてます。
参照:厚生労働省 厚生科学審議会よりhttps://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/shingi-kousei_284075.html
厚生労働省 新型コロナワクチンQ&A「新型コロナワクチンの安全性と副反応( 外部サイトへリンク )」
厚生労働省 「新型コロナワクチンを受けた後の注意点( 外部サイトへリンク )」
メーカー | 報告数(心筋炎・心膜炎/推定接種回数) | 対象期間 |
ファイザー ●うちオミクロン株BA.1対応ワクチン 〇うちオミクロン株BA.4-5対応ワクチン |
3回目:79件・37件/49,933,259回接種 4回目:8件・1件/30,608,994回接種 5回目:0件・0件/2,496,960回接種 |
令和3年2月17日 ~令和4年11月13日 |
ファイザー |
1回目:3件・2件/1,677,746回接種 2回目:4件・0件/1,604,940回接種 3回目:0件・0件/323,946回接種 |
令和4年2月21日 ~令和4年11月13日 |
モデルナ |
3回目:68件・23件/33,433,486回接種 4回目:7件・1件/14,214,239回接種 5回目:0件・0件/193,467回接種 |
令和3年5月22日 |
ノババックス |
1回目:0件・0件/41,680回接種 2回目:1件・0件/36,414回接種 3回目:0件・0件/165,428回接種 4回目:0件・0件/188回接種 |
令和4年5月25日 |
参照:厚生労働省 厚生科学審議会より「予防接種・ワクチン分科会・副反応検討部会( 外部サイトへリンク )」
神奈川県新型コロナワクチン副反応等相談センターにお問い合わせください(24時間対応)。
電話番号 045-285-0719
FAX番号 045-211-4678
ワクチン接種後に生じた副反応に係る相談等に対応します。医療機関等の紹介は行っていないため、診察を希望される場合は、かかりつけ医や接種した医療機関にご相談ください。
アナフィラキシー等、緊急性が高い場合は、当該地域の救急医療体制で対応します。
一次対応で対応が困難(※)な場合は、接種医、かかりつけ医等から、神奈川県が協力を依頼した副反応に対する専門的な医療機関へ相談・紹介します。
相当期間を経過後も症状が軽快しない、循環器疾患や脳神経疾患等、より高度で専門的な治療を要する症状との関連が強く疑われる症例
参照:神奈川県「新型コロナワクチンにおける副反応について( 外部サイトへリンク )」
一般的に、ワクチン接種では、副反応による健康被害(病気になったり障害が残ったりすること)が、極めて稀ではあるものの避けることができないことから、救済制度が設けられています。
救済制度では、予防接種によって健康被害が生じ、医療機関での治療が必要になったり、障害が残ったりした場合に、予防接種法に基づく救済(医療費・障害年金等の給付)が受けられます。
参照:厚生労働省「予防接種健康被害救済制度( 外部サイトへリンク )」
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所属課室:健康福祉部 担当者名:新型コロナウイルスワクチン接種担当
鎌倉市新型コロナウイルスワクチン接種コールセンター
0120-238-771