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更新日:2020年4月7日

令和元年度 鎌倉市条例第28号 子どもがのびのびと自分らしく育つまち鎌倉条例

鎌倉市条例第28 号
子どもがのびのびと自分らしく育つまち鎌倉条例
全ての子どもは、限りない可能性を持っています。子ども一人一人が自らの
可能性に気付き、これを伸ばし、夢や希望を持ち続けて主体的に生きていくた
めには、愛情をもって大切に育てられなければなりません。
子どもが豊かな人間性及び社会性を身に付け、自分らしく成長するためには、
地域社会から適切な支援を受けるとともに、児童の権利に関する条約の考え方
にのっとり、一人の人間として尊重されなければなりません。
鎌倉市は、豊かな自然に囲まれています。また、歴史を今に伝えるものがた
くさん残っており、子どもが豊かに成長していくには、大変恵まれた環境にあ
ります。
私たちは、鎌倉市の恵まれた環境を生かして、さらに子どもが大切にされ、
育っていけるように、地域社会の全ての人がその役割を果たし、子どもを総合
的に支援することができるようこの条例を制定します。
   第1章 総則
 (目的)
第1条 この条例は、全ての子どもが大切にされ、のびのびと自分らしく安心
して育つことができるように、子どもを支援するための基本理念を定め、市、
保護者、地域住民等、育ち学ぶ施設の関係者及び事業者の責務や役割を明ら
かにし、子どもへの支援を総合的かつ継続的に推進するための基本となる施
策を定めることにより、子どもの育つ環境を整えることを目的とする。
 (定義)
第2条 この条例において、次の各号に掲げる用語の意義は、それぞれ当該各
号に定めるところによる。
⑴ 子ども 18歳に達する日以後の最初の3月31日までの間にある者をいう。
⑵ 保護者 親権を行う者、未成年後見人その他の者で、子どもを現に監護
し、又は養育する者をいう。
⑶ 地域住民等 子どもが育つ地域に居住し、通勤し、又は通学する者をい
う。
⑷ 育ち学ぶ施設の関係者 保育所、幼稚園、認定こども園、学校その他子
どもが通所し、通園し、通学し、又は入所することにより学び、育ち、又
は支援を受けるための施設の設置者、管理者、職員等をいう。
⑸ 事業者 市内において事業活動を行うものをいう。
 (基本理念)
第3条 子どもへの支援は、次に掲げる基本理念に基づくものとする。
⑴ 子どもが、障害の有無、性別、国籍、経済状況、家族のかたち等にかか
わらず、差別、体罰、いじめ等を受けることがなく、安心して生きていく
ことができるよう、一人の人間として尊重されること。
⑵ 子どもが、心身の健やかな成長を妨げられることがないよう、子どもの
最善の利益が追求され、児童虐待を受けることがなく、安心して生きてい
くことができる環境が整えられること。
⑶ 子どもが、成長の段階に応じて学び、生活の支援を受けることで、社会
で生活する能力を身に付けること。
⑷ 子どもが、何を思い、何を感じながら行動し、又は活動しているのか理
解され、一人一人の個性や可能性を伸ばすことができる環境が整えられる
こと。
⑸ 子どもへの支援は、市、保護者、地域住民等、育ち学ぶ施設の関係者及
び事業者がそれぞれの責務や役割を果たすとともに、相互に連携協力して
継続的に行われること。
   第2章 責務及び役割
(市の責務)
第4条 市は、子どもを社会全体で健やかに育むため、国、他の地方公共団体
その他の関係機関等と連携し、子どもに関する総合的かつ継続的な施策を講
ずるものとする。
2 市は、子どもに関する施策を実施するため、必要な財政上の措置その他の
措置を講ずるよう努めるとともに、支援体制を確保するよう努めるものとす
る。
3 市は、保護者、地域住民等、育ち学ぶ施設の関係者及び事業者がそれぞれ
の役割を果たすことができるよう、有効な支援を行うよう努めるものとする。
4 市は、子どもに関する施策、事業その他の取組について、子どもの意見に
耳を傾け、子どもが参加できるように努めるものとする。
5 市は、地域社会における子どもに関する課題について、関係機関等と情報
を共有し、協働して解決に努めるものとする。この場合において、市は、個
人情報の扱いについて、特に配慮しなければならない。
(保護者の役割等)
第5条 保護者は、子どもの最善の利益を考えるとともに、子どもの人格を尊
重し、子どもの言葉、表情、しぐさ等から子どもの思いを理解し、子どもの
成長及び発達に応じた養育に努めるものとする。
2 保護者は、 家庭が子どもの人格形成における基本的な役割を有している
ことを認識するとともに、子どもが豊かな人間性及び社会性を身に付けて成
長できるよう、より良い家庭環境づくりに努めるものとする。
3 保護者は、肉体的苦痛又は精神的苦痛を与える等、子どもの利益を侵害す
る体罰や児童虐待を行ってはならない。
(地域住民等の役割)
第6条 地域住民等は、子どもが地域社会の一員であり、地域社会の担い手と
なることを認識し、地域社会が子どもの豊かな人間性及び社会性を育む場と
なり、子育て家庭にとって安心して子育てをすることができる場となるよう
努めるものとする。
2 地域住民等は、子どもが安全で安心して生活することができる地域の環境
づくりに努めるものとする。
3 地域住民等は、子どもの成長に関して、子どもと保護者へ向けた情報及び
知識の共有並びに交流及び相談等の支援に努めるものとする。
(育ち学ぶ施設の関係者の役割)
第7条 育ち学ぶ施設の関係者は、子どもの成長及び発達に応じて、子どもが
主体的に学び、育つことができるよう、また能力や可能性を最大限に伸ばす
ことができるよう支援に努めるものとする。
2 育ち学ぶ施設の関係者は、子どもが集団生活を通じ、豊かな人間性及び社
会性を身に付けることができるよう支援に努めるものとする。
3 育ち学ぶ施設の関係者は、差別、児童虐待、体罰、いじめ等から子どもを
守るとともに、市及び関係機関等と連携し、子どもの安全及び安心を確保す
るよう努めるものとする。
(事業者の役割)
第8条 事業者は、雇用する従業員が当該従業員の子どもと接する時間を十分
に確保し、仕事と子育ての両立が可能となるよう、雇用環境の整備に努める
ものとする。
2 事業者は、地域社会の一員として、市、保護者、地域住民等、育ち学ぶ施
設の関係者及び他の事業者が行う子どもの健やかな成長のための取組に協力
するよう努めるものとする。
   第3章 全ての子どもを支援するための施策
 (子どもの育ちの支援)
第9条 市は、子どもが健やかに育ち、学ぶことができるよう、安全で安心な
環境づくりに取り組むとともに、社会の一員、社会の担い手として自立する
ために必要な施策を講ずるよう努めるものとする。
2 市は、全ての子どもと保護者に対して、それぞれの環境や状況に応じ、子
どもが安心して生活することができるために必要な施策を講ずるよう努める
ものとする。
3 市は、子どもが自分の存在と他人の存在の価値を等しく認めるとともに互
いの人格を尊重し、それぞれが主体的に生きていくことができる環境を整え
るよう努めるものとする。
 (特別な支援が必要な子どもへの支援)
第10条 市は、特別な支援が必要な子どもが、健やかに育ち、学ぶことができ
るよう、それぞれの状況に応じて、必要な施策を講ずるよう努めるものとす
る。
 (児童虐待への対応)
第11条 市は、育ち学ぶ施設の関係者及び事業者と連携し、児童虐待の未然防
止及び早期発見のために必要な施策を講ずるものとする。
2 市は、児童虐待を受けている子ども又はその疑いがある子どもに対して、
一人一人に寄り添った迅速な対応を行うとともに、安全及び安心の確保のた
めに児童相談所、警察その他関係機関等との連携を強化するよう努めるもの
とする。
3 市は、児童虐待を受けている子ども又はその疑いがある子どもと、その保
護者及び家庭に対し、適切な対応及び支援を行い、子どもが安全で安心して
生活することができるよう努めるものとする。
 (いじめへの対応)
第12条 市は、保護者、地域住民等、育ち学ぶ施設の関係者及び事業者と連携
し、いじめの未然防止、早期発見及び早期解決のために必要な施策を講ずる
ものとする。
2 市は、いじめを受けている子ども又はその疑いがある子どもに対して、一
人一人に寄り添った迅速な対応を行い、直ちに解決を図るものとする。
3 市は、いじめを行った子どもに対して、家庭と連携し、要因や背景を把握
して、適切な助言及び支援を行うものとする。
 (差別等の防止)
第13条 市は、子どもが障害の有無、性別、国籍、経済状況、家族のかたち等
を理由としたあらゆる差別及び不利益を受けることがないよう、互いの違い
を認め、尊重し合う社会の形成を目指し、保護者、地域住民等、育ち学ぶ施
設の関係者及び事業者と連携し、必要な施策を講ずるよう努めるものとする。
 (貧困の状況にある家庭の子どもへの支援)
第14条 市は、貧困の状況にある家庭の子どもが、自己肯定感及び自尊感情を
損なうことなく健やかに育ち、学ぶことができるよう、またその将来が生ま
れ育った環境に左右されることがないよう、必要な施策を講ずるよう努める
ものとする。
 (不登校及びひきこもりに関する取組)
第15条 市は、保護者、地域住民等、育ち学ぶ施設の関係者及び事業者と連携
し、不登校及びひきこもりに関する課題の解決のために必要な施策を講ずる
よう努めるものとする。
 (子どもへの情報発信)
第16条 市は、子どもの地域社会への参加の促進を図るため、子どもに関する
施策、取組等について、子どもの視点に立った分かりやすい情報発信に努め
るものとする。
 (子どもが意見を言える機会)
第17条 市は、子どもが自由に意見を述べ、自らの夢を気軽に語ることのでき
る機会又は身近な大人や仲間が代弁できる機会を設けるものとする。この場
合において、市は、秘密を守るなど、子どもの不利益にならないよう、特に
配慮しなければならない。
2 市は、子どもが市政に関する質問や意見の表明等を行うことを支援すると
ともに、市政に対して抱く夢や希望を伝える機会を設けるものとする。
 (子どもの居場所の確保)
第18条 市は、子どもが自分らしく遊び、休息し、集い、安心して人間関係を
作り合うことができる場の確保及び充実に努めるものとする。
 (多世代交流の支援)
第19条 市は、それぞれの地域において、多世代交流が図られることにより、
子どもの育ちの支援となるよう、交流の啓発及び支援に努めるものとする。
 (相談体制の強化)
第20条 市は、子どもが困りごとを安心して相談できるよう、関係機関等と連
携し、相談体制の強化に努めるものとする。
2 市は、保護者及び地域住民等からの子ども又は子育てに関する相談につい
て、関係機関等と連携し、相談体制の強化に努めるものとする。
3 市は、保護者の離婚その他家庭の環境が大きく変わる場合において、子ど
もの利益ができる限り優先されるようその家庭の状況を把握して、特に配慮
して相談に応じるよう努めるものとする。
4 市は、子どもの困りごとの相談に関する窓口等の情報の周知に努めるもの
とする。
 (切れ目のない子育て支援)
第21条 市は、安心して子どもを生み育て、子どもが健やかに育ち、学ぶこと
ができるよう、子どもの成長に合わせた、切れ目のない子育て支援施策を講
ずるよう努めるものとする。
第4章 施策の推進
第22条 市は、子ども又は子育てに関わる者及び地域社会と一体となって子ど
もの育つ環境を整え、子ども・子育て支援法(平成24年法律第65号)第61条
の規定により定める子ども・子育て支援事業計画の着実な推進を図るととも
に、他の条例、地方教育行政の組織及び運営に関する法律(昭和31年法律第
162号)第1条の3の規定により定める鎌倉市教育大綱、その他の計画等と相
互に関連させ、総合的に子どもに関する施策の推進を図るものとする。
 (周知)
第23条 市は、子ども又は子育てに関わる全ての者のこの条例に対する理解が
深まるよう、周知に努めるものとする。
   第5章 雑則
 (委任)
第24条 この条例の施行に関し必要な事項は、市長が別に定める。
付 則
この条例は、公布の日から施行する。

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