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更新日:2022年11月10日

カラス・ドバト・トビの被害でお困りの方へ

国内の野生鳥獣は、「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律」(以下「鳥獣保護管理法」と言います。)により保護・管理されていて、むやみに捕獲したり、卵を採取することはできません。

カラスやドバト、トビの被害対策につきましては、以下の対策を行うことにより、被害を防ぐことができる場合があります。

カラス

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(出典:藤沢市ホームページ)

特徴や主な被害については、こちらを参照してください。

繁殖期のカラスについては、こちらを参照してください。

ドバト

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(出典:藤沢市ホームページ)

特徴や主な被害については、こちらを参照してください。

トビ

tobi

特徴や主な被害については、こちらを参照してください。

 カラス

hasibutogarasu

(出典:藤沢市ホームページ)

人の生活圏で見られるのはハシブトガラスです。

特徴

  • 雑食性で野鳥の卵やヒナ、生ごみ、農作物など食べられるものは何でも食べます。
  • 早朝や日中に山や雑木林などのねぐらから住宅街などへ飛来し、日暮れとともにねぐらに帰ります。特に秋から冬にかけては集団でねぐらを形成することがあり、ねぐらへ帰る1時間から2時間前に一時的に数百羽程度の大量のカラスが電線などに集合することがあります。
  • 3月から7月に人の生活圏に子育てのための巣を作ることがあります。

主な被害

  • クリーンステーションのごみをあさられた。
  • 庭や車の屋根などにフンをされた。
  • 威嚇されたり攻撃されたりした。

ゴミ集積所でネットからはみ出たゴミ袋をつついているところや海岸で捨てられた魚などに群がっている光景を目にします。カラスの数を減らすためには、きちんとゴミネットを掛ける、ゴミの先出し後出しをしない、海岸に魚を捨てないなど、マナーを守ることが必要です。

主な対策

カラスに限らず、野生鳥獣は誘因物(エサや巣など)にあつまります。そのため、誘因物を除去し、エサや巣を容易に得られない環境づくりをすることが、被害の防止や生息数の増加を防ぐこととなります。

エサになるものを置かない

カラスが増えた原因は、エサとなる生ごみが街中にあふれているからと言われています。そのため、以下のことに注意しましょう。

  • ごみ出しは決められた時間に行いましょう。
  • 確実に散乱防止ネットかけたり、収集ボックスのふたを閉じましょう。
  • 農産物を畑などに置きっぱなしにせず、ごみなどで処理しましょう。
  • 釣った魚を海岸などに置きっぱなしにせず、ごみなどで処理しましょう。
  • 庭の果樹などはできる限り収穫し、取り残さないようにしましょう。。
  • ペットのエサなどは屋内にしまいましょう。
  • 餌付けをしないようにしましょう。

巣を作られないようにする

抱卵や子育てのための巣作りは、3月ごろから始まります。カラスが巣作りを始める前に庭などの樹木の枝の剪定を行い、巣をつくられないようにしましょう。また、針金製のハンガーを巣材に使うことがありますので、屋内にしまうようにしましょう。庭木などに巣作りを始めたら、完成してしまう前に巣を落すなど早めに対応しましょう。巣の中に卵やヒナがいるときの巣を撤去する場合には、鳥獣保護管理法による市長の許可が必要になります。

電柱や、街路樹などへ営巣しているのを発見したら、以下の連絡先へ連絡してください。なお、電柱には「電柱番号」が表示されていますので、この番号を連絡するとよいでしょう。

営巣している場所 連絡先 電話番号
電柱 東京電力パワーグリッド 0120-995-007
NTT東日本 0120-444-113
街路樹 (国道・県道) 神奈川県藤沢土木事務所道路維持課 0466-26-2111
(市道) 道水路管理課 0467-61-3538
公園 みどり公園課 0467-61-3491

防衛する

カラスは繁殖期には攻撃的になるため、以下のことに注意しましょう。

  • 迂回できるのなら、なるべく巣のある場所を避けましょう。
  • どうしても巣の近くを通らなければならない場合は、頭上を守りながら速やかに通りましょう。特にお子さんには、巣の近くを通るときに騒いだり、カラスを刺激しないように教えましょう。
  • カラスは人の斜め後方の上空から人に近づき、足で頭を蹴ってきますので、帽子をかぶったり、傘をさして頭上を守りましょう。両腕を上げるのも、カラスが翼が腕に当たるのを嫌うので効果的です。

 繁殖期のカラスについて

ハシブトガラスは3月から7月にかけてが繁殖期であり、人の生活圏に繁殖のための巣を作ることがあります。

この時、巣にいる卵やヒナを守るため、巣のそばを通りかかる人の頭上を飛んで威嚇したり、ときには足で蹴ってきます。

子供の巣立ちが近くなると、より神経質になり、巣の近くや縄張りに人が近づくだけで警戒態勢に入ります。

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【カラスの巣】

(出典:逗子市ホームページ)

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【親鳥に餌をねだるカラスの幼鳥】

(出典:逗子市ホームページ)

 

威嚇行動・警戒行動

  • 電柱、電線、とまっている木の枝をくちばしでつついて音を出す。
  • くちばしをカチカチ鳴らす。
  • 人に向かって大きな声で「ガーガー」と鳴く。
  • 鳴きながら頭上を飛び回る。

このような行動が見られたら、卵やヒナがいる巣が近くにあることになります。このような威嚇行動・警戒行動を無視すると、人の斜め後方から飛来し足で頭を蹴ってきますので、なるべく背を向けないようにして、その場から離れましょう。

やってはいけないこと

  • ハシブトガラスの子供(幼鳥)は親鳥と大きさが変わらないこともあります。巣立ったばかりの幼鳥は、まだうまく飛べず親鳥に守られながら飛ぶ練習をします。このような幼鳥に近づくと、親鳥が守ろうとして襲ってくることもありますので、飛べない幼鳥が地面にいる場合は、保護しようとせず、近づかないようにしましょう
  • 威嚇行動・警戒行動をしている親鳥をほうきなどで追い払おうとすると、興奮して襲ってくることもあるので、絶対に興奮させないでください

なお、鳥獣保護管理法により許可なく幼鳥やヒナを捕獲したり、卵を採取することはできないことになっています。また、市では個人が所有する建物や民間施設にある巣の撤去は行っておりません。

ご自分で巣の撤去等が不可能な場合は、工務店、害虫害獣駆除の専門業者や公益社団法人 神奈川県ペストコントロール協会( 外部サイトへリンク )に御相談ください。(有料になります。)

 ドバト

dobato

(出典:藤沢市ホームページ)

ドバトは、ヨーロッパからペットとして輸入されたカワラバトが野生化したものです。近年、このハトが増え、社寺などの建物や住宅のベランダなどがフンで汚されるなどの被害が出ています。また、フンによる健康への影響もあると言われています。

ドバトが増えた背景には、人による無責任な餌付け行為が一因とも言われています。餌付け行為により、エサに不自由しないことから数が増えてしまったと考えられているため、野鳥への餌付けはやめてください。皆様のご協力をお願いいたします。

特徴

  • 首元が緑色に光っています。
  • 木の実など、主に植物性のものを食べますが、虫を食べることもあります。
  • 群れで行動します。
  • 繁殖期は1年中で、年数回産卵します(通常1回の産卵数は2個)。
  • 同じ場所や同じ行動を好みます。(巣の場所やエサ場等)

主な被害

  • ベランダや車の屋根などにフンをされた。
  • まれに、地面に落ちた羽によるアレルギーが発症したり、乾燥したフンを吸い込んだ等により、クリプトコックス症やオウム病にかかった。

主な対策

ドバトに限らず、野生鳥獣は誘因物(エサや巣など)にあつまります。そのため、誘因物を除去し、エサや巣を容易に得られない環境づくりをすることが、被害の防止や生息数の増加を防ぐこととなります。

ドバトがとまる場所を作らない

ドバトがとまりそうなところにテグス(釣り糸)やネットを張りめぐらせましょう。

ドバトは羽の先が触れるのを嫌がると言われていますので、侵入を防ぐためにベランダ等に網状のテグス等を張りめぐらせましょう。軒先やひさしから麻糸等を15cm間隔で垂らすのも効果があると言われています。

フンはこまめに清掃する

ドバトは帰巣本能が強く(このために伝書鳩に使われていたと思われます。)同じ場所や同じ行動を好みます。フンの形状でなわばりを覚えると言われていますので、フンをされたらこまめに清掃しましょう。

巣を作らせない

ドバトが巣を作りそうな場所(三方が囲まれた場所、雨樋、雨戸の戸袋、太陽光パネルと屋根の間など)を確認し、ヒナや卵がない巣材などが確認できたら撤去しましょう。なお、鳥獣保護管理法により許可なく幼鳥やヒナを捕獲したり、卵を採取することはできないことになっているため、巣の中に卵やヒナがいる場合は、ヒナが巣立つのを見守っていただきますようお願いいたします。また、市では個人が所有する建物や民間施設にある巣の撤去は行っておりません。

ご自分で巣の撤去等が不可能な場合は、工務店、害虫害獣駆除の専門業者や公益社団法人 神奈川県ペストコントロール協会( 外部サイトへリンク )に御相談ください。(有料になります。)

環境省ホームページ「ドバト被害防止パンフレット「エサをあげないで!」」( 外部サイトへリンク )

 トビ

tobi

海岸や公園などで食事していると、トビが食べ物を狙ってくることがあります。トビは、非常に目がよく、上空で旋回しながら食べ物を確認し、人の斜め後方から音もなく飛来してきます。トビに食べ物をとられたときに爪などでケガをする被害も発生しています。特に、小さなお子様をお連れになっているときは、保護者の方が気配りしてください。

無防備に食事している人を見かけたときは、トビに注意するよう一声かけてあげてください。
みなさまのご協力をお願いします。

特徴

  • 「ピーヒョロロロ」と鳴きます。
  • 羽を開いた状態の体長は、150cmから160cmになります。
  • 死んだ動物や魚などを見つけて食べますが、ネズミ等の小動物を食べることもあります。
  • とても目がよく、50mを見渡すことができると言われています。これは、人間の約8倍とも言われています。

主な被害

  • 食べ物を持っていたら、上空から襲われ、足の爪で怪我をした。
  • 車の屋根などにフンをされた。

主な対策

  • トビは上空からエサ(食べ物)を目視し取ろうとするため、傘などで上空から見えないようにしたり、屋根のある場所で食べるようにしましょう。また、人の斜め後方から音もなく滑空してくるため、大きな壁などを背にして食べるようにしましょう。SNS等にアップするため、地上などに食べ物を置いて撮影したり、食べ物を持った手を伸ばして撮影するのはもってのほかです。
  • もともと警戒心が強いため、複数人でいる場合には、監視役としてトビの行動を見張りましょう。この時は、なるべくトビの顔を見るようにしましょう。また、上空に集まって来たトビにカメラを向けると遠ざかって行くことがあります。

知って防ぐトビとのトラブル(神奈川野生動物救護連絡会作成)

鳥獣の捕獲等許可について

国内の野生鳥獣は、「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律」により保護・管理されており、鳥獣の捕獲等(ヒナの捕獲や卵の採取も含みます。)は禁止されています。

捕獲等を実施する場合は、許可を受ける必要があります。

手続等に関しては、こちらのページをご覧ください。

お問い合わせ

所属課室:環境部環境保全課動物保護管理担当

鎌倉市御成町18-10 本庁舎1階

電話番号:0467-61-3389

メール:bika@city.kamakura.kanagawa.jp

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