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更新日:2023年12月1日

“「いざ、鎌倉」~歴史と文化が描くモザイク画のまちへ~”の「日本遺産」について

平成28年4月19日に開催された「日本遺産審査委員会」(文化庁)における審査を経て、本市を含む19件が、平成28年度の「日本遺産(Japan Heritage)」に認定されました。

日本遺産とは

日本遺産とは、地域の歴史的魅力や特色を通じて我が国の文化・伝統を語るストーリーを「日本遺産」として文化庁が認定するもので、平成27年度から始まった制度です。

日本遺産は、ストーリーを語る上で欠かせない魅力溢れる有形・無形の様々な文化財群を、地域が主体となって総合的に整備・活用し、国内だけでなく海外へも戦略的に発信していくことにより、地域の活性化を図ることを目的とするもので、文化庁では、2020年の東京オリンピック・パラリンピック競技大会までに約100件の認定を予定しています。

平成27年度には全国で18件、平成28年度は19 件のストーリーが認定され、鎌倉も認定されました。

平成28年度「日本遺産(Japan Heritage)」認定一覧(PDF:75KB)

平成28年度「日本遺産(Japan Heritage)」認定概要(PDF:1,715KB)

平成28年度「日本遺産(Japan Heritage)」申請一覧(PDF:140KB)

「日本遺産(Japan Heritage)」について(PDF:73KB)

日本遺産審査委員会委員一覧(PDF:47KB)

鎌倉市の取組経過

鎌倉市は、「歴史的遺産と共生するまちづくり」に向け、「鎌倉市歴史的風致維持向上計画」の策定に取り組んできましたが、平成28年1月に国から認定を受けました。

一方、社寺関係者、民間団体などからも、平成28年度の日本遺産認定に向け、早期に取り組むよう強い要請をいただいたことに加え、「鎌倉市歴史的風致維持向上計画」策定作業を通して、日本遺産認定に向けてのストーリー作成の目途が立ちました。

また、鎌倉市としても、2020年の東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向け、社寺をはじめとする数多くの文化財を活用した情報発信や環境整備を早急に進めていく必要があると考えています。

そこで、日本遺産の認定を受けることで、日本遺産魅力発信推進事業の補助金を活用し、これまで以上に本市の魅力を国内外へ発信すると同時に、市民の皆さんや訪れる方の安心、安全、満足につながる取組を推進するため、この度平成28年度「日本遺産」認定に向けた申請を決め、平成28年2月に認定申請を行いました。

認定されたストーリー

 タイトル

 「いざ、鎌倉」~ 歴史と文化が描くモザイク画のまちへ ~

ストーリーの概要

 鎌倉は、源頼朝によって幕府が開かれた後、急速に都市整備が進められ、まちの中心には鶴岡八幡宮、山には切通(きりどおし)、山裾には禅宗寺院をはじめとする大寺院が造られました。

この地に活きた武士たちの歴史と哀愁を感じられる古都鎌倉は、近世には信仰と遊山の対象として脚光を浴び、近代には多くの別荘が建てられましたが、歴史的遺産と自然とが調和したまちの姿は守り伝えられてきました。

このような歴史を持つ古都鎌倉は、自然と一体となった中世以来の社寺が醸し出す雰囲気の中に、各時代の建築や土木遺構、鎌倉文士らが残した芸術文化、生業(なりわい)や行事など様々な要素が、まるでモザイク画のように組み合わされた特別なまちとなったのです。

ストーリーについて

鎌倉幕府の成立

源頼朝が幕府を開き、本格的な武家政権が誕生した地である鎌倉は、幕府によって急速に都市整備が進められ、鎌倉のまちの基本構造は鎌倉時代にほぼ確立しました。

鶴岡八幡宮 鶴岡八幡宮 鎌倉大仏 鎌倉大仏

鎌倉観光の先駆け

鎌倉は戦国時代に一時寒村化したが、その中にあって唯一命脈を保った社寺は、江戸時代中期以降は信仰と遊山の対象となり、江戸近郊のいわば観光地となっていきました。

別荘地鎌倉

明治時代に入ると、横須賀線などの開通に伴い、政界人や財界人などが訪れるようになり多くの別荘が建てられ、これを契機に、鎌倉は近代都市としてのまちづくりが進められました。

 文学館 鎌倉文学館(旧前田家鎌倉別邸)

鎌倉文士

別荘地としての発展に伴い、「鎌倉文士」と呼ばれる作家たちが住まうようになり、活発な文芸活動を行うとともに、「鎌倉カーニバル」や「ぼんぼり祭」などの発案や、鎌倉の歴史的遺産と緑が調和した景観の保全につながる「御谷騒動」など、地域にも積極的に貢献しました。

さらに近代の鎌倉では、他にも多くの芸術家が暮らしたことから、古都としての歴史に加え、近代芸術の新たな文化を創出するまちとなりました。

歴史と文化が描くモザイク画

古都鎌倉は自然と一体となった中世以来の社寺が醸し出す雰囲気の中に、各時代の建築や土木遺構、鎌倉文士らが残した芸術文化、生業や行事など様々な要素が、まるでモザイク画のように組み合わされた特別なまちとなりました。

様式1-1)基本情報(PDF:139KB)

様式2)ストーリー(PDF:470KB)

構成文化財について

 建長寺山門 建長寺山門 ぼんぼり祭 ぼんぼり(雪洞)祭

日本遺産のストーリーを構成する文化財として、鶴岡八幡宮や建長寺をはじめとする社寺、若宮大路や切通などの史跡、鎌倉文学館や旧華頂宮邸などの別荘建築、湯浅物産館などの商店、さらには流鏑馬やぼんぼり(雪洞)祭などの無形文化財を位置づけました。

様式3-1)構成文化財一覧表(PDF:366KB)

様式3-2)構成文化財写真一覧(PDF:949KB)

 

平成29年には、「旧神奈川県立近代美術館鎌倉館本館」「神霊教鎌倉錬成場(旧山本条太郎邸)」の2件が追加され、構成文化財は56件になりました。

旧神奈川県立近代美術館鎌倉館本館           心霊教鎌倉錬成場(旧山本条太郎邸)

旧神奈川県立近代美術館鎌倉館本館        神霊教鎌倉錬成場(旧山本条太郎邸)  

 

鎌倉の日本遺産に関する印刷物・映像

日本遺産いざ鎌倉協議会において、平成28年度に日本遺産ブックレット、「一個人」特別編集日本遺産リーフレット、日本遺産ポスターを作成しました。さらに、鎌倉の日本遺産を紹介する映像も作成しました。詳細は下記のページにてご案内しています。

日本遺産に関するコンテンツについて

日本遺産サミットin京都について

平成29年7月1日、2日の両日、けいはんなイノベーションオープンセンターにて、日本遺産サミットが開かれ、鎌倉も参加しました。50以上の認定団体が一堂に会し、会場は大きな盛り上がりを見せました。詳細は、下記のページをご覧ください。

日本遺産サミットin京都について

日本遺産サミットin高岡について

平成30年9月22日、23日の両日、富山県高岡市生涯学習センター(ウイング・ウイング高岡)にて、「日本遺産サミットin高岡2018」が開催され、鎌倉市も参加致しました。

今回の日本遺産サミットには、全国から67の認定団体が集結し、昨年同様、大きな盛り上がりを見せました。詳細は下記のページをご覧ください。

日本遺産サミットin高岡について

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鎌倉市ホームページについて

お問い合わせ

所属課室:市民防災部観光課観光担当

鎌倉市御成町18-10 本庁舎1階

電話番号:0467-61-3884

メール:kankou@city.kamakura.kanagawa.jp

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