ホーム > 産業・まちづくり > 都市計画 > 都市マスタープラン「III部門別方針 8福祉のまちづくりの方針 1現況と課題」

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更新日:2018年1月4日

1.現況と課題

1)高齢者、障害者等の状況

(1)高齢者の状況

鎌倉市の高齢者の割合は、非常に高くなっています。平成9年における高齢化率は18.9%で、平成17年には24.0%に達すると推計されています。

総世帯の約33%が高齢者のいる世帯であり、また、ひとり暮らしの高齢者の世帯(約6%)や、寝たきり、虚弱、痴呆性など介護を必要とする高齢者(平成9年で在宅約2,000人、施設入所や長期入院などの非在宅約650人)も増加を続けています。

(2)障害者の状況

鎌倉市の身体障害者手帳所持者は平成9年で約3,400人です。このうち、過半数が肢体不自由者、次いで多いのが内部障害者であり、年齢別では40歳以上の中高年障害者が大多数という状況です。全体として障害者数の増加、高齢化及び重度化の傾向が見られます。

また、知的障害者(精神薄弱者名簿登載者は約550人)も増加傾向にあり、やはり高齢化、重度化の傾向が見られます。介護者も高齢化していると考えられます。

さらに、精神障害者も増加傾向にあり、鎌倉保健所の調査によれば市内の精神障害者数は、平成8年度末現在で、1,648人となっています。

(3)子どもの状況

鎌倉市では、高齢化が進行する一方、年少者の割合は減少を続けています。女性の社会進出などにより、少子化は全国的な傾向となっていますが、本市の出生率(平成7年で1,000人あたり6.5人)は全国平均よりかなり低くなっています。

これは、若年ファミリー層*の居住環境や子育ての環境が不十分であるためとも考えられます。市の実施したアンケート調査でも、子育て環境として自然環境を評価する意見が多い一方で、子ども向け施設や保育サービスが不十分であるという指摘もあります。また子ども同士の交流の少なさを気がかりなこととしてあげている親が多い状況です。

2)福祉のまちづくりの課題

(1)都市環境の整備

市内の道路は、歩車道分離や段差解消が不十分で、歩行事故・自動車事故の危険があり、車椅子等での通行不能な場所も多い状況です。子どもも含めて誰でも歩きやすく安全な歩行空間を確保していく必要があります。

また、バス、タクシー、電車などの車両や駅等の施設についても、車椅子の利用やエレベーターの確保などの改善が不十分です。

さらに鎌倉独自の地形により、谷戸の奥や丘陵部などの交通不便地域の問題があります。

(2)居住環境の充実

高齢者、障害者にとっては、身体機能の低下や障害を補い、また介護しやすい設備等の整った住宅構造への改善が重要な課題です。

また、民間賃貸アパートなどへの高齢者、障害者の入居敬遠などの状況があり、公共住宅において高齢者、障害者向け住宅の充実を図ることが必要です。

(3)コミュニティ*施設等の交流・社会参加の場の整備

高齢者、障害者、子どもを持つ母親などが孤立しないよう、交流や支援ができるような地域社会づくりが必要です。

また、高齢者、障害者などが一般の人と共に気軽に利用できるような多目的施設やコミュニティ*施設、快適でくつろげる広場や散歩道等を整備していくことが求められています。

(4)福祉施設等の整備

高齢者、障害者の在宅介護支援の拠点となる施設、機能回復・作業訓練の場、入所施設、子育て支援のための施設などを、地域バランスに配慮して充実することが必要です。

(5)関連する分野の連携と総合的な対応の必要性

都市空間のバリアフリー*化は、単独施設や道路の一部のみの対応では役に立たないものです。高齢者、障害者などが自由に行動できるよう、施設間の連携と総合的な対応が必要です。

また、地域福祉の推進のため、保健・医療施設、福祉施設、コミュニティ*施設等が連携し、総合的なケアシステムに対応したものとしていくことが必要です。

お問い合わせ

所属課室:まちづくり景観部都市計画課都市計画担当

鎌倉市御成町18-10 本庁舎3階

電話番号:0467-61-3408

ファクス番号:0467-23-6939