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更新日:2023年6月6日
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新元号「令和」の時代が大きく動き出した令和元年に、鎌倉市は市制施行80周年を迎えました。
市では、これを記念して「知られざる鎌倉」と題し、まだ十分には多くの人々には知られていない鎌倉の文化資産のより一層の顕在化を目指します。
「萬葉集」に4首の関連歌を伝える鎌倉は、市内大町の妙本寺に、鎌倉時代に萬葉集研究の事績を遺し、現在最も信頼される写本である「西本願寺本万葉集」につながる写本のもとを整えた仙覚を顕彰する史碑があります。また、この事跡を継承、発展させ近代萬葉集研究の礎を築いた歌人・研究者佐佐木信綱が、大正10年鎌倉大町に「溯川草堂」を設け執筆の場とし門下生を育ててながら鎌倉の文人と交流しました。市では、こうした「万葉集」とのゆかりを踏まえ、その後の「古今和歌集」、「源氏物語」研究の系譜を継承することを目指して市制80周年事業として「鎌倉仙覚文庫」を設立し、関連行事を開催しました。
佐々木信綱 鎌倉山歌碑
鎌倉文学館・蔵書展示
巻子本
(於.妙本寺 <会場 別院 第20回鎌倉に咲く万葉野の花 阿見みどり水彩画展>)
令和元年11月4日(月曜日・振替休日)13時~15時
「令和の時代と万葉の心」
令和元年11月3日(日曜日・祝日)
鎌倉市制80周年記念式典 鎌倉芸術館
講師:国際日本文化研究センター名誉教授 中西 進氏
(国際日本文化研究センター名誉教授 中西 進氏)
「鎌倉仙覚文庫」の設立をきっかけとして、文学、歴史、芸術などの学術交流、人材育成などを通じ、鎌倉固有の文化の再評価や発信、市民の文化、歴史についての理解を深めるため、2大学と包括連携協定を締結しました。
令和元年(2019年)11月19日(火曜日)に、青山学院大学と包括連携協定を締結しました。
協定締結後、青山学院大学三木学長との写真撮影
令和元年(2019年)11月28日(木曜日)に、二松学舎大学と包括連携協定を締結しました。
協定締結後、二松学舎大学江藤学長との写真撮影
世界有数のバレエ大国となった日本のバレエは、1919(大正8)年にロシア革命を逃れて来日したエリアナ・パヴロバが鎌倉七里ガ浜に日本初のバレエスクールを設立をしたことに始まります。この教室からその後の日本バレエ界を支える多くの舞踏家が巣立ちました。遺品、写真等を通して、その足跡をたどります。
エリアナ・パヴロバ
来日100周年記念展示【終了しました】
没後80周年記念展示【終了しました】
顕彰碑クラウドファンディング周知展示
ガバメントクラウドファンディングを活用して、修繕を実施しました。
鈴木大拙と西田幾多郎は、ともに明治3年(1870年)に石川県で生まれ、第四高等中学校で出会ってから生涯に渡り交流を持ちました。また、学問的にも深く関わり、ともに西洋の文化、思想を吸収しながら、東洋の伝統的な考え方・生き方を大切にし、東西を結びつける世界文化を創造しました。
ふたりはともに晩年を鎌倉の地で過ごしました。大拙と幾多郎の考え方や生き方を紹介します。
出典、参考 鈴木大拙館HP( 外部サイトへリンク )、石川県西田幾多郎記念哲学館HP( 外部サイトへリンク )
生誕150周年記念展示