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更新日:2024年2月8日

欧州連合都市間協力プロジェクト

欧州連合都市間協力プロジェクトへの参加について

欧州連合都市間協力(International Urban and Regional Cooperation=IURC)は2017年に開始されたプログラムで、世界の様々な地域にある都市が、共通の課題解決に向けて連携し、対応策を供しあうことを目指しているものです。プロジェクトの1つが「持続可能な都市開発に関する都市間協力」で、このプロジェクトでは、持続可能な都市開発という課題を抱えた都市が世界各地から選ばれ、欧州連合(EU)の都市とペアを組み、問題解決や市場開発のために行う活動やパイロットプロジェクトの概要をまとめたローカルアクションプランを作成することとしています。

鎌倉市は2018年からプロジェクトに参加し、スウェーデン王国ウメオ市とペアを組み、「スマートシティ」、「社会的包摂」、「SDGs」をテーマに、職員が相互訪問しました。また、2022年5月には、ウメオ市と併せて、イタリア・ベネチア都市圏とペアを組み、「オーバーツーリズム対策」及び「観光客の分散化」をテーマに、鎌倉市職員が訪問しました。今後、鎌倉市と2都市で、ローカルアクションプランの作成を進めてまいります。

ウメオ市について

ウメオ市はスウェーデン北部のヴェステルボッテン県にある都市で、スウェーデン北部の最も大きな都市です。

大きな都市と言っても、人口は12万人ほどですが、世界的に有名なウメオ大学をはじめ、若者が多く集まる都市で、過去50年間に人口が倍増しており、人口希薄な地域であるにも関わらず、ヨーロッパでもっとも人口が増大している都市です。ウメオ市が定めた7つの戦略的長期目標の1つが、社会、環境経済のすべての面で持続可能性を実現しつつ、2050年に人口20万人を達成することで、持続可能な発展はチャレンジでもあり、チャンスでもあると捉えているとても野心的な都市です。

2014年には欧州文化首都に選ばれ、世界的にも珍しいエレキギターの博物館や彫刻公園があります。また、街の中心を流れるウメ川をはじめ、周辺は多くの湖と針葉樹林に囲まれた自然豊かな環境です。

ウメ川

ウメ川の様子(2018年10月訪問時撮影)

ベネチア都市圏について

ベネチア都市圏は、イタリア北東部、ベネト州の州都、ベネチア県の県都で、アドリア海北岸に臨む港湾都市です。

ベネチア湾奥のベネト・ラグーン(潟湖)に発達した砂州からなる122の小島が中心市街地の地盤であり、これらの島々は約400の橋で結ばれています。市内には176の運河が縦横に走り、有名な大運河(カナル・グランデ)が市内を北西から南東にS字形に貫き、「水の都」と呼ばれる世界屈指の観光都市として知られています。

カナル・グランデ

カナル・グランデの様子(2022年5月訪問時撮影)

ウメオ市職員(第2回)及びベネチア都市圏職員(第1回)の鎌倉への来訪

2022年10月にウメオ市職員及びベネチア都市圏職員が鎌倉市へ来訪するスタディツアーを実施しました。

  • 来訪日程:2022年10月17日から19日まで
  • 来訪者:ウメオ市:1名(戦略開発担当職員)、ベネチア都市圏:3名(サン・ド・ナ・ピアーベ副市長、国内及び国際プロジェクト及び資金調達部門担当職員)

スタディツアーの内容

2022年10月17日(月曜日)
  • 市長表敬訪問
  • 鎌倉文学館見学
  • 長谷寺見学
  • 鎌倉大仏高徳院見学 
2022年10月18日(火曜日)
  • 鎌倉市の観光事情
  • 鎌倉市の概要
  • 鎌倉市のSDGsの取組
  • 鎌倉市の環境施策について
  • リサイクリエーションラボの視察
  • 面白法人 カヤックの視察
2022年10月19日(水曜日)
  • オーバーツーリズムについて
  • 鎌倉彫資料館見学
  • 行程のまとめ

スタディツアーの様子

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鎌倉市職員のウメオ市(第2回)及びベネチア都市圏への訪問

鎌倉市職員のウメオ市への訪問

2022年5月に鎌倉市職員がウメオ市を訪問するスタディツアーを実施しました。

  • 訪問日程:2022年5月16日から17日まで
  • 参加職員:共生共創部企画課担当職員、文化課担当職員、市民防災部観光課課長補佐(計3名)

スタディツアーの内容

2022年5月16日(月曜日)
  • ウメオ市の概要について
  • ウメオ市が取り組むSDGsについて
  • ウメオ市における行政手続きの電子化の取り組みについて
  • ウメオ市役所、市内ガイドツアー
  • ウメオ大学見学
2022年5月17日(火曜日)
  • ウメオ市内の企業見学
  • サスティナビリティレストラン見学
  • ウメコン定例会への出席

スタディツアーの様子

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鎌倉市職員のベネチア都市圏への訪問

2022年5月に鎌倉市職員がベネチア都市圏を訪問するスタディツアーを実施しました。

  • 訪問日程:2022年5月19日から20日まで
  • 参加職員:共生共創部企画課担当職員、文化課担当職員、市民防災部観光課課長補佐(計3名)

スタディツアーの内容

2022年5月19日(木曜日)
  • ムラーノ島において伝統工芸品製作工房の見学
  • スマートコントロールセンターの見学
2022年5月20日(金曜日)
  • サン・ドナ・ピアーヴェでの観光資源の見学

スタディツアーの様子

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ウメオ市職員の鎌倉への来訪(第1回)

2019年5月にウメオ市職員が鎌倉市へ来訪するスタディツアーを実施しました。

  • 来訪日程:2019年5月14日から16日まで
  • 来訪者:ウメオ市職員4名(国際交流、都市計画、ジェンダーの各担当職員)

スタディツアーの内容

2019年5月14日(火曜日)
  • ウェルカムミーティング(市の概要説明等)
  • 市長表敬訪問
  • 市役所内見学
  • 市内ガイドツアー(旧村上邸見学を含む)
  • 緑の保全について
2019年5月15日(水曜日)
  • 笛田リサイクルセンター視察
  • 鎌倉リビングラボについて
  • ファブラボ視察
2019年5月16日(木曜日)
  • 面白法人カヤック視察
  • プロジェクト会議に向けた打合せ
  • カマコン定例会への出席

スタディツアーの様子

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鎌倉市職員のウメオ市への訪問(第1回)

2018年10月に鎌倉市職員がウメオ市を訪問するスタディツアーを実施しました。

  • 訪問日程:2018年10月22日から24日まで
  • 参加職員:共創計画部政策創造課課長補佐、企画計画課担当係長、企画計画課担当職員(計3名)

スタディツアーの内容

2018年10月22日(月曜日)
  • ウメオ市の概要について
  • 自然学校における持続可能な評議会の見学
  • ウメオ市における行政手続きの電子化の取り組みについて
  • ウメオ市内ガイドツアー
2018年10月23日(火曜日)
  • ファブラボの見学及び意見交換
  • スマートシティ構想についてのガイドツアー(ウメオ大学を含む)
  • バイオ燃料関係
2018年10月24日(水曜日)
  • 都市経営とSDGsについて
  • 老人ホームと幼稚園の複合施設見学
  • ジェンダーイクオリティの視点からの市内見学
  • ジェンダーイクオリティの視点についての意見交換

スタディツアーの様子

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ローカルアクションプランについて

IURCプロジェクトでは、相互の訪問を通し、問題解決や市場開拓のために行う活動やパイロットプロジェクトの概要をまとめたローカルアクションプランを作成することを求められています。

鎌倉市とウメオ市では、2018年の相互訪問の後も、オンライン会議やメールでのやり取りなどを通し、ローカルアクションプランの作成を進めるとともに、パイロットプロジェクトの実施に向けた取り組みを行っています。

新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大などで、ローカルアクションプランの公開が遅れていますが、今後、ベネチア都市圏とのアクションプランについても併せて本ページに公開していく予定です。

お問い合わせ

所属課室:共生共創部企画課企画担当

鎌倉市御成町18-10 本庁舎2階

電話番号:0467-23-3000

メール:keiki@city.kamakura.kanagawa.jp

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