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更新日:2025年1月8日
欧州連合都市間協力(International Urban and Regional Cooperation=IURC)は2017年に開始されたプログラムで、世界の様々な地域にある都市が、共通の課題解決に向けて連携し、対応策を供しあうことを目指しているものです。プロジェクトの1つが「持続可能な都市開発に関する都市間協力」で、このプロジェクトでは、持続可能な都市開発という課題を抱えた都市が世界各地から選ばれ、欧州連合(EU)の都市とペアを組み、問題解決や市場開発のために行う活動やパイロットプロジェクトの概要をまとめたローカルアクションプランを作成することとしています。
鎌倉市は2018年からプロジェクトに参加し、スウェーデン王国ウメオ市とペアを組み、「スマートシティ」、「社会的包摂」、「SDGs」をテーマに、職員が相互訪問しました。また、2022年5月には、ウメオ市と併せて、イタリア・ベネチア都市圏とペアを組み、「オーバーツーリズム対策」及び「観光客の分散化」をテーマに、鎌倉市職員が訪問しました。今後、鎌倉市と2都市で、ローカルアクションプランの作成を進めてまいります。
ウメオ市はスウェーデン北部のヴェステルボッテン県にある都市で、スウェーデン北部の最も大きな都市です。
大きな都市と言っても、人口は12万人ほどですが、世界的に有名なウメオ大学をはじめ、若者が多く集まる都市で、過去50年間に人口が倍増しており、人口希薄な地域であるにも関わらず、ヨーロッパでもっとも人口が増大している都市です。ウメオ市が定めた7つの戦略的長期目標の1つが、社会、環境経済のすべての面で持続可能性を実現しつつ、2050年に人口20万人を達成することで、持続可能な発展はチャレンジでもあり、チャンスでもあると捉えているとても野心的な都市です。
2014年には欧州文化首都に選ばれ、世界的にも珍しいエレキギターの博物館や彫刻公園があります。また、街の中心を流れるウメ川をはじめ、周辺は多くの湖と針葉樹林に囲まれた自然豊かな環境です。
ウメ川の様子(2018年10月訪問時撮影)
ベネチア都市圏は、イタリア北東部、ベネト州の州都、ベネチア県の県都で、アドリア海北岸に臨む港湾都市です。
ベネチア湾奥のベネト・ラグーン(潟湖)に発達した砂州からなる122の小島が中心市街地の地盤であり、これらの島々は約400の橋で結ばれています。市内には176の運河が縦横に走り、有名な大運河(カナル・グランデ)が市内を北西から南東にS字形に貫き、「水の都」と呼ばれる世界屈指の観光都市として知られています。
カナル・グランデの様子(2022年5月訪問時撮影)
2022年10月にウメオ市職員及びベネチア都市圏職員が鎌倉市へ来訪するスタディツアーを実施しました。
2022年10月17日(月曜日) |
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2022年10月18日(火曜日) |
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2022年10月19日(水曜日) |
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2022年5月に鎌倉市職員がウメオ市を訪問するスタディツアーを実施しました。
2022年5月16日(月曜日) |
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2022年5月17日(火曜日) |
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2022年5月に鎌倉市職員がベネチア都市圏を訪問するスタディツアーを実施しました。
2022年5月19日(木曜日) |
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2022年5月20日(金曜日) |
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2019年5月にウメオ市職員が鎌倉市へ来訪するスタディツアーを実施しました。
2019年5月14日(火曜日) |
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2019年5月15日(水曜日) |
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2019年5月16日(木曜日) |
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2018年10月に鎌倉市職員がウメオ市を訪問するスタディツアーを実施しました。
2018年10月22日(月曜日) |
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2018年10月23日(火曜日) |
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2018年10月24日(水曜日) |
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IURCプロジェクトでは、相互の訪問を通し、問題解決や市場開拓のために行う活動やパイロットプロジェクトの概要をまとめたローカルアクションプランを作成することを求められています。
鎌倉市とウメオ市では、2018年の相互訪問の後も、オンライン会議やメールでのやり取りなどを通し、ローカルアクションプランの作成を進めるとともに、パイロットプロジェクトの実施に向けた取り組みを行っています。
新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大などで、ローカルアクションプランの公開が遅れていますが、今後、ベネチア都市圏とのアクションプランについても併せて本ページに公開していく予定です。
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