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更新日:2023年2月3日
発表日:2023年2月2日
女子の健やかな成長と幸せを願って行われる「ひな祭り」。うららかな春の訪れをつげるにふさわしいこの行事は、平安時代にまで起源がさかのぼるといわれています。その後江戸時代に入ってからは年中行事として定着し、さまざまな人形や調度品が作られるようになりました。
鎌倉国宝館の雛人形コレクションは、その大部分が江戸時代の作品であることが特徴です。享保年間より大流行した能面のような顔立ちの享保雛や、箱書に年紀の入った資料的価値の高い内裏雛、雛人形の古形とされる立ち雛など、さまざまな形式の雛人形を取りそろえています。ほかにも御殿飾りや雛段飾り、御所人形や毛植人形など、雛の宴を彩る人形たちが一堂に並びます。また種類多彩な雛道具も見所のひとつ。とくに蒔絵やガラス、陶器などで精巧に細工されたミニチュアの調度品類は、当時の工芸技術の粋をこらした見事な出来栄えです。
本展は三月三日の桃の節句に合わせて、それらを一堂に公開する年に一度の展覧会です。優美でかわいらしい雛人形のご鑑賞をお楽しみ下さい。
令和5年2月1日(水曜日)~3月12日(日曜日)
9時00分~16時30分(入館は16時00分まで)
月曜日
一般:500円(400円) 小・中学生:250円(150円)
(注)( )内は20名以上団体料金
鎌倉国宝館
鎌倉国宝館(鎌倉市教育委員会)
学芸員による展示解説(参加無料〔要観覧料〕)
(最新情報は当館ホームページをご確認ください)
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