発表日：2023年2月9日

鎌倉市名誉市民 永井路子さんの訃報に際しての市長コメント

　このたび永井路子さんの突然の訃報をお聞きし、非常に驚いております。

　永井さんは昭和37年から鎌倉市教育委員会委員として、学校教育から生涯学習まで幅広い教育行政に携わったことをはじめとして、市内の文化講演会において講演するなど、本市の文化振興に多大なる御尽力を賜り、平成10年9月に鎌倉市名誉市民になっていただきました。

　今後も更に御活躍されますとともに、鎌倉市の更なる発展のため、一層の御指導御鞭撻を賜りたいと思っておりました。永井さんの御逝去は、鎌倉市にとりましても大きな損失であり、誠に残念でなりません。

　永井さんの訃報に接し、心から哀悼の意を表します。

鎌倉市長　松尾　崇　

永井路子さんについて

　小説家。東京生まれ（大正14年3月31日生）

　昭和24年に小学館に入社し、編集に携わりながら歴史小説の執筆を開始する。

　昭和36年に「青苔記」が直木賞候補となったことを機会に退社。文筆生活を送る。

　昭和37年から鎌倉に居住。「北条政子」「つわものの賊」「相模のもののふ達」など、鎌倉を舞台とした作品を原作として、昭和54年にNHK大河ドラマとして「草燃える」が放映された。

主な作品や受賞歴は次のとおり

　昭和39年「炎環」　直木賞　受賞

　昭和57年「氷輪」　女流文学賞　受賞

　昭和59年　菊池寛賞　受賞

　昭和63年「雲と風と」　吉川英治文学賞　受賞

 

　平成10年　鎌倉市名誉市民

　平成15年　古河市名誉市民

 

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