ここから本文です。
更新日:2023年3月17日
発表日:2023年3月17日
「氏家浮世絵コレクション」は、故・氏家武雄氏が多年にわたり蒐集につとめた肉筆浮世絵のコレクションをもとに、同氏と鎌倉市とが協力し、鎌倉国宝館内に設置された公益財団法人です。かつて浮世絵は、その優品が海外に流出する例が多くありましたが、氏家武雄氏は一品制作のため数の少ない肉筆浮世絵の流出防止にはとりわけ心をくだき、その蒐集および保存に尽力されました。
本コレクションの特色は、全作品が肉筆画であることです。肉筆浮世絵は版画とは異なり、絵師自らが直接筆をとった作品です。その美しさは細やかな筆づかいや絶妙な彩色に発揮され、絵師本来の技量を知ることのできる貴重な資料といえるでしょう。
質量ともに豊かな氏家コレクションは、かねてより国内外から高く評価されていますが、その筆頭を飾る葛飾北斎の作品群は、2020年に北斎生誕260年をむかえたこともあり、各地で行われる展覧会へ招待される機会が増えています。本展では、同コレクションから選りすぐりの美人画を中心に、葛飾北斎、菱川師宣、懐月堂安度、宮川長春らの肉筆浮世絵の名品をご紹介いたします。本コレクションの誇る美を、この機会にご堪能ください。
令和5年3月18日(土曜日)~5月7日(日曜日)
9時00分~16時30分(入館は16時00分まで)
月曜日
一般:500円(400円) 小中学生:250円(150円)
(注)( )内は20名以上団体料金
鎌倉国宝館
鎌倉国宝館(鎌倉市教育委員会)
学芸員による展示解説(参加無料〔要観覧料〕)
(最新情報は当館ホームページをご確認ください)
お問い合わせ