発表日：2023年5月2日

損害賠償請求事案に係る委託事業者との和解について

植木剪定材堆肥化等業務委託契約の契約違反に関し、株式会社タケエイグリーンリサイクルに損害賠償を請求していた事案について、同社との調停による和解が成立し、一連の対応が完了しましたのでお知らせします。

概要

植木剪定材堆肥化等業務委託契約について、同社による契約上の義務違反が判明したため、令和2年（2020年）8月31日付で契約を解除し、市が被った損害を同社に請求したところ、令和4年（2022年）11月3日付で同社から鎌倉簡易裁判所に調停の申立てがなされたものです。

調停において、裁判所から和解の調停条項案が提示されたため、令和5年（2023年）2月市議会定例会で審議に諮り、調停条項案を受け入れることが議決されました。その後、鎌倉簡易裁判所の事務手続を経て、令和5年（2023年）3月23日付で同社との調停が和解の要旨のとおり成立し、一連の諸手続が完了しました。

なお、鎌倉市入札指名停止等取扱基準に基づき、同社を令和5年（2023年）4月29日から10月28日まで（6か月）の指名停止としました。

和解の要旨

1.同社は、市に対し、損害賠償金として金2819万6776円の支払義務があることを認める。

2.同社と市は、両者間の令和2年（2020年）12月9日付契約金の支払留保に関する合意書に基づく市の同社に対する支払留保金額が3006万1746円であることを確認する。

3.市は、同社に対し、第1項に定める損害賠償債権を放棄する。

4.同社は、市に対し、第2項に定める支払留保金額に係る債権を放棄する。

5.市は、市が令和3年（2021年）2月3日付で鎌倉警察署に対して行った告訴を速やかに取り下げる。

6.同社と市は、同社及び市の間には、本調停条項に定めるもののほか、本件に関し何らの債権債務がないことを相互に確認する。

7.調停の費用は各自の負担とする。

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