発表日:2024年5月10日
ゴールデンウィーク期間中の鎌倉市の対応について
市では、ゴールデンウィーク(以下「GW」といいます。)期間中(4月27日~5月6日)の対応として、主に次の事項を実施しましたので、お知らせします。
1 実施内容
本市では、各鉄道・バス会社ほか関係機関とも連携し、安全対策、観光の分散化をはじめとした混雑緩和や適切な行き先案内、また観光におけるマナー周知など図り、市民及び観光客がともに「鎌倉の休日」を快適に過ごせるよう努めました。
GWにおける観光混雑対策として実施した主な事項は次のとおりです。
- 多言語ボランティアガイドによる駅前混雑緩和と観光客ホスピタリティの向上
- SNSを利用した観光マナー啓発、「鎌倉市観光混雑マップ」の周知による観光分散化
- ポイ捨て防止のためのごみ持ち帰りキャンペーンの実施
- 江ノ電鎌倉駅西口改札における沿線住民等優先入場の社会実験
- 交通誘導員の配置(鎌倉駅東口駅前広場、小町通り、鎌倉高校前駅の3か所)
2 観光客の状況
今年のGWは、新型コロナウイルス感染症が5類に移行して初めてのGWであり、国内、海外から多くの観光客が鎌倉を訪れましたが、前半3日、後半4日と分かれたことや、天候に恵まれたことから来訪が分散化され、極端な混雑とはなりませんでした。
GWにおける調査状況は次のとおりです。
鎌倉駅周辺混雑状況(株式会社NTTドコモ「モバイル空間統計」による)
鎌倉駅周辺混雑ピーク:5月3日午後2時頃(前年比約1.2倍)
(注)5月4日午後2時頃もほぼ同じ混雑具合
鎌倉駅乗降客数
- JR鎌倉駅:昨年並み
- 江ノ電鎌倉駅:昨年より約1割減
3 実施実績及び効果
- 4月27日~5月6日の午前10時~午後4時に4名(鎌倉駅東口2名、西口2名)配置 延べ36名(5月1日は雨のためガイド中止)
案内実績:計4,096人(1日平均平日約445人)
- ホームページに掲載するほか、X(旧ツイッター)において、観光マナー啓発、観光分散化啓発を計8回発信
- 市が委嘱する「まち美化推進員」との市民協働により、4月29日午前11時~午後1時に鎌倉駅周辺でごみ持ち帰りの周知啓発(ポケットティッシュ配布)及び清掃活動を実施した(ティッシュ配布1,500個、参加者計12名)。
- 江ノ電鎌倉駅西口改札における沿線住民等優先入場の社会実験については、江ノ島電鉄株式会社協力のもと、4月24日~4月27日に江ノ電沿線住民等証明書を1,429枚発行しました。(新規発行1,347枚・再発行82枚)また、社会実験の対象とした5月3日~5月5日には、駅改札口の入場規制は行われず駅構外に入場待ちの行列が生じなかったため、優先入場の実施に至りませんでした。
- 交通誘導員を延べ56名配置
- 鎌倉駅東口駅前広場(4月27日~4月29日、5月3日~5月5日)3名/日 延べ18名
- 小町通り(4月27日~4月29日、5月1日~5月6日)2名/日 延べ18名
- 鎌倉高校前駅(4月27日~5月6日(毎日配置))2名/日 延べ20名
4 その他
令和6年(2024年)5月3日・4日に、国土交通省関東運輸局において、「鎌倉市・藤沢市エリアにおける旅行者の意識と行動変容への取組に関する実証実験」のプレキャンペーンとして、鎌倉から長谷(大仏)間において「歩く観光」を案内する実証実験を実施しました。
なお、本実証実験の詳細につきましては、国土交通省関東運輸局までお問合せ下さい。