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更新日:2024年10月3日
発表日:2024年10月1日
鎌倉市立小中学校において調査を行ったところ、石綿含有の疑いのある吹付材が見つかったため、検体を採取したところ、小学校3校、中学校1校で、石綿含有吹付材の使用が確認されました。
なお、空気中のアスベスト繊維数濃度について測定を行った結果、劣化等によりアスベストが飛散をしている状況ではありませんでした。
鎌倉市では、平成17年度及び平成20年度に石綿含有吹付材について調査を実施し、使用が確認された建物については、必要な措置を講じてきました。令和5年度からは、配管保温材や耐火被覆材等として利用されている、石綿含有保温材等について専門業者による調査を実施しています。令和6年7月下旬に鎌倉市立小中学校(建築年度から、アスベストが使用されていない大船中学校及び第二中学校を除く23校)を対象として調査を開始したところ、一部の教室や廊下等の天井において、保温材等とは別に石綿含有の疑いのある吹付材が発見されたことから、当該吹付材について検体を採取し分析を行ったところ、石綿含有吹付材であることが確認されました。
西棟1階
西棟2階
北棟1階
北棟2階
北棟1階
南棟1階
天井裏…渡り廊下(体育館ピロティ)
(注)いずれの学校も天井の吹付材として使用。
石綿含有吹付材の使用が確認された教室や廊下等については、空気環境測定により目安値以下であることが確認できるまでは、各学校において立入禁止としました。測定の結果、全校において目安値を下回る結果となりましたが、石綿含有吹付材が露出の状態となっている第一小学校及び腰越小学校については、安全性に配慮し、引き続き立ち入りを制限しています。
第一小学校及び腰越小学校の石綿含有吹付材が露出の状態となっている天井については、今後の石綿含有吹付材の劣化や破損などによりアスベストが飛散するリスクが大きいことから、現在、専門の事業者による現地確認及びアスベスト除去に係る費用積算等を行っており、早期に除去作業を実施していきます。
また、それ以外の箇所については、石綿含有吹付材が天井裏にあることから、現状のままにおいても周囲に飛散するような状態にはないものの、災害発生時等による建物の損壊などに伴う飛散のリスクなども想定されることから、児童・生徒の安心・安全確保のため、計画的に除去を実施します。
石綿含有吹付材使用箇所 測定結果(単位:f/L)(注)
石綿含有吹付材使用箇所 測定結果(単位:f/L)(注)
石綿含有吹付材使用箇所 測定結果(単位:f/L)(注)
石綿含有吹付材使用箇所 測定結果(単位:f/L)(注)
(注)環境省のアスベスト大気濃度調査結果では、「近年のモニタリング結果で一般大気環境中の総繊維数濃度が概ね1本/L(f/L)以下であることから、飛散・漏えい確認の観点からの目安をアスベスト繊維数濃度1本/L(f/L)としています。」とされています。
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