記者発表資料発表日:2025年9月22日
鎌倉高校前駅周辺における秩序維持のための実証実験の結果について
江ノ島電鉄鎌倉高校駅前周辺における秩序維持に向け実施した実証実験について、結果をまとめましたのでお知らせします。
1 検証概要
(1)日時
令和7年(2025年)9月13日(土曜日)から16日(火曜日)
9時から16時まで(14日は17時まで実施)
(2)場所
江ノ島電鉄鎌倉高校駅前周辺
(3)内容
周辺の人流整序化のための観光客の誘導
- 隣接する腰越ラッコ公園へ誘導し、道路上に立ち止まらないよう誘導
- 交差点付近の駐停車禁止の呼びかけ
- ごみの回収
- 近隣の私有地への立ち入り禁止を呼びかけ
- その他、ホームページやSNS等での周知・協力要請など
(4)人数
市職員を各日12名配置。(最大20名程度配置)
2 結果
(1)利用状況
4日間合計9,490人を撮影スポットに誘導しました。
なお、撮影エリアには、常に20人~100人がいる状況でした。
(注)車両注意の件数は、ロータリー付近に駐車しようとした車(白タク、都市型ハイヤー)への声掛けの件数
9月13日(土曜日)
- 雨時々曇り
- 利用:1,637人
- 車両注意(注):19件
9月14日(日曜日)
- 晴れ時々曇り
- 利用:3,361人(17時00分迄)
- 車両注意:16件
9月15日(月・祝日)
9月16日(火曜日)
(2)ごみについて(4日間合計)
持ち帰りを促せる又は警備業務終了後に回収が可能な量でした。
- 燃やすごみ:45L相当 5袋(約7,000g)
- ペットボトル:45L相当 6袋(約5,000g)
- カン:45L相当 1袋(約200g)
- ビン:45L相当 0.5袋(約300g)
3 意見
(1)住民からの主な意見
- 道が通りやすくなってありがたい。(複数)
- 10月1日から国慶節を皮切りにさらに多くの観光客が来訪するので、取組を継続してほしい。
- 国道134号沿いの歩道も誘導員をつけてほしい。
- 波の状況によっては、公園への入場レーンにも駐輪する可能性がある。
- 実証実験が終了した後が心配。今後の費用負担についても。
- 観光客のためにスペースを作り、写真を撮らせるのはとんでもない。
- 実証実験により、近隣の踏切に観光客の滞留が見られる。
(2)来訪者からの主な意見及び質問
- 止まらないでくださいというアナウンスの中で、どこに行けばよいのか教えて欲しい。
- 電車はいつ来るのか教えて欲しい。
- トイレはどこか。喫煙所はどこか。
- 撮影場所以外での撮影は1回でもだめか。
- 踏切を渡って海岸に降りてもよいか。
4 今後について
今回の実証実験で得たデータをもとに、人員配置の実現に向けた検討を進めてまいります。