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更新日:2020年4月17日

青少年トーク~横浜国立大学教育学部 附属鎌倉中学校(3年生)の皆さんと市長との懇談会

横浜国立大学教育学部附属鎌倉中学校(3年生)の皆さんと市長が青少年トークとして、懇談会を行いました。

第1部として、LIFE(総合的な学習の時間)から、立候補した2名の生徒による「よりよい鎌倉行動計画」のプレゼンテーションを行いました。各プレゼンテーションの後、聞き手の生徒との質疑応答等が行われました。

第2部として、社会科で学んだ「ロードプライシング制度」について、各クラスの提案を代表者4名によるパネルディスカッション形式で行いました。

最後に、市長から講評を行い、卒業を控えた生徒へのメッセージをお伝えしました。様々な調査、議論をした上で、自分たちでできることという視点での提案をしていただきました。

開催日程

日時:令和2年(2020年)2月25日(火曜日)午前10時40分から~午後0時40分まで

場所:横浜国立大学教育学部 附属鎌倉中学校

懇談概要

1 第1部 LIFE(総合的な学習の時間)から、プレゼンテーション

(1)鎌倉市長への提案

鎌倉にはもっとシンボルが必要である。人気の観光地にはタワーがある(京都タワー、東京タワー、ランドマークタワー、スカイツリー)ので、鎌倉市にもタワーは欲しいが、景観条例というハードルがある。タワーは建築基準法上の工作物であり、12メートルの高さ制限にかかる。また、反対意見もあると思うが、当初反対意見があったが京都タワーも建設され、シンボルになっている。建築基準法の制限にかからないよう、高いタワーではなく、低いタワーがあっても良いのではないか。例えば、鳥取県境港市には日本一低いタワーである「夢みなとタワー」(43メートル)がある。

低いタワーでは外の景色はよく見えないので、鎌倉時代を観られるよう再現CGを投影することを考えた。造る場所は市役所の跡地、中はマーケットプレイス、観光案内所、市役所機能を設ける。マーケットプレイスでは鎌倉らしい物を置き、ワークショップでは、鎌倉彫や甲冑体験、流鏑馬(弓道)などの体験ができるようにする。観光客と住民が集まる施設を作ることが大切で、タワーの隣には市民会館をつくる。市民のための娯楽施設で様々な世代及び観光客との交流ができる。

観光客の密度を観光客数÷面積で求めると、一日あたり京都市では281人/㎢、鎌倉市では1385人/㎢であり、京都市の5倍ある。

鎌倉市在住の芸術家が多いので、市民会館でのホールや展示室を活用。防災面からも避難所として使用でき、有事の際の拠点にもなる。

横浜国立大学教育学部 附属鎌倉中学校(3年生)の皆さん1
(第一部、鎌倉市長への提案のプレゼンテーション)

(2)鎌倉らしさの保存

そもそも鎌倉らしさとは歴史、自然、お店、景観などが共に成り立っていることである。現状、小町通りや若宮大路にあるお店は鎌倉に店舗があることを活用できているのか。このままだと鎌倉らしさが失われてしまうのではないか。
鎌倉らしさを守るための提案は次のとおり。

企業と連携した取り組み

鎌倉らしさを活かした、鎌倉でしかできない、「鎌倉らしいもの」をコンセプトとして企業に商品を企画・販売してもらう。費用は市がロードプライシング制度で得た収入で補助をする

PRする

鎌倉市公式SNS、パンフレット、マーケットプレイス(テナント募集)をする。

第一部、鎌倉らしさの保存のプレゼンテーション
(第一部、鎌倉らしさの保存のプレゼンテーション)

2 第2部 ロードプライシング制度について(パネルディスカッション)

(1)2組

課題として、どこまでを制度の範囲に含むのが議論した。

ア:鎌倉市民:対象外でいいのか

イ:通勤通学で来る人

ウ:社会的弱者(病気のひと、高齢者):公共交通で移動することが難しいので車を利用している。

」に注目し、社会的弱者が利用できる公共交通機関を充実させる為にどうしたらよいかを検討した。

ロードプライシング制度で得た利益を市営バスの運営費に回す。(例として、横浜市では市営バスが活用されている)。車を利用しないでも病院や行きたいところに行けるようにする。

(2)4組

そもそも車を使わない観光にする→車よりも公共交通のほうが良い状況を作ればよい。パークアンドライドの事例として、規模が違うので鎌倉では難しいかもしれないが、上高地は車では乗り入れできない。提案は次のとおり。

ア:自転車の利用を促進する。

イ:鎌倉環境手形をパワーアップさせる。

ウ:歩いたり、公共交通機関に乗ったりすると何かよいことがあるようにする。

エ:ポケモンGOのようなアプリを作り、割引や無料制度を設ける。

オ:JRや江ノ電を使うと、お得になる制度を設ける。例えば、切符見せるとよいことがあるなど。

カ:ロードプライシングの料金を高めに設定する。

キ:ウェブサイト(コトウォーク)で電車を使った観光案内やお得情報を掲載する。

(3)3組

時間による人の分散を、次のとおり考えた。

ア:季節ごとに人を分散する
(例)春、夏は値段を高く、秋、冬は値段低くする。

イ:時間ごとに人を分散する
(例)朝夜は値段を下げるか無料にし、昼は値段を上げる。

市民からは料金をとるのか、とらないのか。また、公平性に欠けるが、市民の気持ちはどうなのか、などの疑問が生まれた。

(4)1組

まず、現状の課題を考えた。現状はポイ捨て、マナー(食べ歩き)の課題があり、店、観光客、住民の3者とも不満がある。ロードプライシング導入後はより歩行者が増え、状況が悪化するのではないか。

そこで、ロードプライシングを機に、街を変える解決策を考えた。

三ノ鳥居付近にある駐車場をイートインスペースに業種転換 → 課題解決 → 歩きやすい街の実現となる。

歩行者は増え車が減る、という前提だが実験をして確かめるべきである。車で来る人が減ったとしても、来たい人は来る。歩行者は今でも多いのに、もっと多くなるのではないか。

第二部、ロードプライシング制度について、パネルディスカッション
(第二部、ロードプライシング制度について、パネルディスカッション)

3 市長からの講評

皆さんの発表を聴き、鎌倉のことを真剣に考えてくれているのがよくわかった。

第1部の⑴、鎌倉市長への提案について、プレゼンテーションが上手く皆を巻き込んでいた。発送の転換でタワーがなぜ高くないといけないかという視点、まさに鎌倉が考えている事と同じである。先日、鎌倉市であった隈研吾氏の講演で、これからは低いものをつくる事を競うようになるという話があった。高いものは、それだけがシンボルになって他を潰してしまう。お互いをいかし合うことが大事だということだった。12メートルタワー構想はすばらしいと思う。

⑵の鎌倉らしさの保存、鎌倉らしさが伝わってきた。質問にもすぐに答えており、日々学んでいると感じた。

第2部の2組の発表では、社会的弱者に思いが至った点がすばらしいと思う。社会的弱者や鎌倉で働いていて、土日に来なければならない人は課税対象から除外する必要があると考えている。しかし、やるからには誰でも無料にするわけにはいかず、線引きが難しい。

4組の発表では、切符を提示して優待を受けられるようにするとの提案があったが、既にパークアンドライドの半券で店舗等の優待がある。バスや電車を組みあわせて割り引く切符があるが、浸透していない。パークアンドライドは上高地や富士山などで実施されているが、マイカーを規制するなどした時に有効である。ロードプライシングを実現した時にこそパークアンドライドがより機能すると考えている。お金を払ってまで中止部に入りたくないという方については、外側の駐車場に車を停めて入っていただければ、中心部の混雑は緩和される。

提案にあったウェブサイト「コトウォーク」の中身がとてもよくできていて、すぐに作って公開したとのことだったので驚いた。市の情報もツイッターやフェイスブックで出来る限り発信しているが、多くの市民の方から広報が足りないと言われる。どうしたら情報を伝えられるか日々考えているが、なかなかうまくいっていない。鎌倉にいる皆さんに発信源になってもらうことが一番だと感じた。これからの広報のヒントもいただいた。

3組の発表では、市民からも料金を取るということであったが、市民は住民税や固定資産税をすでに払っている。また、鎌倉は観光が主要産業と思われているが、そうではない。観光客を増やして税収を増やすというロジックはなく、市の観光基本計画でも観光客を増やすとは言っていない。観光客と市民がお互い快適に過ごすことが大事である。観光客の誘致ばかりしていると言われるがそうでない。

観光が税収に直結していないのにトイレの整備やバリアフリー化の推進、文化財保護等に市は税金を出している。他の市には無い観光客のための対応が必要であり、鎌倉市特有の課題である。文化財は守らなければならないし、市は苦しい立場である。

以前、観光案内版作成のためにクラウドファンディングで1万円の寄付で御名前を記載するとして募ったところ、あっという間に定員の100人を達成した。コメントを見ると、鎌倉が好きでよい体験をしたので、何か鎌倉にできることをしたかったとか、お寺や神社に行ったりハイキングをしたりしても、費用を負担する場所がない事を気にしていただいていることがわかった。観光客にも一定程度の負担をしていただけると感じている。

1組の発表では、マナーが今より悪くなるのではないかとの話があった。昨年4月にマナー条例をつくったが、これは観光客と住民がストレスを感じないための理念条例であり罰金などはない。考え方を理解してもらいたいのだが、まだまだ浸透していない。課題として捉えてくれていてありがたい。

ロードプライシングの構想は、20年前からあり、話に出ては消えている課題である。もう検討するのをやめたほうがいいという意見も複数いただいたが、鎌倉の価値を高め、住んでいる人を幸せにできるとよいと考えている。いただいた意見を参考にしてしっかりと実現できるよう取り組んでいく。

最後に、皆さん卒業ということで、一言お伝えしたい。どんな成功も失敗の中からしか生まれないと感じている。私も批判されたり、失敗したりしたことは山ほどある。そういう中でも課題に向き合って修正して実現してきた。「失敗」という言葉だけ聞くとよくないが、これからも様々な困難はあると思うが、あきらめないで夢や志に向かっていってほしい。

市長からの講評
(市長からの講評)

終了後、J:COMによる取材
(終了後、J:COMによる取材)

お問い合わせ

所属課室:共生共創部広報課広報担当

鎌倉市御成町18-10 本庁舎2階

電話番号:0467-61-3867

メール:koho@city.kamakura.kanagawa.jp

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