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更新日:2024年9月12日
選挙の豆知識~小数点以下の得票(票の按分)
選挙の結果をよく見てみると、候補者の得票数に、1票に満たない、小数点以下の数字がついていることがあります。
投票は一人一票なのになぜ?
これは、票の按分(あんぶん)ということが行われるからです。
票の按分は、同じ姓や名前の候補者が2人以上おり、その同じ部分のみが投票用紙に記載され、どちらに投票したのかが、判断できない場合に適用されます。このような場合、判断のつかなかった票を無効票とするのではなく、その候補者たちの得票数の割合に合わせて分け合う(按分する)ものです。こうすることにより、投票した方の意思を、可能な限り尊重することができるとされています。
具体的な例として、選挙太郎さんと選挙花子さんという、候補者がいた場合を考えてみます。まず、按分する票以外の得票数は、選挙太郎さんに100票、選挙花子さんに50票で、さらに「選挙」としか記載されていない票が10票あったとします。
この場合、両候補者の得票数の割合は、2対1なので、「選挙」とだけ書かれた10票を、その割合に合わせて6.666…:3.333…に分けます。こうして算出した按分票を両候補者の得票として加え、太郎さんの得票を106.666…、花子さんの得票を53.333…とします。
市議会議員選挙など、候補者の多い選挙では、按分票が多くみられます。
鎌倉市でも選挙の開票結果をホームページなどで公表していますので、「小数点以下の票」にも注目してみてください。
(注)コラム「選挙の豆知識」は、「実務と研修のための明るい選挙推進の手引(第五次改訂版)」の「豆知識」を参考に作成しています。
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