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更新日:2024年5月29日
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これからの鎌倉を担う子どもたちを対象に、普段子どもたちが考えていることや感じていることなどを市長が聴くとともに、子どもたちが市長の公務や市の課題などを知り、市政に対する関心と理解を深め、将来の鎌倉をどのようなまちにしたいかを考える機会となることを目的に実施しました。
市役所本庁舎2階にある議場に集合し、市長、比留間副市長及び千田副市長の挨拶でスタート!初めに本庁舎4階上の屋上に移動し、鎌倉のまちを見渡しながら、鎌倉の景観について説明を受けました。鎌倉の特徴である、南は海に面し三方は山に囲まれた立地は、鎌倉時代に幕府が置かれその後この天然の要塞によってまちが栄えたこと、また派手な看板や高い建物がない街並みなど、目の前に広がる風景を実際に確認しながら鎌倉のまちの特徴を学びました。
次に、市長室へ移動して、市長の仕事場の見学をしました。市長から、事務の処理について、訪問者の対応や会議への出席についてなど、さまざまな公務について説明を受けました。普段入ることのできない市長室に入り、少し緊張しながらも、実際に市長の椅子に座ってみるなど貴重な体験にうれしそうな様子が印象的でした。
令和5年4月に新たに設置された「こども相談窓口きらきら」、災害時に情報を集約し対策を検討するための「災害対策本部室」など、市役所の分庁舎を見学しました。
また、市役所の敷地内にある「平和都市宣言の石碑」や「平和の木」を紹介し、全国に先駆けて平和都市宣言をしたことや、戦後の鎌倉市の平和運動について説明を受けました。
庁舎内では、1階ロビーに設置してあるふるさと寄付金、「鎌倉プラごみゼロ宣言」の取組として、ペットボトルではなくマイボトルを使っていただくため、誰でも冷たい水が汲めるウォーターサーバー、プラスチックごみを資源ごみに変える「しげんポスト」、鎌倉市ウクライナ難民支援募金箱など、市での取組と合わせて紹介しました。
議場に戻り、市長から鎌倉市が目指すまちにむけた取り組みについて、パワーポイントを使って説明しました。鎌倉を世界に誇れる持続可能なまちにするために、多様性を尊重し、先人達が守ってきた歴史、文化、自然、共生の価値観を大事にしていくこと、また、鎌倉市共生社会の実現をめざす条例や、SDGs推進隊の説明を行いました。
「自分が鎌倉市長になったら、鎌倉市をどうしていきたいか」というテーマで、考えてきた政策を記者会見という設定で皆の前で発表しました。一日市長からは、「3Rを広めて地球温暖化をくい止め、暑い夏を少しでも涼しくしたい」「観光客だけではなく地元の人が楽しく暮らせる鎌倉市にしたい」「誰もが不自由なく利用できるバリアフリー公園を作りたい」「交通事故防止のため道路を整備すること、歩行者・自転車・自動車が安全に通行できるように自転車専用道路を作りたい」「新たな鎌倉名物を作り、その売り上げを保育園や老人ホームなど市民のために使う、名物は小学生から募集する」などの、現在の社会問題についてそれぞれの想いを込めた力強い提案が発表されました。
市長の記者会見のように発表しているところをカメラで撮影してモニターに映しました。
みんなさん、素晴らしい発表ありがとうございました。
市役所から大船消防署へ移動し、救急の連絡が入る指令室の見学、消防隊員の挨拶を実際に体験しました。消防隊員の放水では、放水までの緊張した雰囲気の中、消防隊員の機敏な動きに目を見張り、はしご車に乗ったり、救急車の設備について説明を受けるなど、火災や病気・怪我等から身を守る消防隊員の仕事について多くのことを学びました。最後に、みんなで消防隊員の「敬礼」で記念写真を撮りました。
はしご車や救急車について設備等について説明を受けました。
最後にみんなで消防隊員の敬礼で集合写真
市長からの挨拶の後、「鎌倉市長〇〇」と印刷された専用の名刺を市長と交換し、一日市長体験を終了しました。みなさん笑顔で市長に挨拶。夏休みの思い出のひとつとなったことと思います。
一日市長のみなさんからは、「発表はすごく緊張したけど楽しかった!」「他の参加者の考えも知ることができ、市長の話を含め鎌倉市に対する見方が変わりました」「市長と直接話せてよかった」など、さまざまな感想をいただきました。ご参加いただいた皆様ありがとうございました。