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更新日:2024年10月25日
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今回は、鎌倉女学院の生徒の皆さん、発表者9名と参加者約100名(中1~高2)と懇談を行いました。
3回目を迎える鎌倉女学院の生徒さんとの懇談会、中学校では「鎌倉学」という授業を通して鎌倉を学ばれ、また高校では「国際・環境学」をテーマとしてグローバルな視点を持った人材育成に取り組まれていることから、鎌倉市に大変興味を持たれ、市に関わっていきたい、2020年東京オリンピックに向けて、是非、学生の意見を取り入れて活かして欲しいとの強い思いから、生徒有志の皆さんによる今回の開催となりました。
日時 : 平成28年1月27日(月曜日)15時30分~17時00分
会場 : 鎌倉女学院中学・高等学校 陸奥ホール
以下の3つ部門から、それぞれテーマについて考えたことを、代表の生徒さんよりプレゼンテーション形式で発表していただき、その後、参加生徒の皆さんと市長との意見交換という形で行われました。
~ テーマ『「鎌倉やさい」を使用したレシピの紹介』 ~
オリンピック開催を機に日本の食をさらに知ってもらう国際交流のため「鎌倉やさい」を使った料理の紹介があり、手ごろで気軽に食べられる鎌倉やさいの料理を扱ったお店があれば、観光地である鎌倉がもっと良くなり、より「鎌倉やさい」を知ってもらえて、メジャーな「やさい」になるとの考えから、オリンピックが開催される夏に、海の家と鎌倉市がコラボして「鎌倉やさい」のお店を出店することの提案がありました。
江の島でのヨット競技の際に、外国から来た観光客の方々に「鎌倉やさい」を知ってもらえる良いチャンスであり、鎌倉で「鎌倉やさい」のお店を増やし、足を運んでもらうことで、鎌倉の観光スポットや、裏の名店などもより知っていただき経済効果も生まれるとの考えを述べられました。
【 会場での主な質問 】
【 市長の講評 】
オリンピックに向けてという視点が非常にすばらしい。江の島でヨットの競技をやる予定ですけれど、競技を見ようと思うと鎌倉や逗子・葉山から見るということになります。鎌倉の海の家が夏で、オリンピックも夏で、ちょうど海の家がある時にやるというところをとらえて、すばらしい提案だなと思います。
鎌倉市としては出店していないので、鎌倉市として出せるのかが一つ大きな課題であるのですが、鎌倉市でなくても、今出ている海の家で「鎌倉やさい」を使ってもらって、「鎌倉やさい」をもっとPRしてもらうということは出来るかなと思いました。参考になりました。
~ テーマ『今、鎌倉に求められているものは何か』 ~
オリンピックに向けて、鎌倉でどんなことができるかを考えるため、外国人観光客10人に対し、高徳院にて英語でインタビューを行い、その中で鎌倉に必要な改善点が次のとおり挙げられました。
・改札を出ると見えにくい場所にあり探しにくい
・周りに掲示物などが多く案内所だということが明確でない
・小さすぎるため大人数に対応できない
<具体案>
~ 高校生が実際に出来る活動 ~
【 会場での主な質問 】
【 市長の講評 】
皆さんが外国人の方に実際に声をかけていただき、困っている方を助けていただいているとのことで、本当にありがたいと思います。
わざわざ警察まで連れていっていただいて、そういうところでなりたっているというのが、まだまだ鎌倉市としては改善する余地がたくさんあると思っています。
オリンピック・パラリンピックまでは、あと4年ちょっとしかないため、今、それに力をいれてやっているところで、提案の中にもありましたが、フリーWi-Fiは実は、今年から来年にかけて、屋外型を中心に駅前や商店街、大仏のある場所などに設置をして使えるようになっていきます。
また、観光案内所の充実ということで、これはしっかりとやっていかないといけないことなので、もし困っている方がいたら、新しくなる観光案内所の方に、是非ご案内いただければと思います。よろしくお願いいたします。
~ テーマ『観光に役立つスマホ用アプリの紹介』 ~
観光を目的として、鎌倉を訪れる観光客に楽しくお寺のことを知ってもらい、まだあまり注目されていない場所にも訪れていただくことを目的とした、地理情報を掲載したアプリを紹介。
内容は、鎌倉にゆかりのあるキャラクターにまつわるお寺を回るようにツアーなどを作り、鎌倉の地図が表示され、指定されたポイントに行くとクイズが出題され、三択クイズを通して鎌倉について知らなくても気軽に学ぶことができ、クイズに正解するとキャラクターが育成できるというもの。
これにより、鎌倉の奥地まで、あまり知られていないお寺なども回れて、外国人の方でも、地図をたどっていけば楽しく観光できるようになるとの考えを述べられました。
また、健常者の方だけでなく、障害者の方にも、日本の方だけでなく、海外の方のためにも、音声ガイドや字幕の機能を増やし、表示される言語も増やしていく。
さらに、クイズに正解するごとに、鎌倉にあるお店のクーポンをゲットできるようにして、正解した時の喜びを増やし、キャラクターのレパートリーをさらに増やしていくことで、アプリ自体を楽しんでもらうこともできるといった提案がありました。
【 会場での主な質疑 】
<意見等>
【 市長の講評 】
すばらしいですね。ありがとうございます。
いろんなアイデアがきっと、ここからまたさらに生まれるのかなと思いました。
鎌倉では、今、歩く観光ということを推奨しているのですけれど、その中で、今回、頼朝公にまつわる部分を歩いて行って、その場所で何かクイズが出たりとか、そこでレベルアップしたりとか、鎌倉の頼朝公にまつわる観光をこれで誘導していくというのは、とても有効なアプリで、いいアイデアだと思います。
来年、鎌倉でもアプリを市が関わって作っていく予定にしているので、その際にまたみなさんにアイデアをいただくというような機会をつくれれば、その意味で、一緒に協力して作っていければと思いますので、よろしくお願いします。
・・・など
すばらしい内容のプレゼンをしていただきまして、ありがとうございます。
こうしてみなさんからいただくアイデアの中には、鎌倉市をさらに良くしていくというアイデアも沢山つまっていて、今日いただいた、いろいろな意見の中からも、一つでも二つでも、実現に向けて取り組んでいければというふうに考えていますので、その際には皆さんにも是非、協力をしてもらいたいと思います。