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平成19年度キャッシュフロー計算書

キャッシュフローとは資金の増加又は減少を意味し、キャッシュフロー計算書は一会計年度におけるその キャッシュフローの状況を示すものです。すなわち、行政活動を資金の流れから見たものであり、年度当初と年度末の歳計現金の増減内訳を一表にしたものです。
行政活動別のキャッシュフローを明確にするため、次の三つの活動区分によりキャッシュフローを表示しています。
(1)行政活動
税収、使用料や手数料収入、人件費や施設の維持管理費等、経常的に行われる行政活動から発生するキャッシュフローを記載しています。
(2)投資活動
固定資産の取得及び売却、固定資産の取得財源としての国庫支出金などの収入の他、基金への積立てや基金からの取り崩し等を記載しています。
(3)財務活動
地方債の発行や償還等、財務活動によるキャッシュフローを記載しています。
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自 平成19年4月 1日
至 平成20年3月31日
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概要説明
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・ 「行政活動におけるキャッシュ・フロー」は、企業会計の「営業活動によるキャッシュ・フロー」にあたりますが、これが黒字になっていなければ非常に危険であると言われています。行政の場合も、この黒字額が小さい場合は財政構造が硬直化している恐れがあり、支出の削減に努める必要があります。本市の場合、昨年度と比較して約16.1億円減少し、約128.2億円の黒字となっています。
・ 「現金及び現金同等物等の増加額」は約2.2億円のマイナスになり、平成18年度に引き続き赤字となりました。その主な要因は、地方債の発行を抑 制(対前年度比△9.1億円)したためであり、上述のとおり「行政活動によるキャッシュフロー」はその黒字が増えていることから、今後の財政運営においての懸念材料にはならないものと判断できます。
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行政活動によるキャッシュフロー |
1 税収 |
36,825,678 |
2 使用料及び手数料収入 |
1,192,943 |
3 人件費による支出 |
△16,716,600
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4 物件費による支出 |
△8,160,884
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5 維持修繕費による支出 |
△447,289
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6 扶助費による支出 |
△6,288,737
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7 その他支出 |
△197,333
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(小 計) |
6,207,778
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8 交付金による収入 |
2,882,943
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9 国庫支出金及び県負担金収入 |
5,008,671
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10 分担金、負担金による収入 |
295,875
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11 補助費等による支出 |
△1,576,875
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合計
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12,818,392
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投資活動によるキャッシュフロー
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1 有形固定資産の取得による支出 |
△5,658,264
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2 国庫支出金及び県負担金収入 |
984,070
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3 財産売却による収入 |
44,867
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4 財産運用による収入 |
94,565
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5 貸付金の回収による収入 |
1,621,882
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6 貸付による支出 |
△1,618,670
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7 投資及び出資による支出 |
△2,126
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(小計) |
△4,533,676
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8 基金等からの繰入による収入 |
2,893,651
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9 基金への積立による支出 |
△122,407
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10 他会計への繰出による支出 |
△7,549,772
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合計
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△9,312,204
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財務活動によるキャッシュフロー |
1 地方債発行による収入 |
2,608,500
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2 地方債償還による支出 |
△4,901,464
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3 支払利子 |
△992,683
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合計
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△3,285,647
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現金及び現金同等物等の増加額 A |
△220,541
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現金及び現金同等物等の繰越残高 B |
1,494,147
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現金及び現金同等物等の年度末残高 C=A+B |
1,714,688
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