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更新日:2020年5月28日
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古都保存法が昭和41年に制定・施行されて、今年で40年が経過することから、古都保存の大切さを皆様とともに考えるため、9月よりさまざまなイベントを実施しています。
鎌倉地下道ギャラリー50及び鎌倉生涯学習センターにおいて、古都保存法制定までの経緯、鎌倉の歴史的風土の変遷、古都保存の現状などを紹介しました。
鎌倉駅地下道ギャラリー50でのパネル展
市内県立・私立の9高等学校の高校生及びコーディネーター(越澤明氏:北海道大学大学院教授、社会資本整備審議会都市計画・歴史的風土分科会 歴史的風土部長)に、古都鎌倉についての想いを述べてもらいました。活気があり、斬新な意見の後に、パネルディスカッションを行いました。
パネリストには、高校生2名のほか、藤沢周氏(法政大学教授、作家)、国土交通省、神奈川県、市長が参加し、たいへん意義のあるシンポジウムを開催することができました。
貴重な意見は、これからの古都鎌倉の歴史的風土の保存施策に活かすよう努力をしてまいります。
会場の様子・・・鎌倉女学院
学生の皆さんを対象に、熱気球に乗って空からの古都鎌倉の眺めを体験しました。
皆さん、熱気球から見た鎌倉の緑を忘れないでくださいね。
熱気球体験搭乗の様子・・・鎌倉市立第二中学校グランド
大佛茶亭の一般公開に合わせて、古都保存法の制定から現在まで、また大佛次郎氏と歴史的風土とのかかわりを、スライドを利用して解説しました。
大佛茶亭
(財)鎌倉風致保存会が管理する永福寺跡の下草刈りなどの樹林管理体験を行いました。10月7日には、北条氏常盤亭跡の樹林管理も予定していましたが、雨のため中止となりました。
永福寺跡
県立鎌倉高等学校の「学びの時間」において、古都保存法の制定から現在までを、スライドを利用して解説をしました。
平成18年度、中学生向けの古都保存法啓発用冊子を制作しました。この冊子は、鎌倉の聖地である鶴岡八幡宮の裏山にある「御谷」で宅地造成が行なわれることになったとき、地元で始まった住民運動を契機に鎌倉市、神奈川県、ついには国会まで動かすことになり、古都保存法の制定までに至った話を漫画にしたもののほか、古都保存法の解説等を掲載しており、古都保存意識高揚のため平成19年度から平成20年度にかけ市内中学生全員に配布しました。
平成28年度が古都保存法施行後50年の節目にあたることから、古都保存法制定当時からのあゆみを振り返るとともに未来へと繋げることを目的とした記念事業の実施に関し、鎌倉市古都保存法施行50周年記念事業実行委員会を設置し、記念誌を作成しました。
※記念誌はこちら(PDF:5,764KB)です。