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更新日:2024年1月12日

クラウドファンディングを活用した「鎌倉ものがたり」コンテンツ設置事業について

 

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鎌倉市は、平成29年度に「漫画『鎌倉ものがたり』一色先生の足跡板設置プロジェクト」として、ふるさと納税制度を活用したクラウドファンディング、ガバメントクラウドファンディングを用いて募った寄附金を基に、鎌倉市が抱える観光課題の一つである、観光客の特定地域への集中化の緩和を図るための案内板を市内5箇所に設置しました。

ユーモラスで独特な「鎌倉ものがたり」に描かれる鎌倉と、実際の鎌倉の名所を同時に知ることができる案内板となっておりますので、是非、今までは行ったことのないような鎌倉に足を延ばしていただきたければと思います。

この事業の目的について

鎌倉市には年間約2,000万人という多くの観光客の方にお越しいただいており、平日休日問わず賑わっています。

しかしながら、その一方でメディアによく取り上げられる特定の観光スポットに観光客が集中しがちとなっている現状があり、特に、色々な店舗で賑わう小町通りから鶴岡八幡宮にかけての地域や、長谷観音や大仏様のおわします長谷地域には、一年を通じて多くの方が訪れており、歩道も車道も、混雑している様子が多く見られます。

このため、鎌倉地域の住民の中には、混雑のため休日の外出が億劫になったり、混雑する時間帯を避けて買い物をするなど、観光客に合わせた生活を余儀なくされている方々がいる一方で、観光客の方からも、この混雑のせいで思うような観光ができなかった、といったお声をいただくこともあり、住民にとっても、観光客にとっても、この特定地域への集中化が悪影響を及ぼしている状況があります。

鎌倉には、こういった有名な観光スポット以外にも魅力的な場所が沢山あり、鎌倉市では、集中している観光客の分散化を図るため、様々な鎌倉の魅力を沢山の方に知って頂くための情報発信などの施策を試みてはいますが、目に見えるような効果が挙がっていないのが現状です。
そこで、鎌倉の隠れた魅力をより強くお伝えするために、住民や観光客の皆様からいただいたご寄附を基に、市内の観光資産を発掘し、その魅力をお伝えする案内板を設置させていただこうと考えました。

しかし、ただ寄附をいただいて、それを基に普通の案内板を作ったのでは、今までの施策と同じく、大きな効果は望めません。
そのため、どういった内容の案内板であれば、皆様に興味を持っていただくことができ、いただいた寄附で最大限の効果を発揮することができるのか検討を重ねた結果、平成29年に実写映画が公開されて話題となった漫画「鎌倉ものがたり」に描かれている「鎌倉」を観光資産として活用させていただき、これを実際のスポット紹介とともに案内する案内板を設置することに方針を決定しました。

漫画「鎌倉ものがたり」コンテンツを活用し、鎌倉の魅力を発掘

「鎌倉ものがたり」は2017年12月9日に全国公開された映画「DESTINY 鎌倉ものがたり」の原作漫画であり、ここ鎌倉を舞台として1984年から連載が開始され、今もなお連載が続いている、ここ鎌倉を舞台とした作品では他に類を見ないロングセラー作品です。

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作品中では、人間や魔物、幽霊や神様が暮らし、黄泉の国にも繋がる場所として描かれている鎌倉。そのユーモラスで独特の世界に、実在の名所や、それをモチーフとした場所が次々と登場してくる様子は、作者である西岸良平先生の鎌倉への深い想いがあればこそ、作品として世に形を成したものと思います。

そんな西岸先生に対し、本事業を実施するにあたり、鎌倉の観光の現状と、それを解決するための施策の一つとしての本事業に、「鎌倉ものがたり」という長年愛されてきた作品のお力をお借りしたい、と依頼したところ「是非、作品を住民のためにご活用ください」と快諾いただき、本事業が実現することとなりました。

この鎌倉への想いが溢れる作品とともに、今までは足を運んだこともないような「鎌倉」を知り、より鎌倉を愛していただくためのプロジェクトは、今後も継続していく予定でいますので、ご期待ください。

お問い合わせ

所属課室:市民防災部観光課観光担当

鎌倉市御成町18-10 本庁舎1階

電話番号:0467-61-3884

メール:kankou@city.kamakura.kanagawa.jp

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