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更新日:2023年1月12日

記者発表資料発表日:2023年1月5日

市長定例記者会見(令和4年度1月)

明けましておめでとうございます。新年を迎えました。新たな気持ちで市政運営に当たってまいる所存ですので、市政に対する一層の御理解、御協力をお願いいたします。

昨年も引き続き、新型コロナウイルス感染症の拡大が続き、市民の皆さまにおかれましては様々な不安があったことと思います。

鎌倉市医師会をはじめ医療、介護、福祉関係などエッセンシャルワーカーの皆様のご尽力、そして市民、事業者の皆様の感染拡大防止の取組に改めて感謝申し上げます。

そういった中で、市は感染拡大防止に向けて、取り組みを行ってきた一方、海水浴場を3年ぶりに開設するなど、少しずつ市民の皆さまが日常生活を取り戻すべく取り組んでまいりました。

また、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の放映に伴い、大河ドラマ館を開館し、鎌倉国宝館、鎌倉歴史文化交流館との連携により、鎌倉時代をより深く理解できる機会となりました。

令和5年は、引き続き新型コロナウイルス感染症拡大防止対策に注力していくほか、災害に強いまちづくりのため、公共施設再編計画の改訂などにも積極的に取り組んでいきます。

本庁舎移転に関しては、市議会12月定例会において位置条例を改正する議案を提案しましたが、出席議員の3分の2の同意という高いハードルにあと一歩至りませんで否決という結果になりました。

災害発生時に司令塔となる本庁舎の移転整備は、待ったなしの状況であって、市民の命、市民の暮らしを守るために実現しなければならないという考えに変わりはありません。

条例改正の再提案に向けて、今一度、私自身が先頭に立って、この点についてさらに広く深く理解をしていただくために、説明会を行うなど、今後も、市民のみなさんの御意見を聴きながら全力を尽くしていきます。

また、現在市役所が建っている敷地の利活用の検討も並行して進めていきます。

鎌倉地域の市民利用に応えられる窓口・相談機能をしっかりと整えるとともに、中央図書館や鎌倉生涯学習センターの機能を複合的に再整備することで、これまで同様に手続や相談を受ける窓口とともに、市民の皆さんがこの場所を訪れ、様々な情報や交流に触れることができる、新たな場所としてこれまで以上に市民の利用や活動に寄り添った場を創る考えです。

子育て・教育の分野については、令和2年に施行した「子どもがのびのびと自分らしく育つまち鎌倉条例」に基づき、これまでも重点的に取り組んでまいりましたが、令和5年度はさらに、学校整備計画の策定を始めとした教育環境の充実や、子育て支援センターと併設した公私連携型保育所の整備などといった保育環境の充実にも注力してまいります。

これからも「持続可能なまちづくり」に向けて、鎌倉のまちをけん引していきたいと思いますので、皆様のご協力をよろしくお願いいたします。

それでは引き続き、個別の案件について御説明します。まず「二十歳のつどいを開催」についてです。

1月9日に、二十歳を迎える方の門出をお祝いする「令和5年鎌倉市二十歳のつどい」を開催します。今年の式典は、新型コロナウイルス感染症対策として、対象者を分散して二部制にて実施します。

式典は、一部、二部とも、同様の内容で構成しており、式典時間は約60分間を予定しています。

運営は、「二十歳のつどい実行委員会」によって行われています。この委員会は、市内の中学校から推薦された方や、立候補された方によって構成されており、式典の構成や当日配布するリーフレット、記念品の企画、ビデオレター作成等の役割を担っていただきました。

続きまして、2件目の「ジュニアスポーツ栄誉表彰」についてです。

スポーツ大会などで優秀な成績を収められた鎌倉の子どもたちを表彰し、子どもたちがより強い意欲を持ってスポーツに取り組めるように支援するものです。

表彰の対象となる方は、令和3年11月1日から令和4年10月31日までの間に、鎌倉市大会で優勝、全国大会や関東大会への出場、国際大会への出場や記録の更新などの成績を収められた中学生以下のチーム又は個人です。

ジュニアスポーツ栄誉表彰は平成25年からはじまり、例年約200名の方々が受賞され、令和4年度は、147名33団体の方が受賞されます。

令和4年度の表彰式は、鎌倉市生涯学習センター・ホールにて、1月13日の17時から行います。

続きまして、3件目の「文化財防火デーに伴う消防総合訓練を実施」についてです。

令和5年1月26日は文化財防火デーです。消防本部では「文化財防火デー」を中心に令和5年1月23日から29日の1週間を文化財防火運動期間とし、市内全域で文化財を保有する社寺等の火災予防の普及を行います。

文化財防火運動の一環として令和5年1月23日10時から建長寺で消防総合訓練を行います。この訓練は、国の重要文化財に指定されている建長寺の三門からの出火を想定し、関係者による119番通報、文化財の搬出、初期消火を実施するとともに、はしご隊による文化財の搬出、救助隊による逃げ遅れ者の検索及び救出、救急隊による負傷者の救急搬送、消防隊及び消防団による一斉放水訓練を行います。

続きまして、4件目の「拉致問題啓発舞台劇「めぐみへの誓い―奪還(だっかん)―」の公演」についてです。

令和5年3月1日に鎌倉芸術館の小ホールで、拉致で引き裂かれた家族の運命を描いた舞台劇「めぐみへの誓い―奪還(だっかん)―」の公演を行います。

本公演は、拉致問題への認識を深め、この悲劇を心から理解していただく一助となるよう政府が企画したものであり、今年度は県内で唯一、本市において開催されます。

中学1年生だった横田めぐみさんが拉致された当時から現在に至る拉致問題の経緯、今も懸命に生きる拉致被害者と、帰国を信じる残された家族の苦悩を知ることで、拉致問題や、平和な日常の尊さについて考えていただくきっかけになればと思います。

続きまして、5件目の「「没後35年 高田博厚展」の開催」についてです。

1月21日から31日までの11日間、鎌倉芸術館ギャラリーにおいて、本市ゆかりの彫刻家・高田博厚の没後35年を記念し、高田博厚展を開催します。

高田博厚はロダン、ブールデル、マイヨールらヨーロッパの近代彫刻家についての研究を通じ、彫刻についての思索を深め、高い精神性が込められた作品を数多く残した作家です。

本展覧会では、多くの優れた作品を生み出した高田博厚の生涯を、渡仏前、パリ時代、東京・鎌倉時代の3つに分け、それぞれの時代の作品を展示します。

作品の変遷を辿る他、生涯を通じて多数制作されたトルソを中心に、高田の言葉と共に紹介します。彼のトルソに対する想いや、個々の作品の細やかな違いを楽しめる展覧会です。また、作風に影響を与えたロダン等、他作家の彫刻作品も展示します。

入場料は無料ですので、これを機に、高田博厚の世界をぜひお楽しみください。

最後に、年末年始の市内の状況についてです。年末年始の観光客数について把握はしていませんが、株式会社NTTドコモが提供している「モバイル空間統計」の情報からは、正月三が日の、鎌倉駅周辺における滞在者は、令和4年の正月と比べて1日が14パーセント増、2日が17パーセント増、3日が50パーセント増となっていました。

鉄道事業者からは、乗降客数について、昨年を上回っているものの、コロナ禍前の水準は回復できていないと聞いています。

JRの乗降客数では、コロナ禍前の水準と比較して7割から8割、江ノ電の乗降客数では、6割から7割程度と聞いています。

年末年始の状況を見る限り、鎌倉への来訪者数は、昨年に比べて増えてはいるものの、コロナ禍前の水準への回復には、なお時間がかかるものと考えています。

予断は許さないものの、コロナ禍も一定の落ち着きを見せており、今年は、多くの方に鎌倉観光にお越しいただきたいと期待をしているところです。

お問い合わせ

所属課室:共生共創部広報課広報担当

鎌倉市御成町18-10 本庁舎2階

電話番号:0467-61-3867

メール:koho@city.kamakura.kanagawa.jp

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