市長定例記者会見（令和5年度5月）

本日は、お忙しいところお集まりいただきまして、ありがとうございます。

今年のゴールデンウイークですが、最大9連休の大型連休となったことや海外からの観光客が戻ってきたことなどが要因で、多くの観光客が鎌倉を訪れ、駅周辺を中心に混雑した状況も見られました。

株式会社NTTドコモが提供する「モバイル空間統計」のデータによりますと、鎌倉駅周辺におけるピークは5月4日の14時頃でしたが、この時点の人出は、昨年（令和4年）と比較して約1.3倍となっていました。年齢層としては30歳未満の若年層の割合が一番多く、全体の2割を占めている状況です。また、県外から訪れた方の割合は4割を占めておりました。

また、JR鎌倉駅及び江ノ電鎌倉駅の乗降者の数は、昨年（令和4年）とほぼ同じという状況であると報告をいただいております。

江ノ電鎌倉駅西口改札の社会実験につきましてはご案内のとおり、5月4日から5月6日の3日間の実施を予定しておりましたが、実際に入場規制を行ったのは5月4日の午後1時から午後4時20分までで、この間優先入場証明書を利用した方は46名という結果でした。

各鉄道・バス会社のほか、関係機関が連携して、安全対策、観光の分散化をはじめとした混雑緩和や適切な行き先案内、また観光におけるマナー周知などを図りまして、市民のみなさん及び観光客がともに「鎌倉の休日」を快適に過ごせるよう努めてまいりましたが、今後も引き続き努力してまいりたいと思っています。

それでは最初の案件、「ONE DAY PLAYPARKの開催」について説明をさせていただきます。

市庁舎現在地利活用基本計画の検討における取組としまして、現在の本庁舎敷地などを活用して、市民の皆さんが将来の現在地利活用におけるDX導入などを想定した未来の行政施設、行政サービスなどを体感することで、現在地利活用について理解、共感をしていただけるイベントとしまして、5月27日（土曜日）に市役所本庁舎で「ONE DAY PLAYPARK」を開催します。

当日は市役所を「知識をひらく図書・行政エリア」「人・物・事をむすぶ交流エリア」「憩いをうむ屋内外エリア」「活力をうむ民間スペース」の、大きく4つのエリアに分けまして、オンライン窓口体験やあおぞら図書館、ミニコンサートやわくわく広場などを通じて、将来的に市庁舎現在地に導入が予定をされている機能やサービスを体験していただく予定としています。

このほかにも、かまくら野菜の販売や、キッチンカーの出店も予定しておりますので、ぜひ皆さんに市役所にお越しいただければと思います。

続きまして、「かまくらこども相談窓口きらきらの利用状況等」についてご報告をさせていただきます。

市では、ご案内のとおりですが子育ての悩みや不安について、そのお声に応えるため、令和5年（2023年）4月3日にきらきらを開設しました。開設から1カ月が経過しましたので、利用状況等について、お知らせいたします。

まず、利用者数ですが、4月3日から4月28日までの20日間で、延べ324人、1日平均では、約16.2人の方にご利用頂きました。

次に、ご利用頂いた方の利用目的につきましては、子育てに係る相談が66人、件数としては37件、授乳室、キッズコーナーなどの利用が258人となっています。

また、相談内容としましては、家族関係に関するものが17件となっており、離乳食等の育児に関するものが8件、保育園の入園に関するものが4件、こどもの発達等に関するものが2件と続きます。

次に、利用者から頂いた主なご意見等についてですが、「相談室の近くにキッズコーナーがあり、相談中も子どもの声が聞こえ、安心して相談ができた」、「相談室が広く、ベビーカーごと入室できて良かった」、「1か所で相談できて非常に便利」など、多くが好意的なものでした。

しかし、一方では一部の利用者からは、「今日、市役所に来て、はじめてこのような相談窓口があることを知りました」とのご意見を頂いたことから、市では、更にこの相談窓口きらきらを周知する必要があると考えておりまして、この度、その一つの取組として紹介動画を制作しましたので、こちらもぜひご覧いただきたいと思っております。

動画につきましては、市のホームページで今後公開していく予定です。