ホーム > 市政情報 > 広報 > 記者発表資料 > 市長定例記者会見(令和6年度10月)

ここから本文です。

更新日:2024年10月22日

記者発表資料発表日:2024年10月3日

市長定例記者会見(令和6年度10月)

本日は、お忙しいところお集まりいただきまして、ありがとうございます。

1件目の「新庁舎等基本設計等業務公募型プロポーザルにおける最優秀提案者の決定」についてです。

新庁舎整備に向けた取組は、平成27年度に実施した本庁舎機能更新に係る基礎調査からスタートし、時間をかけて、多くの市民、各種公的団体や市内で活動するNPOなど、幅広い市民の方々との対話や、時には無作為抽出による市民や次世代を担う若年層の方々との対話など、丁寧に段階を追って、整備方針をまとめてきました。

令和4年には、現在地の利活用の方向性も概ねまとまってきたことから、市役所の位置を定める条例の改正を市議会12月定例会に提案し、過半数の賛同は得られたものの、特別多数議決の2/3に届かず、否決されました。

新庁舎整備は、災害対策・市民サービスの向上など、待ったなしの事業であり、また、これまで多くの市民の声を聴き、長い時間をかけまとめてきた方向性を尊重するため、令和4年12月定例会で寄せられた、反対意見や不安の声を解消するため取組を進めてきました。この間、市民等との対話を重ね、新庁舎整備の必要性、移転後も現在地において市民サービスの低下とはならず、市民の拠点となること(現在地の利活用の方針)、さらには、鎌倉市全体の機能・魅力が向上することなどへの市民理解が深まってきたものと実感しています。

この様なことから、今回、基本設計に着手し、その検討過程を通じて市民との具体的な対話をさらに重ね、より理解を深めて頂きたいと考え、実施の予算をお認めいただき、作業を進めてきたところです。

この度、市と共に、新庁舎の基本設計を進める事業者を選定しましたので、ご報告いたします。

令和6年(2024年)9月1日(日曜日)に、最終選考となる「新庁舎等基本設計者等選定審査会」を開催し、一次審査を通過した4者の提案について、プレゼンテーションを含む二次審査を実施した結果、総合的に高い評価を得た登録受付符号FUの「株式会社日建設計」を最優秀提案者に決定しました。

今回、最優秀提案者となった、「株式会社日建設計」の提案である「鎌倉ONE」は、ハード・ソフト・DXを一体化した未来の庁舎のあり方が具体的に検討された総合力があり、また、行政サービスの現場に寄り添い、DXを段階的に進める現実的な提案だったと審査会で評価されました。

このことを踏まえ、令和4年9月に策定した「鎌倉市新庁舎等整備基本計画」で定めた三つのポイントに沿って提案内容を説明します。

先ず一点目、「つながる」です。スライドをご覧ください。

こちらは、提案概要書に掲載していた、1階部分の交流の場を詳細に表しています。

最優秀提案者は、1階の市民交流空間を前面に出してアピールしていました。「溜まりバ(たまりば)」、「魅せるバ(みせるば)」「政りバ(まつりば)」などの交流空間を設けており、様々な活動を行う人々が共存する鎌倉らしい、活き活きとした空間を創造する提案となっています。

次に二点目は、「まもる」です。

平常時は、図書エリア、多目的ホール、市民ラウンジなどになっている1階部分が、災害時には、避難者滞在スペースなどに機能が切り替わるようになっています。

また、災害拠点として機能するために様々な災害に対して7日間の継続使用を可能とする提案となっています。

最後に、三点目の、「やさしい」です。

提案では、段階的にオンライン化を進める具体なステップが示されており、最終的には、オープンな相談スペースに生まれ変わる提案となっています。

今後の予定といたしましては、先程説明しました企画提案書を本日以降市ホームページに掲載するとともに、10月15日頃から、本庁舎1階ロビーと深沢支所に最優秀提案者の詳細内容を展示します。

また、最優秀提案者とは、価格交渉を含む契約協議を行い、11月頃に仮契約、市議会12月定例会の議決をもって本契約となります。

なお、今回の審査は、新庁舎の基本設計を共に進める事業者を選定したものであり、今回の提案がそのまま新庁舎の設計になるものではありません。

本契約締結後から令和8年(2026年)2月までの約14か月間の業務期間中に、説明会やワークショップを開催し、市民の皆様の意見をお聴きしながら、設計を進め、市民の皆様にとっても、より良い市役所となるよう共に考えてまいります。

次に、2件目の「鎌倉地域の渋滞緩和を目的とした公共交通の利用促進に向けた広告展開」についてです。

神社仏閣が多く所在する鎌倉地域では、自家用車による来訪が交通渋滞の一因となっていることから、地域の交通環境を改善し、鎌倉に訪れていただいた方々により良い観光体験をしていただくため、広告キャンペーン「一歩先行く鎌倉旅、今日は電車で正解でした」を、令和6年10月1日から12月1日の期間、展開します。

この広告キャンペーンでは、首都圏にある東日本旅客鉄道株式会社の駅構内及び電車内のデジタルサイネージや中吊り広告、ポスターを活用して展開します。

動画をご覧いただきます。

この他にも、WEB媒体を併用し、鎌倉旅行を検討している方々に公共交通機関による来訪を意識してもらうことを目指します。

次に、3件目の「鎌倉市と一般社団法人日本承継寄付協会との連携協定締結」についてです。

遺贈寄付は、人生最期に自分の大切な資産の使い道を選ぶことで、社会貢献をすることができる手段として徐々に関心が高まってきています。本市では、これまで広報かまくらなどを通じて制度の周知を図ってまいりました。

今回、日本承継寄付協会様から、この遺贈寄付という選択肢があることをさらに広く知っていただきたいとの協力提案を受け連携することといたしました。

連携協定を締結することにより、日本承継寄付協会様が有する専門的知見を活用した助言を頂くなど、寄付希望者の意思が円滑に実現されることを目的として連携を図って参ります。

なお、記者会見終了後に協定締結先である一般社団法人日本承継寄付協会様にも同席いただき、協定締結式を行います。

次に、4件目の「鎌倉市姉妹都市物産展の開催」についてです。

10月11日金曜日と12日土曜日の2日間、鎌倉生涯学習センター(きらら鎌倉)において、「令和6年度鎌倉市姉妹都市物産展」を、開催いたします。

姉妹都市交流の一環として、山口県萩市、長野県上田市、栃木県足利市及び本市の特産品等を一堂に集めた、年に一度の物産展です。

今年度は、特産品等の販売の他、職人による鎌倉彫りの実演販売や、10月12日土曜日には足利市の伝統芸能である八木節の公演を行います。

多くの皆様にお越しいただきたいと思っています。

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Readerが必要です。

Adobe Readerをお持ちでない方は、下記リンク先から無料ダウンロードしてください。

鎌倉市ホームページについて

お問い合わせ

所属課室:共生共創部広報課広報担当

鎌倉市御成町18-10 本庁舎2階

電話番号:0467-61-3867

メール:koho@city.kamakura.kanagawa.jp

  • PC版を表示
  • スマホ版を表示