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更新日:2023年8月3日
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災害時に迅速かつ的確な災害応急対策が取れるよう、総合防災訓練を実施します。
内容は、災害情報収集・伝達訓練、緊急物資等供給訓練、救出・救助・消火訓練、心肺蘇生法・AED操作法訓練など。どなたでも見学できます。荒天中止。
8月27日(火曜日)…山崎浄化センター 10時00分~12時00分
【問い合わせ】総合防災課(内線2615)
市民対象の商品券。1冊1万円で1万1,000円分使えます。購入は1人5冊まで。詳細は今後、本紙、鎌倉商工会議所ホームページなどでお知らせします。
【問い合わせ】同商品券実行委員会事務局(鎌倉商工会議所会館内 電話23-2561
開催中の展覧会に関連する連続講座を行います。初心者向け。定員40人。抽選。両講座参加できる人を優先。
8月25日(日曜日)…13時30分~15時30分
8月30日(金曜日)…18時00分~19時30分
【申し込み】往復はがきかEメールで、催し名・住所・氏名・電話番号を8月15日(必着)までに鎌倉国宝館(〒248-0005雪ノ下2-1-1、Eメール:kokuhoukan@city.kamakura.kanagawa.jp、電話22-0753)へ
鏑木清方記念美術館 電話23ー6405
8月31日から、企画展「清方と弟子たち~受け継がれる美」を開催。観覧料200円(小・中学生100円)。
8月31日が日本画家・鏑木清方(かぶらききよかた)の誕生日であることを記念し、鏑木清方記念美術館の来館者に『図録 鏑木清方名作集』をプレゼント。各先着25人。
8月31日(土曜日)、9月1日(日曜日)… 9時00分から
【問い合わせ】鏑木清方記念美術館 電話23ー6405
8月30日(金曜日)まで
対象は同ポイント参加者で、応募は同ホームページ(活動量計をご利用の人は郵送で。消印有効)から。当選者の発表は景品の発送(10月以降)をもってかえさせていただきます。
【問い合わせ】市民健康課 電話61-3943
【問い合わせ】生活福祉課(内線2365)
(くわしくは広報PDF版をご覧いただくかお問合せください)
(注)法務省「社会を明るくする運動」の今年のキャッチコピー。英語のリスタート(再起動・再開の意)をデザイン化したもの
皆さんは、「保護司」って聞いたことがありますか?
犯罪や非行をして保護観察を受けることになった人の生活を見守り、さまざまな相談に乗ったり、指導をしている人たちです。市では、保護司会と協力し、保護観察対象者を市で雇用する取り組みを始めました。
罪を犯した人も、反省と償いを経て社会に帰ってきます。立ち直ろうとする人を地域で受け入れ支えていく――そんな皆さんの温かいまなざしが、再犯を防止し、非行のない安全で安心なまちづくりにつながります。
誰にでも立ち直りのチャンスがあります。保護司、協力雇用主、更生保護女性会など、更生保護には地域との懸け橋となるさまざまな活動があります。皆さんも、できることから一緒に始めてみませんか?
観音菩薩(かんのんぼさつ)は、法華経(ほけきょう)という経典に説かれるように、助けを求める人に応じて十一面観音や千手観音など、さまざまに姿を変えます。「聖観音菩薩」とは、変化(へんげ)をしていない根本の姿をいいます。
寿福寺の聖観音菩薩坐像は、頭に高髻(こうけい)を結い、左手は蓮華(れんげ)を持ち、右手は胸の前で親指と人さし指で輪を作り、坐ざしています。通常、菩薩は上半身に帯状の衣である条帛(じょうはく)を襷掛(たすきが)けし、両肩には羽衣のような天衣(てんね)を着けます。本像のような服装は、本来は如来(にょらい)の格好ですが、中国宋・元からもたらされた仏画には、こうした服装の菩薩像が描かれました。すなわち、本像は中国美術の影響を受けた作品といえます。鎌倉では、浄光明寺の阿弥陀三尊像(あみださんぞんぞう)のうち両脇侍(りょうきょうじ)坐像など、鎌倉時代後期以降の仏像にしばしば認められる様式です。本像は室町時代の仏像ですが、鎌倉時代以来の伝統が、なお息づいていたことを示す例としても重要です。
ところで、寿福寺の聖観音菩薩像は木彫で、像の内部が空洞になっています。ここには「法華経読誦(どくじゅ)目録」という文書が納められていました。定秀という僧侶が法華経を一千部読経したことが記されています。さらに、読経を達成した永禄13(1570)年に、仏師・快円(かいえん)が本像を造ったことも判明します。
快円は、この時期最も活躍した鎌倉仏師の一人として知られます。仏像の新作だけでなく、古仏の修理も多数行いました。本像の、すっきりとしたりりしい顔立ちや安定感のある体つきは、他の同時代作品と比較しても優れたものであり、快円の代表作といえるでしょう。
このように、像の内部に納められたさまざまな品物によって、仏像の制作事情を垣間見ることができます。これらは「像内納入品」といい、仏像の修理を行うときなどに発見されることがあります。本像は、造られた当初の資料が手付かずのまま保存されていた、大変貴重な例の一つです。
今回ご紹介した仏像は、9月1日まで鎌倉国宝館の特別展「仏像入門~のぞいてみよう!ウラとワザ」で公開しています。
(木造・漆箔(はく) 像高92.5センチ寿福寺蔵)
【鎌倉国宝館】
市民通信員が身近な話題をリポート
観光客が熱心に見ているので何だろうと思ったら郵便ポストでした。昔からある丸い形のものです。私たち住民には見慣れた風景ですが、全国的に珍しいようで、東京23区内には5カ所しか残っていないのだとか。
四角型のポストは差出口の先に袋がつり下げられていて、集配の際は空袋と交換すれば済みます。ところが、丸いポストには袋がないため、1通ずつ集めなければなりません。この手間が集配人泣かせのようです。
鎌倉には丸いポストがまだたくさん残っています。ここにもあるな、こっちは四角型だね、とあちこち探しながら散歩して、16カ所見つけました。その中から私のお気に入りベスト3を選んでみました。
【第3位 三の鳥居近く】
八幡宮へ行く人はたいてい目にすることでしょう。
【第2位 大御堂橋(おおみどうばし)】
雪ノ下の岐わかれ路みち近くにあります。滑川のせせらぎが聞こえます。
【第1位 江ノ電・極楽寺駅前】
これほどこのポストの似合う風景はないでしょう。
あなたのお住まいの近くに丸いポストはありますか。
【鎌倉地域 松川隆喜】