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更新日:2023年8月31日
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生活福祉課 電話61-3958
市では、生活困窮者自立支援法に基づき、相談支援事業を実施しています。さらに10月からは、次のとおり、新たな支援事業を開始します。
利用を希望する人は、生活福祉課までご相談ください。
ひきこもりなどの課題があり、社会との関わりに不安を抱えている人など、すぐには就労が困難な人に対して、就労準備のための段階的で計画的な支援を行います。
まず、相談窓口では、それぞれの状況に合わせた支援プログラムを作成します。そして、規則正しい起床・就寝や食事習慣といった日常生活の自立支援、職場見学やボランティア活動といった社会生活の自立支援、さらには、就労体験の場の提供やビジネスマナー講座、履歴書作成など、就労の自立支援を行います。
家計の改善に関して支援が必要な人を対象に、専門の相談員が根本的な問題を把握し、相談者自らが家計を管理できるように、それぞれの状況に応じた支援プランを作成します。さらに、関係機関との連携や必要に応じて貸し付けなどのあっせんを行うなど、早期の生活再生を支援します。
土地利用政策課…内線2826
(注)9月10日現在。事業区域の地番は、代表地番です。
上記の詳細やこのほかの届け出は、市ホームページや支所で閲覧できます。
スポーツ課 電話43-3419
市では、優秀な成績を収めた子どもたちを表彰するために、表彰候補者を募集します。自薦・他薦は問いません。
平成30年11月1日~令和元年10月31日にスポーツ大会などで、次のような成績を収めた市内の中学生以下の個人・チーム(市外の人が含まれていても可)。
必要事項を記入した推薦書(スポーツ課で配布するほか、市ホームページからも入手可)を、11月8日(必着)までに郵送・Eメールか直接、同課(〒247―0066山崎616の6鎌倉武道館内、Eメール:spopfi@city.kamakura.kanagawa.jp)へ。
商工課 電話61-3853
技能職組合による実演・体験・展示・即売・相談会と抽選会など。今年は植木リトゥル・エコー・アンサンブル(小学生ビッグバンド)も出演します。小雨決行。
(注)当日、駐車場はありません。公共交通機関などをご利用ください
同商品券専用ダイヤル 電話61-2323
10月1日から
2万円で2万5,000円分の買い物ができます。
同商品券の購入対象となる人には、市から購入引換券を送付しています。本人確認書類と一緒にご持参ください。取扱店舗などの詳細は、市と鎌倉商工会議所のホームページで確認を。
県くらし安全交通課 電話045-210-3552
10月1日から
歩行者、自転車、自動車などが共に安全に通行できるよう、県では「自転車の安全で適正な利用の促進に関する条例」を施行しました。10月からは自転車保険への加入が義務化されます。加入状況の確認を。
住宅の建て替えなどの工事で地下に埋まっている遺跡(埋蔵文化財)が失われてしまう場合、工事の前に発掘調査を行い、記録として保存します。発掘調査では、昔の人が住んでいた住居の跡など(遺構)を掘り、現地で測量し、写真を撮り、当時使っていた生活用品など(遺物)を取り上げます。
次にそれらの記録を整理し、報告書としてまとめる作業を行います。遺構については、現場で作成した遺構の測量図や写真などの記録から、個々の遺構の平面図や断面図を作って清書したり、それらを組み合わせて遺跡全体の分布図を作成したりします。遺物は水洗いして土を落とし、乾かした後、出土地点などを書き込みます。バラバラになったものは接合して元の形に復元し、必要に応じて欠落部分を石膏こうなどで補ってから、計測して実測図を作成し、撮影もします。
遺跡によっては金属や木・漆でできた、壊れやすい物も出土します。これらは放っておくとさびや乾燥で破損するため、金属はさびを落とした後空気を遮断してさびの進行を抑えたり、木は樹脂を浸み込ませて固めたりするなどの保存処理を行います。木でできていて自然乾燥が可能なものは、時間をかけてゆっくり乾燥させますが、すぐに保存処理ができない場合は水漬けの状態で保存することになります。錐きりなどの工具は鉄と木でできているため、それぞれ保存するための要件が異なり、保存が難しいものの一つです。
このようにして作成された発掘調査の記録図面類は、何がどのように残っていたのかという遺跡の様子を理解しやすいように、時代ごとや種類ごとにレイアウトされ、それらの説明が文章で加えられ、発掘調査報告書として刊行されます。
報告書は、図書館でご覧になれます。
【文化財課】
市民通信員が身近な話題をリポート
鶴岡八幡宮の東鳥居から歩いて20分ほどのところ、二階堂に永福寺(ようふくじ)跡があります。源頼朝が奥州攻めの鎮魂のために建立し、中尊寺を模した三堂と浄土庭園があった史跡です。二階堂という地名も、本堂が二階堂と呼ばれていたことに由来します。
以前は広い空き地に草が生え、ススキが群生していましたが、2017年6月に永福寺跡の整備工事が完了して、公開されました。
今年の元旦、暖かい日差しに誘われて、散歩に出掛けた時のことです。広大な敷地は明るい静けさに包まれていました。伽藍(がらん)跡から池を回っての帰り道、不意に瑠璃色に光るものが視界に入り、あっと思った瞬間には林の中へ消えてしまいました。太陽の光を圧倒する輝き、それが青い鳥だとわかった時、思わず、「すごい」と呟いていました。
後日調べたところ、鎌倉周辺で冬に見られる青い鳥は、ルリビタキ(オス)のようです。メーテルリンクの童話『青い鳥』、幸せの鳥との出会いでした。その後、何度か永福寺跡に行ってみたのですが、再びの出会いはないまま季節が変わりました。この冬は青い鳥に会えるでしょうか。散歩の楽しみが増えました。
【鎌倉地域 和田啓子】