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更新日:2021年3月26日

広報かまくら令和3年度4月1日号6面

鎌倉歴史文化交流館×鎌倉国宝館

連続講座「北条義時とその時代を学ぶ」

来年より大河ドラマ「鎌倉殿の13人」が放送されます。主人公・北条義時(ほうじょうよしとき)は約150年間続く鎌倉幕府の礎を築いた人物です。本講座では両館の学芸員が、義時の生きた時代や人物像からその魅力を紹介します。定員20人(全回出席できる人)。抽選。

  1. 4月24日(土曜日)午後6時~7時30分「鎌倉時代研究の最前線」「北条義時について」
  2. 5月29日(土曜日)午後1時~4時「北条義時ゆかりの地をたずねて」二階堂・雪ノ下地域などをフィールドワーク
  3. 6月26日(土曜日)午後6時~7時30分「北条義時の造仏」など

ところ…鎌倉歴史文化交流館など

【申し込み】催し名・住所・氏名・電話番号を、はがきかファクス、Eメールで、4月12日(必着)までに鎌倉歴史文化交流館(〒248―0011扇ガ谷1の5の1、FAX73-8545、Eメール:rekibun@city.kamakura.kanagawa.jp、電話73-8501)へ

私たちと文化財 289

倉庫の床下から出土した鎧(よろい)と宋銭(そうせん)

前回は、鎌倉で発見される竪穴(たてあな)建物は貿易に関わる倉庫であり、貿易の中継基地となっていたこと、市内では千棟以上が発見されていることを紹介しました。今回は、その中の興味深い発掘調査事例を紹介します。

由比ガ浜二丁目1075番外(現在の鎌倉警察署)の調査地点では、一辺約14.5メートルにも及ぶ、最大級の竪穴建物が発見されました。これだけ大きな竪穴建物であれば、膨大な物資を保管することが可能です。

この竪穴建物の床下に、部品が揃(そろ)わない二領(にりょう)(注1)の鎧が埋められており、同じ床下から宋銭が20緡(さし)(注2)、1894枚発見されました。鎧は、床下から出土したことや部品が揃わないことから、正当な商品ではないと考えられます。そもそも、刀や鎧は人から人へ譲られることが多く、また、当時、金属製品は鋳直(いなお)されて新たな製品に作り変えられることが基本であり、このようにまとまって出土することは極めて稀(まれ)な発見例といえます。この不完全な鎧や多くの宋銭は、何のために竪穴建物に埋められたのでしょうか。

想像をたくましくするなら、この不完全な鎧は、現在でいう「パーツ取り」のような商品だったのかもしれません。その商品は、倉庫を介した大規模な商品取引の傍らで、例えば倉庫の管理を任された現場監督が、ほそぼそと私的な商売を行っていたのかもしれません。そこでため込んだ私財が床下の宋銭であった、とは考え過ぎでしょうか。

【文化財課】

(注1)甲冑・装束などを数える単位

(注2)銭の穴にひもを通し、約百枚ずつ束ねた銭の単位

鎌倉芸術館

チケットセンター 電話0120-1192-40(10時00分~19時00分)

シネマ歌舞伎「春興鏡獅子」

4月25日(日曜日)

名優・十八世中村勘三郎が、祖父(六世尾上菊五郎)から父(十七世中村勘三郎)を経て譲り受け、鍛錬を重ねた演目「春興鏡獅子(しゅんきょうかがみじし)」の最後の舞台(2009年1月、歌舞伎座での上演)をスクリーンでお楽しみください。

  • 上映:14時00分
  • 演目:「春興鏡獅子」(出演は十八世中村勘三郎、片岡千之助、中村玉太郎、中村歌江ほか)
  • 料金:全席指定2,200円、学生1,500円

(注)学生料金は、年齢に関わらず学生証持参の人が対象。要学生証の提示

(注)未就学児の入場はご遠慮を

鏑木清方記念美術館

鏑木清方記念美術館 電話23-6405

特別展 烏合会結成120年記念
若き清方と仲間たち―浮世絵系画家の新時代

明治34年、23歳の鏑木清方(かぶらききよかた)は同世代の若者たちと小さな美術団体「烏合会(うごうかい)」を結成しました。浮世絵の流れを汲む師・水野年方(としかた)の門下生ほか、四条派や大和絵を学んだ者など多彩な顔触れでした。

挿絵画家として活躍していた清方にとって、烏合会は日本画家への転身を図る研鑽(けんさん)の場であり、展覧会への出品作品には「一葉(いちよう)女史の墓」など、清方芸術の源流というべき作品も含まれています。本展では清方の初期の作品を中心に、他の烏合会会員の作品も紹介し、新時代の日本画を目指した若者たちの足跡をたどります。

  • 主な展示作品…「たけくらべ」(『研究画林』巻之六の内、明治29年・個人蔵)、「春駒」(烏合会画帖の内、明治42~43年ごろ・東海大学付属図書館蔵)以上鏑木清方画、「鑓権三重帷子(やりのごんざかさねかたびら)」鰭崎英朋(ひれざきえいほう)画(明治37年・横浜美術館蔵)、「たそがれ」池田蕉園(しょうえん)画(制作年不詳・個人蔵)
  • とき…4月15日(木曜日)~5月19日(水曜日) 午前9時~午後5時(入館は4時30分まで)
  • 休館日…月曜日。5月3日(月曜日・祝日)は開館
  • 観覧料…一般300円、小・中学生150円。市内の小・中学生と65歳以上は無料

(注)換気・清掃のため、一時待機をお願いすることがあります

お問い合わせ

所属課室:共生共創部広報課広報担当

鎌倉市御成町18-10 本庁舎2階

電話番号:0467-61-3867

メール:koho@city.kamakura.kanagawa.jp

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