ホーム > 市政情報 > 広報 > 広報かまくら > 広報かまくらバックナンバー > 広報かまくらバックナンバー・令和3年度(2021年度) > 広報かまくら令和3年度6月15日号5面
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更新日:2023年6月5日
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【問い合わせ】財政課…内線2252
令和元年度普通会計(注)決算などの数値により、市の財政状況の概要をまとめました。
本市では、緑地購入や文化財保護の経費、独特な地形のために数が多い消防署所の運営費など、鎌倉特有の出費が限られた財政を圧迫しています。市では、人件費などの固定経費の削減や事務の効率化などで、コスト削減を進め、引き続き健全な財政運営に努めます。
(注)普通会計…地方財政統計上、地方公共団体で統一的に用いられる会計区分。本市の場合は、一般会計と大船駅東口市街地再開発事業特別会計、公共用地先行取得事業特別会計を合わせたものになります
財政力指数は、自治体が行うべき標準的な行政サービスにかかる費用と、市税収入などの見込み額とのバランスを見るものです。単年度で1.0を超えると財政に余裕があるとされ、普通地方交付税が交付されません。
財政力 2位(県内19市中。以下同)
平成25年度は税収の落ち込みなどで普通地方交付税の交付団体となりましたが、26年度以降は回復し、交付団体ではありません。
財政力指数
基準財政収入額を基準財政需要額で割った数値の過去3年の平均値
経常的に支出される経費が、市税などの一般財源(使い道が特定されない財源)に占める割合です。この比率が高いほど、財政が硬直化しているといえます。福祉などにかかる経費が増え、全国的に数値は高まっています。
弾力性 16位
人件費は減ったものの公債費などが増加し、令和元年度の比率は前年度から1.5%増加しました。
経常収支比率(%)
【問い合わせ】職員課…内線2232
他市と比較して職員数が多い原因は、市全体が複雑な地形のため、消防署所の数が多いことや、ごみ収集の委託化が途上にあることなどが挙げられます。
職員数(少ない順) 14位
平成29年に策定した第4次職員数適正化計画のもとで民間への委託化などを進めており、令和7年度末までに109人を減らす予定です。
人口1000人当たりの職員数(人)
令和2年度の数値
【問い合わせ】職員課…内線2233
ラスパイレス指数は、国家公務員(同等の職種・経歴に相当する)の給料月額を100として地方公務員の給与水準を表すもので、毎年4月時点の給料月額を基に当該年度の指数を算出します。
給与(低い順) 7位
令和2年度のラスパイレス指数は、99.7となりました。
ラスパイレス指数
令和2年度の数値
市債は、原則として公園や学校、下水道などの公共施設の建設や整備、事業を行うための用地を購入する場合に発行しています。長期にわたって使う施設などにかかる費用を「分割払い」にすることで、そのときの市民だけでなく、将来利用する市民にも公平に負担してもらうことができます。
令和元年度の市債発行額…約20億7,300万円
年度末時点での借金残高など将来への負担となる金額が、その年度の標準財政規模の何倍程度なのかを見る指標です。この比率が350%を超えると、財政健全化に向けた改善が必要になります。
負担の軽さ 1位
本市の1人当たりの地方債残高は、一般会計では19万3,119円で、前年度末よりも約9,214円減りました。なお、下水道事業会計等を含めると40万9,699円になりますが、これらの地方債残高は、全国的な水準の中でも低く抑えられています。
将来負担比率(%)
市の1年間の支出のうち、過去の借金の返済がどのくらいを占めるのか、その負担の度合いを見る指標です。25%を超えると、市が新たに借金をしようとする場合に一定の制限が加えられます。
健全度 3位
本市は0.8%で、昨年度と同様に県内平均よりも大幅に低い水準にあります。今後も将来の負担を考慮した事業の執行と市債の管理を行い、適正な水準の維持に努めます。
実質公債費比率(%)