ここから本文です。

更新日:2023年9月4日

広報かまくら令和3年度9月1日号6-7面

「安心して自分らしく暮らせるまち」をともに考える。

地域共生課 電話61-3436

これからの私たちの暮らしはどう変わっていくのか。変えていけるのか――。

強力なリーダーシップにより日本のインターネット環境をつくり、現在、内閣官房参与(デジタル政策担当)として尽力している村井純さんをはじめ、既存の「当たり前」や「タテ割り」を越えて第一線で活躍している講師の皆さんを迎え、誰もが安心して自分らしく暮らすことのできる社会をともに考えます。

いちばん新しい「日本のまちのミライ」がここにあります。オンライン(生配信)で、誰でも参加できます。

ぜひお申し込みください。

第3回 地域共生社会推進全国サミットinかまくら

オンライン開催!

無料で誰でも参加できます!(先着1500人)

開催日

生配信
  • 2021年(令和3年)11月18日(木曜日)10時30分〜16時00分
  • 2021年(令和3年)11月19日(金曜日)9時30分〜14時30分
録画配信

2021年(令和3年)12月4日〜19日

動画配信は一部視聴できない講演がある場合があります

ぜひ皆さんに聴いていただきたいプログラムをご用意!

(注)敬称略。内容や登壇者などは変更となる場合があります

11月18日(木曜日)

基調講演
11時00分~12時00分 『安心安全なデジタル社会の創成』

村井純

パネルディスカッション
12時00分~13時30分『安心して自分らしく暮らせるまちをつくるために』

大森彌、南雲岳彦、村木厚子

13時30分~14時30分 鎌倉の取組紹介
  • 「共感を力に、共に生きる文化を鎌倉から ~鎌倉海藻ポークの一歩~」
  • 「鎌倉リビングラボの挑戦 ~産官学民で地域課題から新しい価値を創り出す~」
  • 「共生社会が生み出すwell-being ~共生社会の実現を目指す鎌倉市の取組より~」
パネルディスカッション
14時30分~16時00分『多様な社会参加で、安心して自分らしく暮らせるまちをつくる』

永田祐、浦田愛、小島希世子、又村あおい

11月19日(金曜日)

パネルディスカッション
9時30分~11時00分『SOSの声とつながり、社会的孤立を防ぐには』

鈴木秀洋、鴻巣麻里香、星山麻木、渡辺篤

パネルディスカッション
11時00分~12時30分『災害時に誰一人取り残さないために ~福祉、防災、コミュニティの連結~』

鍵屋一、菅野拓、菅原健介、村野淳子

特別講演
13時00分~14時30分『選択肢を増やそう』

乙武洋匡

詳細・参加申込はこちら

共生サミット 鎌倉

申込締切日:11月10日(水曜日)

(注)定員になり次第、締切となりますので、お早めにお申し込みください

(注)参加申込に関する問い合わせ…(株)日本旅行藤沢支店 電話0466-22-7411

鎌倉版「スマートシティ」意見募集を行います

政策創造課…内線2792

本市では、共生社会の実現を目指し、市民生活に身近なさまざまな社会課題をデータやテクノロジーを活用して解決していく、鎌倉版「スマートシティ」の取り組みを進めています。このたび「スマートシティで実現したい暮らしを描き、自分ごとにする」をテーマに、市民の皆さんから意見を募集します(募集期間は9月1日〜15日)。詳細は市ホームページで。

ご意見をお寄せください!

市民対話を開催しました

8月22日、約30人の市民の皆さんがオンラインで集い、次世代を担う学生6人にファシリテーターを務めていただき、それぞれが描くスマートな暮らしのイメージを共有しました。当日の様子などを市ホームページに掲載していますので、ぜひご覧ください。

東京2020パラリンピック聖火フェスティバル
鎌倉市採火式を実施しました

東京オリンピック・パラリンピック担当…内線2245

東京2020パラリンピック聖火は、全国の自治体で採火された火と、パラリンピック発祥の地イギリスのストーク・マンデビルの火を集めて生み出されました。

本市では8月14日、平和と共生社会実現への思いを込めて、大船観音寺に灯り続ける「平和を願う火」から、本市ゆかりのパラリンピック卓球日本代表選手・伊藤槙紀さんに採火していただきました。

鎌倉殿通信

第2回 北条義時とは何者か

大河ドラマ「鎌倉殿(かまくらどの)の13人」の主人公・北条義時(よしとき)(一一六三~一二二四)について、皆さんはどんなイメージをお持ちでしょうか。承久(じょうきゅう)の乱後、院や天皇を流刑に処したことからダークな印象をお持ちの人、そもそもよく知らない人もいるかもしれません。一言でいえば、義時は「鎌倉150年の歴史の礎を築いた人物」です。

義時は、伊豆国田方郡(いずのくにたがたぐん)北条(現・静岡県伊豆の国市)に生まれました。父は時政、母は伊東氏の娘で、姉に六歳年長の政子がいます。伊豆に流された源頼朝と政子が結ばれたことで、義時の人生は一変。北条氏は頼朝の挙兵に協力し、鎌倉に入ることになります。

建久(けんきゅう)九年(一一九九)に頼朝が亡くなると、いよいよ義時は政治の表舞台に登場します。新しい鎌倉殿・頼家を支える十三人に選ばれ、畠山(はたけやま)氏や比企(ひき)氏などの有力御家人との戦いでも活躍しました。その後、幼い実朝が新しい鎌倉殿になると、父・時政が政治の実権を握ります。義時はこうした北条氏の台頭を支えましたが、最終的には父を隠退(いんたい)させ、姉の政子と政治の主導権を握りました。

建暦(けんりゃく)三年(一二一三)には有力御家人の和田義盛(わだよしもり)を滅ぼし、幕府内での北条氏の地位を確実なものとします。しかし、承久元年(一二一九)、実朝が甥(おい)の公暁(くぎょう)に暗殺され、義時は次の鎌倉殿の選出に迫られます。皇族から迎えようと朝廷と交渉するも不調に終わり、結局、摂関家の三寅(みとら)(後の藤原頼経(ふじわらのよりつね))を迎えますが、実朝の死を契機に、幕府と朝廷の関係は悪化していきます。

承久三年(一二二一)五月、ついに承久の乱が勃発しました。後鳥羽(ごとば)院は義時追討宣旨を全国に発給し、兵を挙げます。この未曾有の事態に、義時は十九万もの大軍を京に送り込み、勝利しました。これにより幕府の武力が朝廷を圧倒し、義時は幕府における最高権力者の地位を得ました。もし京方が鎌倉に攻め込んでいたら、その後の都市鎌倉の発展はなかったかもしれません。

この三年後、義時は亡くなり(享年六十二)、お墓は頼朝の法華堂の隣に建てられました。このことは、義時が頼朝と並び得る人物として認識されたことを物語ります。承久の乱の勝者となり、鎌倉のまちを守った義時は、頼朝とともに幕府の創始者として評価されたのでした。

【鎌倉歴史文化交流館学芸員・山本みなみ】

進メ、鎌倉ペンギン

「Society5.0」の時代をしなやかに泳ぐ子供たちを育む

鎌倉市教育委員会

第3回「子どもが主役の学び」への挑戦~「GIGAスクール構想」

2021年。日本の小・中学校の教室が大きく進化しました。「GIGAスクール構想」により、各教室にインターネット環境が整備され、全ての子どもに端末が配付されました。本市では、それだけにとどまらず、iPad端末での個々の学びを共有し、みんなの学びにつなげる電子黒板(写真)を全ての普通教室に設置しました。さらに、習熟度や苦手なポイントを自動的に分析し、適切な学習を提案するAIドリルの導入や、デジタル教科書を電子黒板に映した分かりやすい授業づくりを進めていく予定です。

なぜ、このようなICT環境の充実が学校に必要なのでしょうか。一つ目の理由はシンプルで、ICTを前向きに使いこなす力が、これからの時代には欠かせないからです。二つ目の大事な理由は、学校教育が目指す「主体的・対話的で深い学び」の実現に役立つからです。

子どもたちが飛び込んでいくのは、高度なテクノロジーが社会を大きく早く変化させる「Society5・0」の時代です。つまり、教わって覚える力だけではなく、答えのない未知の状況でも、これまでに得た知識・技能を活用したり、他者と協働したり、新たな学びに挑戦したりしながら、道を切り開いていく力が必要となります。

そのためには、子どもたちが中心となって自ら学んだり、互いに学び合ったり、授業で得た知識・技能をつなげて組み立てたりできるような「主体的・対話的で深い学び」を授業で実現することが不可欠です。ICT機器は、こうした授業を実現する上で必要な「つたえる(発信)、ふかめる(探究)、つなげる(協働)、あわせる(最適化)」といった活動を、容易に、より良いものにする強力なサポートアイテムになります。

学校での活用が急速に進み、不安に思う人もいるかもしれませんが、ICTの活用は子どもたちに将来必要となる力の育成につながっています。先生たちや子どもたちは日々新しい挑戦に取り組んでいますので、ぜひ応援をお願いします。

【教育長・岩岡寛人】

ICTの活用事例(本紙2月15日号)

お問い合わせ

所属課室:共生共創部広報課広報担当

鎌倉市御成町18-10 本庁舎2階

電話番号:0467-61-3867

メール:koho@city.kamakura.kanagawa.jp

  • PC版を表示
  • スマホ版を表示