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更新日:2023年11月6日
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鏑木清方記念美術館 電話23-6405
11月28日(日曜日)まで
本展では、「明治は遠し 巷(ちまた)の吹雪」や「草秋帖(そうしゅうちょう)」など、鏑木清方(かぶらききよかた)が特に好んで表現していた秋冬の繊細な作品と、彼が紡いだ詩句を初公開資料を交えて紹介します。
来春、清方没後50年に当たり、東京国立近代美術館で大回顧展が予定されています。同展を企画している研究員をお招きして、長年所在不明だった幻の作品「築地明石町」に焦点を当ててお話しします。先着25人(募集中)。500円(観覧料含む)。
とき…11月9日(火曜日) 午後1時30分~3時
(注)(1)(2)ともに各回先着6人。材料は同館で用意
11月20日(土曜日)
参加費800円
11月2日以降に電話で予約
12月12日(日曜日)
参加費1,000円
11月24日以降に電話で予約
川喜多映画記念館 電話23-2500
12月1日は展示観覧料無料
12月12日(日曜日)まで
チケット(展示観覧料含む)は、11月13日から同館で販売
鑑賞料金…1,000円(小・中学生500円)
鑑賞料金…500円(小・中学生250円)
同館チケットセンター 電話0120-1192-40(10時00分~19時00分)
12月5日 (日曜日)14時00分 小ホール
全席指定3,600円ほか
優しく親しみやすい遊雀と、上品さ際立つ菊之丞の個性豊かな2人が魅せます。
12月12日(日曜日)16時00分 大ホール
全席指定 A席5,000円ほか(S席完売)
小曽根真がさまざまなスタイルで贈る「OZONE Collection」。今回は塩谷哲を迎え、2台のピアノで熱いセッションを繰り広げます。鎌倉15年ぶりの共演をお楽しみください。
度牒とは、国家が定めた規則の下で戒(かい)を受けた人や僧侶に対し、治部省(じぶしょう)が授けた公文書のことで、治部省は奈良時代からあった国の役所の一つです。
この度牒を受けた仏乗禅師=天岸慧広(てんがいえこう)(1273~1335)は、幼少時から建長寺の住職無学祖元(むがくそげん)(1226~1286)の下で修行しました。弘安九年(1286)、13歳の時に東大寺や興福寺などの高僧らから受戒(じゅかい)者として認められ、それを証明する戒牒(かいちょう)という文書に基づいて、同年11月8日に国家が本度牒を発給しました。戒牒は軸装(じくそう)として四幅(ぷく)あり(重要文化財)、度牒と共に報国寺に伝えられています。
なお、この度牒に書かれた文章は、慧広が武蔵国(むさしのくに)比企(ひき)郡(現在の埼玉県の一部)の出身であること、受戒者とした理由、年月日、各役職者の名と花押(かおう)(サイン)以外は、古(こ)活字か木版を用いた刷り物になっています。このことは、おそらく度牒を発給する際、書き写しの煩わしさを省くためだったと考えられています。
天岸慧広は、鎌倉後期の臨済宗の禅僧です。元応二年(1320)に中国・元に渡って同地の高僧に学び、帰国後は鎌倉で浄妙寺住職となったほか、建武元年(1334)の創建と伝わる報国寺の開山に迎えられました。
この度牒は、若くして受戒者となり、後に報国寺の開山となった慧広の事績がしのばれる貴重な史料です。(重要文化財縦44・9センチ 横58・1センチ、報国寺蔵)
【鎌倉国宝館】