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更新日:2023年12月12日
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鏑木清方記念美術館 電話23-6405
明治初期に東京の下町に生まれ育った鏑木清方(かぶらききよかた)は、両親から影響を受けて芝居を愛好しました。画家として歩み始めると演劇雑誌に口絵を描き、観劇に訪れた人々の幕間の様子や升席で楽しむ女性たちなど、文化史的にも貴重な風俗を作品に残しています。
本展では、それらの芝居絵と共に、押絵羽子板「明治風俗十二ヶ月」など、新春の風情豊かな作品も紹介します。
とき…
〈前期〉12月2日(木曜日)~19日(日曜日)、
〈後期〉12月22日(水曜日)~1月10日(月曜日・祝日)
チケットセンター 電話0120-1192-40(10時00分~19時00分)
1月30日(日曜日)15時00分 大ホール
同館の専属弦楽アンサンブルによるコンサート。クライスラーの「美しきロスマリン」や「愛のよろこび」など、新しい年の幕開けにふさわしい明るく華やかな楽曲を奏でます。
(注)学生は小学生~24歳が対象。未就学児の入場はご遠慮を
川喜多映画記念館 電話23-2500
12月17日(金曜日)~3月13日(日曜日)
チケットは、12月1日から同館で販売
チケットは、12月11日から同館で販売
1月22日(土曜日)14時00分から
「ワンス・アポン・ア・タイム イン・ザ・70sポスター」
ゲスト:井上由一さん・小野里徹さん(ともにポスターコレクター)
チケットは、12月11日から同館で販売
市民通信員が身近な話題をリポート
鎌倉地域 ラム・メイイさん
先日、8歳の娘と4歳の息子を連れて小町通りを散歩しました。今まで見掛けていたお店がいくつかなくなっていることに気付く中で、大売り出しをしている竹細工店の前を通り掛かりました。
陳列されている竹細工小物に、私も子どもたちも興味津々で、中に入ってみることにしました。店内では店員さんたちと、数人のお客さんが親しそうにあいさつをしているところでした。
息子がある竹製品を手に取り、「これは何?どうやって使うの?」と大きな声で聞いてきました。私は、その声で他のお客さんに迷惑が掛かると思い、とっさに静かにするように言いました。すると、店員さんがやって来て、赤い折り紙で大きな口を折り、その口をパクパク動かしながら息子に説明してくれました。マスクをしているにもかかわらず、店員さんの笑顔と親しみやすさが伝わってきました。
竹製品を買い支払いを済ませると、店員さんからプチギフトを頂きました。そこには「46年間の感謝をこめて」とメッセージが書かれたシールが貼られていました。私はその時初めて、このお店が閉店セールをしていることに気付きました。
鎌倉には人情味あふれる老舗がたくさんあります。そんなお店が、次々と姿を消していくことに寂しさを感じます。同時に、鎌倉にとってもこれは大きな損失なのではと思いました。