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更新日:2023年10月30日
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鏑木清方記念美術館 電話:23-6405
11月16日(木曜日)・22日(水曜日)13時30分~14時30分。
同館で展示解説を聞いた後、川喜多映画記念館へ向かいます。
おしどり夫婦だった清方夫妻と川喜多夫妻のエピソードも交えてご案内。
最後に、旧川喜多邸別邸(旧和辻邸)の見学も。無料(各館の入館料が必要)。
申し込み不要。開始までに同館へ。
12月2日(土曜日)13時00分~16時00分。
北鎌倉葉祥明美術館・鎌倉歴史文化交流館・同館を、歴史散策しながら巡ります。
学芸員による展示・歴史解説あり。
先着30人。参加費1,300円。
申し込みは11月3日の11時00分から電話で北鎌倉葉祥明美術館(電話:24-4860)へ。
川喜多映画記念館 電話:23-2500
PG12…12歳未満の年少者の観覧には、親または保護者の助言・指導が必要
PG12…12歳未満の年少者の観覧には、親または保護者の助言・指導が必要
11月23日(木曜日・祝日)13時00分(約40分間)。
11月28日(火曜日)14時00分。
ゲストは佐藤泰人(やすひと)さん(東洋大学文学部准教授/日本アイルランド協会理事)。
1,600円(展示観覧料含む。チケット販売中)。
衣張(きぬばり)山コース=12月17日(日曜日)10時00分~12時30分。
先着20人。500円(同館特別展招待券付き)。申し込みは11月18日から電話で同館へ。
ギャラリー展示「自然の静寂」=11月8日(水曜日)~12日(日曜日)10時00分~16時00分。要展示観覧料。
鎌倉歴史文化交流館 電話:73-8501
北条義時の墳墓(ふんぼ)として建てられた「北条義時法華堂(ほっけどう)」は、延慶(えんきょう)3年(1310)の火災により焼失し、それ以降の再建は確認されていません。
「VR北条義時法華堂」は、発掘調査の成果や同時代の資料などから当時の姿を推定し、3DCG(湘南工科大学長澤・井上研究室作成)で復元したものです。「VR永福寺(ようふくじ)」、「VR大仏殿」とともに、同館のエントランスで体験できます。
武士が励むべき武芸の一つに、弓を射ることがあり、その名手として知られているのが、源氏の那須与一(なすのよいち)です。
『平家物語』には、平氏が、船上の棒に扇を立てて弓で射るように源氏を誘い、見事、与一が射た話が記されています。
オリジナルの弓矢と扇の的を作り、那須与一に挑戦してみませんか。抽選5人。
鎌倉芸術館 チケットセンター 電話:0120-1192-40(10時00分~19時00分)
12月12日(火曜日)
北鎌倉に住み、多くの映画を松竹大船撮影所で撮影した映画監督・小津安二郎。彼の魅力を上映会とアフタートークでお届けします。
各1,500円、第一部・第二部セット券2,500円(全席指定)。
12月17日(日曜日)15時00分。
市民合唱団の歓喜の歌声をお届けします。
出演は阿部未来(指揮)、神奈川フィルハーモニー管弦楽団(管弦楽)ほか。
3,500円(全席指定。チケット発売中)。学生席あり。未就学児はご遠慮を。
小田原市国府津(こうづ)の宝金剛寺(ほうこんごうじ)に伝わる不動明王及び二童子立像(りゅうぞう)のうち、不動明王像には全28点に及ぶ品々が、鎌倉後期から江戸中期にかけ、数度にわたり納入されました。
このうち鎌倉時代の経典18巻は、小さなお経ながら、鎌倉ゆかりの史料として貴重です。経典の奥書(おくがき)には、永仁(えいにん)2年(1294)、定聖(じょうしょう)という僧侶が両親や平清綱(たいらのきよつな)・祐時(すけとき)・祐為(すけため)などの縁者、先師である聖尊(しょうそん)・覚尊(かくそん)らの菩提(ぼだい)を弔うために発願(ほつがん)したこと、この写経事業が「鎌倉二階堂椙谷(すぎがやつ)勝福寺」で行われたことなどが書かれています。願主(がんしゅ)である定聖は、「東寺(とうじ)流」を自称する真言僧でした。また4人の写経僧のうち定胤(じょういん)は、永福寺で伝法灌頂(かんじょう)を受けたことが知られ、定聖と兄弟弟子であったと考えられます。
一方、奥書の中に書かれた人名・地名についてはほとんど明らかにされていません。平清綱らは、御内人(みうちびと)であった長崎氏の一族かとも想像されますが、同時代の史料や系図中にその名は見えず、また定聖の師匠2人についても不明です。勝福寺に関しても、伝法灌頂が行える規模の寺院で、永福寺の近くにあったこと以外、定かではありません。
写経が行われた頃、鎌倉はさまざまな天変に見舞われていました。前年の永仁元年には震災・日照りが発生し、さらに平禅門(ぜんもん)(頼綱(よりつな))の乱が起こるなど、世情は不安定でした。このような中、あまねく人々が仏恩を被ることができるよう、願いを込めて写経は行われたのでしょう。
その他の納入品には、延慶2年(1309)の経典納入や像の彩色について記した切紙、天文6年(1537)に地青寺(じしょうじ)(宝金剛寺の旧名)五世高伝により仏舎利が納入された際の願文(がんもん)、水晶舎利塔などがあります。不動明王像に対する各時代の人々の思いが、タイムカプセルのように詰まっているのです。
(県指定重要文化財 小田原市・宝金剛寺蔵)
【鎌倉国宝館】
市民は、鎌倉歴史文化交流館・鎌倉国宝館・鏑木清方記念美術館・川喜多映画記念館(映画鑑賞料金は除く)の観覧料などが無料です。身分証の提示を。
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