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更新日:2024年2月22日
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(くわしくは広報かまくらPDF版(PDF:5,762KB)をご覧いただくかお問い合わせください)
昨年8月、小学生を対象に「エシカルって何だろう?」をテーマにワークショップを開催しました。一生懸命モノを作ってもそれに見合った報酬を受けていない人たちがいることや、生活を支えるために子どもが働いていることなど、自分たちが毎日食べたり使ったりしているモノにはどんなストーリーが隠されているのかを学びました。それを受けて、「わたしたちができることってなんだろう」を考えました。
エシカル消費は買い物だけではありません。子どもたちが見つけた、身近なエシカル消費(エシカルアクション)を一部ご紹介します。私たちが気付かなかっただけで、すぐにできることがありそうですね。
マイバッグやマイボトルを使う
直して使う
鎌倉彫(伝統的工芸品)を使う
徒歩や自転車で移動する
残さず食べる
えんぴつを最後まで使いきる
子どもたちが見つけたエシカルアクションをリーフレットにまとめて、2月に市内の小学校で配布しました。
昨年7月、生活協同組合ユーコープ西鎌倉店で、エシカルなラベルが付いている商品をスタンプラリー形式で探しました。
昨年10月、「放課後かまくらっ子だいいち」が、由比ガ浜商店街でハロウィンイベントを開催。子どもたちはフェアトレードのチョコレートや障害者就労支援事業所のマフィンなどをもらいました。
昨年11月鎌倉女子大学の学園祭で、児童労働問題を取り上げた映画の上映や、出演者と鎌倉エシカルラボ(注)によるフェアトレードをテーマにしたトークショーを行いました。
(注)フェアトレードタウンの認定を目指す推進組織
昨年12月、エシカル商品の販売やエシカルな衣装を身にまとったファッションショーのほか、エシカル消費をテーマにした絵本の読み聞かせを行いました。
市は、まちで取り組まれているエシカル消費への気運を後押しし、フェアトレードタウン認定を皆さんと目指しています。
市エシカル消費推進アドバイザー 末吉(すえよし) 里花 さん
(一般社団法人エシカル協会代表理事。著書に『はじめてのエシカル』(山川出版社)など。鎌倉育ち。)
私たちはこれからますます、予測不可能な時代を生きていくことになり、この先自分たちの暮らしがどうなっていってしまうのか、漠然と不安を抱えていらっしゃる方も少なくないと思います。そんな中、日々の生活で、私たち一人一人が他者を思いやり、「エいきょうを シっかりと カんがえル」ことで、より良い未来に確実につながります。
大事なのは、小さなことでも実践することと、希望を持ってみんなで楽しく取り組むこと。それぞれの行動の積み重ねが、やがて鎌倉全体で大きなうねりとなり、他の地域にも広がっていくのです。1人の100歩よりも、100人の1歩が世界を変える力を持っています!
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