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更新日:2024年7月30日

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広報かまくら令和6年度8月号7面

誰一人取り残さない
~多様な学びの場

市教育委員会では、子どもたち一人一人の状況に寄り添った多様な学びの場づくりを進めています。

不登校の中学生の保護者など

学びの多様化学校説明会(オンライン)

多様な学びの場づくり担当 電話:61-3826

来年4月、由比ガ浜に開校する「学びの多様化学校(不登校特例校)」の説明会をオンライン(Zoom)で開催します。どなたでもご参加いただけます。

学校生活の中で不安のある中学生の保護者など

中学校通級指導教室説明会

教育指導課 電話:61-3812

来年4月から市立中学校に通級指導教室(巡回型)を開設します。対象は、言語・コミュニケーション・人間関係・スケジュール管理などに、悩みや不安を感じているお子さんです。担当教員がお子さんの在籍校に訪問し、それぞれの課題に合った個別の指導を行います。

  • とき・ところ
    • 8月20日(火曜日)鎌倉生涯学習センター10時00分~11時00分
    • 8月23日(金曜日)深沢学習センター15時00分~16時00分
  • 申し込み…8月19日までに電話で教育指導課へ

障害のある小学生の保護者など

山崎小学校特別支援学級説明会

教育指導課 電話:61-3812

来年4月の開設に当たり、説明会を開催します。

  • とき・ところ
    • 9月24日(火曜日)鎌倉生涯学習センター10時00分~11時00分
    • 9月26日(木曜日)山崎小学校10時00分~11時00分
  • 申し込み…9月20日までに電話で教育指導課へ

学校に通うのがつらいお子さん

かまくらULTLA(ウルトラ)プログラム

多様な学びの場づくり担当 電話:61-3826

学校の学習になじめず、不登校あるいは休みがちになっているなど、学校に通うのがつらいと感じている小学生(4年生以上)・中学生に向けた、自分らしく学んでいく方法を見つけるための3日間の探究プログラムです。

海のプログラム~地球から学ぶ意思決定

地球が生み出した海と大地を題材に、海流・大地・鉱物の成り立ちを教科の枠を超えて学び、地球環境から意思決定プロセスを探究します。

  • とき…9月7日(土曜日)・14日(土曜日)・15日(日曜日)
  • ところ…材木座海岸ほか
  • 申し込み…8月26日まで
森のプログラム~個才を磨くスキルと知恵

石を削ったり、熱したりといった体験を通して、古来から続くサステナブルな技術や知恵を探究します。

  • とき…10月12日(土曜日)・26日(土曜日)27日(日曜日)
  • ところ…浄智寺
  • 申し込み…9月30日まで

参加したお子さんや保護者の声


「自分が好きなことを思うぞんぶんできる」(小学4年)

「楽しいし、自分らしくいられる」(中学1年)

「子どもが参加したいと思う場所ができたことは非常に大きいと感じています」(中学1年保護者)

「学校へ行こう週間」小・中学校を公開♪

授業風景や部活動など、子どもたちの日常の様子や教育施設などを公開します。

教育指導課 電話:61-3812

小学校

  • 腰越・深沢…9月19日(木曜日)・20日(金曜日)
  • 富士塚・関谷…9月25日(水曜日)・26日(木曜日)
  • 第一・山崎・小坂…9月26日(木曜日)・27日(金曜日)
  • 大船…10月2日(水曜日)・3日(木曜日)
  • 御成…10月3日(木曜日)・4日(金曜日)
  • 西鎌倉…10月3日(木曜日)・4日(金曜日)・7日(月曜日)
  • 植木…10月7日(月曜日)・8日(火曜日)
  • 第二…10月10日(木曜日)・11日(金曜日)
  • 七里ガ浜…10月10日(木曜日)~12日(土曜日)
  • 玉縄…11月6日(水曜日)・7日(木曜日)
  • 今泉…11月14日(木曜日)・15日(金曜日)
  • 稲村ケ崎…11月28日(木曜日)・29日(金曜日)

中学校

  • 御成…9月10日(火曜日)~12日(木曜日)
  • 腰越…9月25日(水曜日)・26日(木曜日)
  • 玉縄…9月30日(月曜日)~10月3日(木曜日)
  • 第一…10月1日(火曜日)~3日(木曜日)
  • 第二・大船…10月21日(月曜日)~23日(水曜日)
  • 手広…10月22日(火曜日)・23日(水曜日)
  • 岩瀬…10月28日(月曜日)・29日(火曜日)
  • 深沢…1月22日(水曜日)・23日(木曜日)

時間はおおむね9時00分~15時00分。

詳細は各学校に直接問い合わせを。

進メ、鎌倉ペンギン

「Society5.0」の時代をしなやかに泳ぐ子どもたちを育む

鎌倉市教育委員会

第17回 社会の課題を「自分事」として考える子どもたち

学校訪問では、先生たちからお話を聞くだけでなく、授業の邪魔にならないように子どもたちとおしゃべりすることがあります。私が教育長と分かると「陳情」する子がいて、先日は「小学校で鉛筆じゃなくて、シャープペンシルを使えるようにしてください!」と訴えられました。

一方、別の小学校では、6年生の総合的な学習の時間に、「私たちのワクワク・モヤモヤ探究」と題した課題解決型学習で、「学校でシャープペンシルを使ってはいけないのか」を発表したグループがいました。

シャープペンシルと鉛筆のコスト比較をグラフにしたり、オンラインフォームでアンケートを取りニーズを分析したり、近隣の学校の使用状況を紹介したりと、さまざまなエビデンス(根拠)を用いつつ、教員や保護者の立場にも配慮して、その優位性を提案していました。プレゼンや資料も素晴らしく、とても聞き応えのある発表でした。

何かの壁に阻まれたとき、誰かにその壁を取り払ってもらおうと考えるのではなく、自分たちでその壁、つまり社会や地域の課題は解決できると信じ、必要な情報を集め、仲間と協働して行動に移すことができる子どもたちを育てたいと私は思っています。

現在、本市では教育大綱の改訂に向けた議論が始まっています。5月には鎌倉エフエムと一緒に、「10年後の鎌倉の学校はどうなっていてほしい?」をテーマに小学生と議論する「こどもミライミーティング」を行いました。

子どもたちからは、「学ぶ場所や内容を自分で選びたい」「もっと自由に学びたい。だけど、自分に責任もある」「鎌倉の未来を作るのは僕たち」など、自身の学びや鎌倉の未来を「自分事」として考える意見も出てきました。

子どもと接するとき、「子どもは言わなければやらない」「学びとは大人が与えるものだ」ではなく、「子どもには自ら学ぶ力がある」「子どもたちが自ら学び取ることを大人が支える」といった子どもの主体性を信じ育んでいくことを、常に考え続けていかなければならないと思います。

【教育長・高橋洋平】

教育委員会の取り組みを紹介する、「進メ、鎌倉ペンギン」note版は鎌倉市教育委員会note( 外部サイトへリンク )で検索を!

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