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更新日:2024年10月25日

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広報かまくら令和6年度11月号3面

(くわしくは広報かまくらPDF版(PDF:4,268KB)をご覧いただくかお問い合わせください)

新庁舎等基本設計者等公募型プロポーザル(注1)
最優秀提案者の提案をご紹介します

「新しい市役所」のイメージを具体化し、基本設計図を作る事業者を選定するため、9月1日、プレゼンテーションを含む二次審査を実施しました(台風の状況を踏まえ、公開は中止)。

当日は、各事業者による提案内容と市民意見に対しての説明、審査会委員による質疑応答が行われました。その後、審査会委員による審査を行い、総合的に高い評価を得た「株式会社日建設計(FUチーム)」を最優秀提案者として選定しました。今後、市議会の議決を経て同社と契約を締結する予定です。

(注1)…価格、技術、能力などを総合的に審査し、最も優れた企画、技術力を有する事業者(人・チーム)を特定する選定方式のこと

今回の審査は、新庁舎の基本設計を共に進める事業者を選定したものです。提案内容がそのまま新庁舎の設計になるわけではありません

ひとつながりの未来の庁舎「鎌倉ONE」

審査会の講評(一部を抜粋)

基本方針・基本コンセプトとして「ひとつながりの未来の庁舎『鎌倉ONE』」を掲げ、ハード・ソフト・DX(注2)を一体化した未来の庁舎のあり方を具体的に検討し、総合力のある提案であった。行政サービスの現場に寄り添い、DXを段階的に進める現実的な提案である点を高く評価した。

提案概要書について市民から受けた意見に対し、「市民を受け入れる器であり、1階が市民のコミュニティの場としてとても大切であることを重点的に説明した」と、市民利用のシーンをメインに見せたいという提案概要書の作成意図を具体的に聞くことができた。

(注2)…デジタル・トランスフォーメーションの略。デジタル化による変革などのこと

6つの方針

市は、基本理念「市民のニーズや社会情勢の変化に応えるコンパクトな本庁舎」を踏まえ、「まもる・やさしい・つながる」の3つを新庁舎づくりのコンセプトとしています。

このコンセプトを基に、「鎌倉ONE」では6つの方針を掲げています(企画提案書から抜粋)。

〈鎌倉ONEの6つの方針〉

1 災害時に頼れる

ノンダウン災害拠点市庁舎

災害(相模トラフ・南海トラフ地震)に徹底して備え、被災時も鎌倉市全体の意思決定拠点として機能する「最高レベル・ノンダウン(注3)市庁舎」をつくります。

(注3)…万が一の災害時にもすぐに機能すること

2 コンパクトで効率的

DXによるコンパクトな市庁舎

DXによる空間の「シェア」を可能にし、市民・職員の多様な活動を融合させ、コンパクトな庁舎をつくります。

3市民のつながりを生かせる

新しい鎌倉の杜(もり)となる公園のような市庁舎

深沢のまちづくり方針に沿い、街とつながり人々が集う、鎌倉らしい公園のような市庁舎をつくります。

4 人や民間資金を呼び込む

多様な人を呼び込む市庁舎

鎌倉の情報が集まり発信され、好奇心をかき立てられるヒト、モノ、コトに出会える市民の活力が集まる庁舎をつくります。

5 市民に寄り添った対応ができる

ソフト・ハード・デジタルの三位一体段階移行

市民・職員のデジタルリテラシー(注4)の向上を想定し、段階的なDX化をソフト・ハード・デジタルが三位一体となって検討します。

(注4)…活用しているデジタル技術に関する知識があること、デジタル技術を活用する方法を知っていること

6 誰もが利用しやすい

つながる統合プラットフォーム「鎌倉ONE」

行政情報をプラットフォーム(注5)「鎌倉ONE」に集約することで、市内に散らばる行政施設をつなぎ、利便性の高いサービスと職員の自由な働き方を実現します。

(注5)…土台・基盤となる環境のこと

今後の予定

今回のプロポーザルの審査結果を受け、最優秀提案者と議決を経て契約し、新庁舎等基本設計及びDX支援業務委託に着手します。

令和6年12月

本契約予定(市議会12月定例会の議決をもって)

契約締結後、基本設計完了までに、説明会やワークショップを開催する予定です。皆さんの意見をお聴きしながら、基本設計を進めていきます。

令和8年2月

新庁舎の基本設計完了予定

今後の予定は決まり次第お知らせします

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