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更新日:2024年10月25日
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川喜多映画記念館 電話:23-2500
11月12日(火曜日)・15日(金曜日)…10時30分
11月13日(水曜日)・16日(土曜日)…14時00分
11月14日(木曜日)・17日(日曜日)…10時30分
11月12日(火曜日)・15日(金曜日)…14時00分
11月13日(水曜日)・16日(土曜日)…10時30分
11月14日(木曜日)…14時00分
11月26日(火曜日)・29日(金曜日)…10時30分
11月27日(水曜日)(解説あり)・30日(土曜日)…14時00分
11月28日(木曜日)・12月1日(日曜日)…10時30分
11月26日(火曜日)・29日(金曜日)…14時00分
11月27日(水曜日)・30日(土曜日)…10時30分
11月28日(木曜日)・12月1日(日曜日)…14時00分
11月19日(火曜日)・24日(日曜日)…10時30分
11月20(水曜日)・23日(土曜日・祝日)…14時00分
11月21日(木曜日)・23日(土曜日・祝日)…10時30分
11月19日(火曜日)・22日(金曜日)…14時00分
11月20日(水曜日)・22日(金曜日)…10時30分
11月21日(木曜日)・24日(日曜日)…14時00分
同館チケットセンター 電話:0120-1192-40(10時00分~19時00分)
一年の終わりを「第九」で華やかに。「歓喜の歌」をお楽しみください。
鎌倉市小・中・高学生音楽コンクール70周年記念「鎌倉の若い芽のコンサート」に無料でご招待します(1申し込みにつき8人まで)。
【申し込み】11月1日~14日に同館ホームページから
鏑木清方記念美術館 電話:23-6405
鏑木清方(かぶらききよかた)と同時代に活躍した洋画家・中澤弘光(なかざわひろみつ)。日本画と西洋画という異なる画材・技法で描かれながら、二人の作品から共鳴するかのように感じ取れる日本の情趣や時代の空気をお楽しみください。
日本画の制作過程を間近で見てみませんか?
只野彩佳さん(日本画家)をお招きし、制作実演をしていただきます。質疑応答あり(申し込み不要)。
葉祥明美術館・鎌倉歴史文化交流館・同館を、北鎌倉から鎌倉まで学芸員の解説付きで歴史散策しながら巡ります。先着30人。参加費1,450円。申し込みは葉祥明美術館(電話:24-4860)へ(受け付け中)。
文化課 電話:61-3872
大町・教恩寺(きょうおんじ)の本尊・阿弥陀如来(あみだみょらい)及び両脇侍立像(りょうきょうじりゅうぞう)は、鎌倉時代前期に造られた美作です。
中央の阿弥陀如来は、両手の指で輪を造る来迎印(らいごういん)を結び、厳かな表情で礼拝者を見つめ、その傍らに蓮台(れんだい)を持つ観音菩薩(ぼさつ)、合掌する勢至(せいし)菩薩が付き随(したが)っています。
阿弥陀如来像の容貌や衣の着方、襞(ひだ)の表現は、鎌倉時代前期に活躍した仏師快慶(かいけい)の作品によく似ています。
快慶は生涯に多くの阿弥陀如来立像を造りました。中でも初期の作品に「安阿弥(あんなみ)」という阿弥陀仏号(法号)を記しており、教恩寺の阿弥陀如来像には、その時代の快慶作品の特徴が認められます。
一方で、両菩薩像に見られる腰を曲げて立つ形式は、承久(じょうきゅう)三年(一二二一)に快慶が造った和歌山県・光臺院(こうだいいん)の像が最初の作例と言われています。これは快慶の晩年の作品なので、教恩寺の本尊は、快慶の初期と晩年の特徴が同時に表れていることになります。快慶もしくはその周辺の仏師の作品であることは間違いないのですが、それぞれの像の特徴に年代差があるので、具体的な制作時期を判断するのが難しい仏像です。
実は、教恩寺の三尊像(さんそんぞう)は『新編鎌倉志』や『新編相模国風土記稿(さがみのくにふうどきこう)』など、江戸時代の鎌倉の様子を記した史料では、運慶(うんけい)の造った仏像として紹介されてきました。
運慶の仏像は、近辺では横須賀市・浄楽寺(じょうらくじ)で見ることができ、顔が丸く張り、身体に厚みがあるのが特徴です。教恩寺の三尊像は、これと比較すると細身で軽やかで、先述の通り快慶作品に近いため、運慶の仏像ではありません。
しかし、鎌倉には教恩寺の他にも運慶作と伝承されてきた仏像が多く残っています。実際には運慶より後の時代の仏像であることがほとんどですが、近世の鎌倉の人々は、この地域にある優れた仏像は運慶作だと信じていました。教恩寺の仏像は、鎌倉の人々が運慶を敬愛した証拠とも言えるのです。
この三尊像は、12月1日(日曜日)まで鎌倉国宝館で開催する特集展示「鎌倉の伝運慶仏(でんうんけいぶつ)」で、修理後の姿を初めて公開しています。
(県指定文化財 阿弥陀如来98・8センチ、観音菩薩70・8センチ、勢至菩薩70・3センチ、教恩寺蔵)
【鎌倉国宝館】
鎌倉歴史文化交流館・鎌倉国宝館・鏑木清方記念美術館・川喜多映画記念館(映画鑑賞料金は除く)の観覧料などが無料です。入館時に身分証などを提示してください。
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