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更新日:2025年2月26日
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鎌倉歴史文化交流館 電話:73-8501
平安時代中期から後期にかけて平泉藤原氏(奥州藤原氏)は平泉を拠点に繁栄しました。初代藤原清衡(きよひら)は、前九年合戦で父を、後三年合戦で妻子を失います。この大きな2つの戦乱による体験が、平泉に築き上げられた「みちのくの浄土」へとつながります。
しかし、3代にわたり繁栄した平泉藤原氏は、文治5年(1189)に源頼朝の奥州攻めにより滅亡します。その後、頼朝は戦没者を供養するため、鎌倉に永福寺(ようふくじ)を建立します。戦乱が続いた後に平和を求める思いは、頼朝へと引き継がれました。
本展では、平泉や史跡永福寺跡の出土品を通して、平泉藤原氏の栄華や、鎌倉へと伝わった平泉の文化について紹介します。
現在、観光地として人気の鎌倉ですが、多くの人々が訪れるようになったのは江戸時代中期以降のこと。参詣地として人気を集め、特に「江島詣(えのしまもうで)」が盛んに行われました。
このプログラムでは、江戸時代の江の島土産の一つ、「貝屏風(かいびょうぶ)」を作ります。貝がらを使ってオリジナルのミニ屏風を作りながら、観光地としての鎌倉の歴史や江戸時代の旅行について学びましょう!
対象は小・中学生。抽選5人(小学生は保護者同伴)。
【申し込み】3月9日までにe-kanagawa電子申請で
鏑木清方記念美術館 電話:23-6405
明治11年に生まれた鏑木清方(かぶらききよかた)にとり、着物姿は日常風景に溶け込んだものでした。清方は、季節を先取りした色合いや伝統の文様などに着物姿の美を見出し、作品に描きました。その洗練された着こなしは、清方作品の見どころの一つとなっています。
本展では、着物の美を描いた作品や挿絵とともに、娘の婚礼のために紅梅を生地に直接描いた打ち掛けなどをご紹介します。
鑑賞のための解説書を配布します。親子でお楽しみください。
小学3年生以上は、彫刻刀で版木を彫る体験もできます。
(注)参加者の作品は、鎌倉駅地下道「ギャラリー50」に展示を予定しています
鎌倉国宝館・鎌倉歴史文化交流館・鏑木清方記念美術館・川喜多映画記念館(映画鑑賞料金は除く)の観覧料などが無料です。
入館時に身分証などを提示してください。
観光課 電話:61-3884
文化庁が認定する「日本遺産」には現在、本市を含む104件が認定されています。
このたび、全国の日本遺産ソムリエ(日本遺産検定合格者)による投票で本市が1位となりました。
鎌倉は、中世からの社寺や近代の洋館など各時代の歴史的遺産が織りなす風景、鎌倉文士らが残した芸術文化、自然景観といった多種多様な魅力がモザイク画のように組み合わさっています。多くの人々によって守り伝えられてきたまちの姿が高く評価され、今回の受賞に至りました。
住んでいる周りの山で緑の保全活動をしている「山桜を守る会」を紹介します。
活動場所は桔梗山(ききょうやま)と野村総研跡地、そして山崎・台峯緑地。対象面積は5ヘクタールになります。会の特徴の一つは、会員の半数が女性ということです。これまで470回の作業を行ってきました。
長年放置されてきた竹林は薄暗く生物相(せいぶつそう)は貧弱です。竹林を伐採し、植生の遷移を促し、生物多様性に富む広葉樹の林に戻すことを目指しています。
昨年5月から、市との協働事業「つながる鎌倉エール事業」として、野村総研跡地の環境整備を開始しました。側溝の整備など土木作業のような大変な力仕事をしました。
最近、野村総研跡地、桔梗山などの常盤山尾根道を歩くハイカーがずいぶん増えました。眺望が開け、明るくなったからでしょう。多くのボランティアグループによる活動の結果です。このルート、お薦めです。
竹を伐採する一方で、竹林の魅力を伝える「竹林コンサート」の開催にも協力し、会場と竹林の整備を担っています。風にそよぐ竹の葉の音、野鳥のおしゃべりも加わる自然の中の音楽会です。今年も5月に企画しています。
【問い合わせ】NPOセンター鎌倉 電話:60ー4555
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