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更新日:2025年5月27日
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(くわしくは広報かまくらPDF版(PDF:4,871KB)をご覧いただくかお問い合わせください)
鏑木清方記念美術館 電話:23-6405
6月29日(日曜日)まで
身近な風景や季節とともにある人々の暮らしの中に感じ取った美を、明治時代の東京下町の情景に託して描いた作品を中心に紹介します。
各先着12人。料金は1,200円。
【申し込み】6月1日以降に電話で同館へ
清方が行っていた紫陽花の風習に使う赤い水引をプレゼント!
同館で展示解説を聞いた後、川喜多映画記念館へ向かいます。最後に、旧川喜多邸別邸(旧和辻邸)の見学も。
鎌倉歴史文化交流館 電話:73-8501
世界遺産平泉の公認キャラクター「ケロ平(ひら)」が同館にやってきます!
ぽっこりしたお腹がチャームポイントのケロ平は、平泉の柳之御所遺跡から出土した板に描かれたカエルをモチーフにした可愛(かわい)らしいキャラクターです。
ぜひ、みんな会いにきてね!
(注)同日、企画展の解説を10時30分と13時30分から行います
(小・中学生)
浮世絵の仕組みや鎌倉・江の島の歴史を学びながら、復刻版の浮世絵を摺ってうちわを作成します。抽選6組。
【申し込み】6月30日までにe-kanagawa電子申請で
川喜多映画記念館 電話:23-2500
1,300円
6月10日(火曜日)…10時30分
6月11日(水曜日)・13日(金曜日)・15日(日曜日)…14時00分
6月10日(火曜日)・12日(木曜日)・14日(土曜日)…14時00分
6月15日(日曜日)…10時30分
6月24日(火曜日)・29日(日曜日)…10時30分
6月26日(木曜日)・27日(金曜日)…14時00分
6月24日(火曜日)・28日(土曜日)…14時00分
6月25日(水曜日)・27日(金曜日)…10時30分
6月25日(水曜日)・29日(日曜日)…14時00分
6月26日(木曜日)・28日(土曜日)…10時30分
6月28日(土曜日)13時00分から(要展示観覧料)
1,300円
6月18日(水曜日)…10時30分
6月21日(土曜日)…14時00分(アフタートークあり)
6月18日(水曜日)・22日(日曜日)…14時00分
6月20日(金曜日)…10時30分
6月19日(木曜日)・21日(土曜日)…10時30分
6月20日(金曜日)…14時00分
6月19日(木曜日)…14時00分
6月22日(日曜日)…10時30分
鎌倉市民文化祭企画運営委員会事務局(文化課)電話:61-3872
詳細は、6月中旬以降に市役所ロビー・学習センター・鎌倉芸術館で配布する応募要項をご覧ください。
〈県指定〉史跡永福寺跡内経塚出土の経筒、水晶製数珠、白磁有蓋小壺(こつぼ)、木製櫛・鎌倉市教育委員会蔵
永福寺(ようふくじ)は、奥州(おうしゅう)合戦で命を落とした源義経(みなもとのよしつね)や藤原泰衡(ふじわらのやすひら)をはじめとする戦没者を供養するため、源頼朝(よりとも)が建久(けんきゅう)三年(一一九二)に建立した寺院です。鎌倉の都市づくりの中心となった鶴岡(つるがおか)八幡宮、頼朝の父・義朝(よしとも)の菩提(ぼだい)を弔った勝長寿院(しょうちゅうじゅいん)とともに、頼朝が造営した代表的な社寺の一つとして隆盛しました。しかし、室町時代に焼失し、以降は再建されず、後に廃寺(はいじ)となります。
昭和56年度~平成19年度に実施した発掘調査の結果、御堂の前面に大きな池があり、橋が架けられていたことなどが分かりました。浄土庭園(極楽浄土をこの世に再現することを目指して造られた庭園)を備えたその姿は、奥州合戦の際に、平泉藤原氏(奥州藤原氏)が建立した中尊寺などの伽藍(がらん)の壮麗さを目の当たりにした頼朝が、その様式を継承して建立したことが推測されます。鎌倉幕府の歴史書『吾妻鏡(あづまかがみ)』は、永福寺は「中尊寺二階大堂(大長寿院)を模していた」と伝えます。
さらに、永福寺の堂内を飾っていた金銅製の荘厳(しょうごんぐ)具や仏具、仏像や調度品などの漆(うるし)製品が見つかりました。中には、平泉との共通性がうかがえる螺鈿(らでん)細工などもあり、どれも往時の永福寺堂内の壮麗さを伝えています。
また、永福寺の正面に位置する山頂からは、経塚(きょうづか)(経典を経筒などに納めて土に埋めた場所)が発見され、経筒(きょうづつ)の外容器とみられる渥美窯(あつみよう)産の甕(かめ)と片口鉢、銅製の経筒、水晶製数珠、木製櫛(くし)など、数々の埋納品が出土しました。
経塚や堂内を飾った荘厳具をはじめとする出土品は、6月21日(土曜日)まで鎌倉歴史文化交流館で開催中の企画展「平泉から鎌倉へ―兵どもが夢の先―」で公開しています。同展では、史跡永福寺跡の出土品(約40点)のほか、平泉の出土品(約80点)も展示しています。
平泉と鎌倉の出土品が一堂に会するこの機会に、鎌倉へと継承された「平泉の兵どもの夢」をぜひご覧ください。
【鎌倉歴史文化交流館】
鎌倉国宝館・鎌倉歴史文化交流館・鏑木清方記念美術館・川喜多映画記念館(映画鑑賞料金は除く)の観覧料などが無料です。
入館時に身分証などを提示してください。
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